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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

かそけきスイートピーの花よ

2010年04月22日 | 日記
今日はまるで冬である。
氷雨が降り続き、街は煙っているようだ。

帰宅時、ふっと見上げる空から白い真綿の混じった雨が降っていた。
吐く息が白く伸びた。

スイートピーのかそけき花が雨に垂れ込められているのである。



淡く薄き花弁が雨に濡れている風情は、悲しい。

花言葉は「愛の愉しみ」「優美」「門出」「思い出」である。
深い花言葉である。

映画などでは「赤い薔薇」の花束で愛を告白するのが定番だけれど「スイートピー」の花束のほうが優しいではないか!

スイートピーはまた、3月20日と4月21日の誕生花でもある。



スイートピーは地中海沿岸が原産地である。
ロマンチックではないか。

青い海、白い壁、温暖な気候・・・そして穏やかな人々がそのイメージである。



赤いスイートピーという楽曲があった。
松田聖子が歌った。

いまでこそ赤いスイートピーがあるけれど、この歌が流行った時期は赤いスイートピーの花は無かったのである。

歌詞の一番は、環境が叫ばれる今は馴染まないのである。
タバコの匂いが洋服からしてくるとある。

二番の歌詞は心に沁みてくるのである。

    四月の雨に降られて 駅のベンチで二人
    他に人影も無くて 不意に気まずくなる
    何故 あなたが時計を
    チラッと見るたび 泣きそうな
    気分になるの? I will follow you
    翼の生えたブーツで I will follow you
    あなたと同じ青春 走ってゆきたいの
    線路の脇のつぼみは 赤いスイートピー

    好きよ今日まで 逢った誰より
    I will follow you あなたの生き方が好き
    このまま帰れない 帰れない
    心に春が来た日は 赤いスイートピー
 
今日、雨に打たれたスイートピーを眺めていて何故か感傷的になってしまったのである。




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                     荒野人



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