エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

えごの花

2014年06月01日 | ポエム
えごの花が終わった。



無数に花が付いていた。
しかも、なかなかに色白な美人であった。







「儚さの白さの中やえごの花」







花弁は真っ白。
蕊は見事なまでに黄色い。
そのコントラストが良い。



しかも、花はそれこそ無数と言って良い。
いくら散っても、花が絶えることもなさそうである。

その無限といった佇まいも良い。



はらはらと落ちる花。
舗道を染めいく花の命が愛おしいのだ。
落ちる、色が変わる、遠慮会釈なく車輪が踏みしだいていく。



その儚さが、良い。




       荒 野人


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