エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

古代蓮~ひたすらに

2009年07月05日 | 日記
行田の「古代蓮の里」はそろそろ見頃が終わります。



この蓮は「行田蓮」と呼ばれています。
この種子は、全国に配られ遺跡を中心に花を咲かせています。



この古代蓮は、公園にほど近い公共施設の建設工事の際、出土した種子が自然発芽し、開花したものです。
地中の種子が大量に自然発芽した例は稀で、行田市では天然記念物に指定し保護しています。
6月中旬から、8月中旬にかけて濃いピンク色の花が、蓮池一面に咲きます。
花弁の数が少ない原始的な形態を持つ行田蓮は約1400~3000年前の蓮であると言われています。

と行田市の説明です。

   

これが古代の色なんですね。

想像してみて下さい。
この花が咲いている水辺で、古代の人々が素焼の土器で米を炊き、肉を茹で、暮らしていたんです。

しかも食べるものは、現在のようなものではなく、自然のまま。

なんと、豊かな食生活。

羨ましいです。


ぼくも、自然食品、有機農法の野菜を食べていますが。
比較になりませんね。


悠久の歴史ドラマがこの花に潜んでいます。

この花を、あの卑弥呼も漢倭国王も見ていたんです。
あの、赤壁で戦った劉備も曹操も見ていたんです。
縄文時代の人々もこの花を愛で、慈しんでいたに違いないのです。

そうそうクレオパトラの庭園にもスイレンがありましたね。
きっと蓮の花も愛したでしょう。

カエサルとアントニーを愛したように。

ロマンを感じるではありませんか!




デジタルブックにしました。
ご覧になって下さい。
ただひたすら古代蓮ですが・・・。



古代蓮~ひたすらに








次の機会に、様々な蓮の花を紹介します。
蓮花のネーミングもなかなか面白いものがあります。





にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村

                         荒野人




最新の画像もっと見る

4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
古代ハス (ささゆり)
2009-07-05 07:42:37
古代ハスは大賀ハスの子孫かと思っていたら、
行田のハスは古代から眠っていた種が自然発芽した物だそうですね。
生命力が強いわ~
淤泥より出でて染まらず、清漣に濯はれて妖ならず、と讃えられるのがわかる花姿で、ほんとうにきれいです!!
返信する
ささゆりさんへ! (荒野人)
2009-07-05 08:02:37
おっしゃる通りですね。
なんと逞しい生命力でしょうか。

しかも、とても奇麗な色です。
写真になってしまうと、鮮やか過ぎ!です。

本当の花は、もっと「しとやか」です。

昨日は楽しい「お出かけ」でした。
返信する
古代蓮 (素浪人)
2009-07-05 10:02:12
すばらしいですね。なんと、夢のような美しさ。
数千年の歴史を伝えてくださり、ありがとうございます。いつも、楽しみに拝見していますよ。
返信する
素浪人さんへ! (荒野人)
2009-07-05 10:41:24
コメント有難うございます。
素晴らしい・・・夢のような美しさでした。

それにしても、生命力の逞しさを痛感しました。

いつもご訪問頂いているとの事。
感謝申し上げます。

とても嬉しかったし、励みになりました。
これからもよろしくお願いいたします。

もう一度・・・とても嬉しかったです。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。