エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

寒木瓜

2018年01月14日 | ポエム
寒木瓜は、バラ科である。
なるほどそう云われて良く見ると、枝に棘のようなものがある。
棘の残滓、である。



植垣に、冬季に色を見せる。
気持ちがほっとするのだ。

決して、惚けてはいない。







「寒木瓜の先に見据える息づかい」







寒木瓜は、何気なく見過ごしてしまうけれど・・・。
いつも視線の片隅にある。



そんな花である。
時として、ごつっとした木瓜の実をつける。
それもご愛嬌、である。


      荒 野人


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