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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

季節のメリハリに感謝

2010年01月04日 | 日記
南の島から帰ってきたのだけれど、日本の冬の寒さに凍えつつも季節のメリハリに感謝したい気分になっている。

南の島は、確かに穏やかでのんびりとして・・・気を緩ませてくれるけれど一年中そうであって変化が無いのである。

言い換えれば緩みっぱなしになってしまうのだ。

いま我が家の近くには、寒さに耐えて咲く花たちが色彩を競っている。



ピンクの侘助である。
咲ききれない・・・花弁を開ききれない、しかし彼の固有の咲き方でぼくたちの眼を楽しませてくれる。
ひっそりした佇まいが「わびさび」を感じさせるのである。



陽だまりに咲く「ほとけのざ」である。
本当は春の七草である。
今咲く花ではないのである。

花が仏の座に乗っているように見えることからそう名づけられた。



「花かんざし」である。
いま花屋さんで一番の売りとなっているはずである。
確かに緑の黒髪に簪(かんざし)のように花が咲いている。

艶やかな花である。

そして真っ盛りからそろそろ終わりつつあるのは、寒椿の群れを成して咲く木々である。



こうした花の光芒は、季節のメリハリがもたらしてくれるのである。
四季のある日本だからこその審美眼は、ここから磨かれるのだ。

オリエンタルとは、やはり四季夫々の特徴から紡(つむ)がれる美である。



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                     荒野人

水平線の向こうへ!

2010年01月04日 | 旅行
水平線という存在は、男も女も共通してロマンを感じるものだ。
あの向こうに何があるのだろうか?と考えるだけでも楽しいではないか。



サンゴ礁で外海と隔てられているから波が穏やかに~たゆたう~のである。




       水平線の向こうへ


   どこまでも線を引いてごらん
   その線は
   いつか必ず
   あなたの人生とつながってくるのだ

   水平に線を引いてごらん
   その引いた線から
   スッと退がってみると
   地球の丸みが見えてくるのだ

   水平な線の向こうに
   鮮やかな虹がかかり
   やがてあなたは
   自分の開かれた未来をみるのだ

   水平線の向こうから
   ヨットのマストが覗くころ
   ぼくは茜色の夕焼けと一緒に
   あなたのもとに戻るのだ

   水平線が茜(あかね)色に染まり
   水平線があなたとぼくを分かつとしても
   水平線に畏怖(いふ)し膝(ひざ)まづき
   水平線に許しを乞おう

   あなたとぼくを
   分かつな
   と
   水平線に祈ろう

   ぼくはあなたの手を引いて
   水平線の彼方へと
   走り続けるのだ
   水平線の向こうに夢見て




新年の夢は、実現するのだろうか。
大きな期待と夢が詰まっているのである。

弾(はじ)けてはならない!
と決意している年頭である。




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