エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ラベンダー

2016年05月04日 | ポエム
ラベンダーと云えば、北海道のラベンダー畑がすぐ思い起こされる。
富良野の丘陵全体を覆い尽くし、且つ流線型の模様が見事である。



けれど、ラベンダーは楚々としてあっても感動する。
すっと、手の平を丸めて柔らかく上に抜いてゆく。
手の平にラベンダーの香りが移って、しばらくは香りが楽しめる。



ぼくは、ラベンダーをそっと撫でる行為が大好きである。
その移り香が、心を鎮めてくれるのである。



いつものカフェの外のテーブルの脇には、ラベンダーが植栽されている。
だから、と云っては可笑しいけれど虫が寄ってこないのだ。
ぼくは、虫に刺されることが多い。
蚊は、天敵である。

最近購入した帽子は「防虫加工」されているものだ。
だから、このラベンダー傍の場所はぼくのお好みなのである。







「揺れるほど鎮まりかえるラベンダー」







ラベンダーの花言葉は・・・。
「優美」「許しあう愛」「期待、幸せが来る」「沈黙」である。



そうなのか・・・。
では、きみにラベンダーを送ろう。



許し合う愛、それはぼくの句友の多くが抱くパトスであると理解しているのである。



ラベンダーは、香りも揺れ姿も優美である。



      荒 野人


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