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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

岸田内閣・政権末期~首相「税金の増収分を国民に還元します」、財務大臣「増収分はすべて使っています」……

2023年11月10日 | 事件・出来事
 岸田文雄内閣がツッコミどころ満載だ。

 岸田首相「税金の増収分を減税で国民に還元します」
 財務大臣「増収分はすでに使っています」←何これ?

 神田憲次財務副大臣
 神田氏が代表取締役を務める会社で税金を4回滞納。
 差し押さえを喰らう。←徴税をつかさどる財務副大臣なのに!

 柿沢未途法務副大臣
 江東区の区長選で公職選挙法違反を指南←法律をつかさどる法務副大臣なのに!

 山田太郎文部科学政務官
 20代女性と不倫。山田氏はお金のやりとりは否定←道徳を教える文部科学省のナンバー3なのに!
 ………………………………………………………

 岸田内閣、もはや末期的な状況である。

 減税に関しては財源の根拠もなく話していたのか?
 異次元の少子化対策の予算といい、財源を後から考えるのが好きだねえ。
 つーか取ることばかり考えないで、予算の削減・見直しをしろよ。
 とりあえず大阪万博の木造リングをなくせば350億(国の負担は1/3だから約120億)浮くぞ!

 神田、柿沢副大臣、山田政務官に関しては、ため息が出る。
 特に神田財務副大臣。
 4回も滞納で差し押さえを喰らうってことはミスじゃないぞ。確信犯だろう。
 それでよく国民に税金を払えって言えるな。

 その他、岸田首相は「消費税減税」をまったく検討しなかったらしい。
 経済対策なんだから普通はあらゆる可能性を検討するよな。
 消費税減税も検討して、プラスマイナスを考えて、
「やっぱり消費税減税はマイナスが大きい」と判断したのならまだ理解できる。
 しかし検討もしていなかったなんて……。
 要は財務省が嫌がるからだろう。
 一度下げたら上げる時に大変だから。
 要は財務省の言いなり。

 財源の根拠なき政策といい、政府の人事といい、予算削減の意思のなさといい、
 岸田首相、あなた、何も考えていないだろう?
 要は誰かの言われるまま。

 ちなみに岸田内閣では次のことが検討されているらしい。
・扶養控除の見直し
・年金支払い65歳まで延長
 これをやったら他国では暴動が起きるぞ。

 岸田首相はほんと鈍感。
 やることなすことすべてに批判を浴びても、閣僚が不祥事を起こしても何も響かない。
 支持率20%台で、国民にすべてを見透かされているのに何も感じない。
 かろうじて「増税メガネ」が響いた様子。
 この鈍感さは国民にとって不幸である。

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「戦争を知らない子供たち」 杉田二郎~お花畑と言うなかれ。今こそ平和の歌を口ずさもう!

2023年11月08日 | その他
 杉田二郎(ジローズ)の「戦争を知らない子供たち」

 世界に「戦争を知らない子供たち」がいることは素晴しいことなのだ。
 ガザで悲惨な目に遭っている子供たちを見ているとつくづくそう思う。

 大人たちよ、戦争をやめよう。
 大人たちよ、戦争をあおるな。
 大人たちよ、戦争を嬉々として語るな。

 では僕たちは何をするか?
 平和の歌を口ずさんでいこう。
 花びらが好きで青空が好きな人たちといっしょに歩いていこう。
 これをお花畑と言うなかれ。

 この曲が発表されたのは1971年。
 1945年に戦争が終わり、その記憶が薄れ、ベトナム反戦運動も落ち着いて来た頃だ。
 それゆえ反戦歌としてはすこしマイルドになっている。
 でも、このゆるさがどこか心地いい。
 世界がやさしくなっている気がする。

 みんなとつながって平和の歌を歌う。
 今、必要なのはこれなのかもしれない。


※動画はこちら
 戦争を知らない子供たち【杉田二郎】(YouTube)

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どうする家康 第42回「天下分け目」~小山評定、伏見城落城、上田城の攻防、調略戦など、見所満載だった!

2023年11月06日 | 大河ドラマ・時代劇
 見せ場てんこもりだ!

 まずは小山評定。
 家康(松本潤)がアジる。
「留守を狙って妻子に刃を向ける輩に天下を任せられようか!?」
 その前に、このような事態になってしまったことを謝ることも忘れない。
 帰りたい者は帰っていい、と語り、懐の大きさを見せる。
「天下安寧」のためという大義も掲げる。
 これに応じて〝仕込み〟の福島正則(深水元基)が立ち上がる。
 山内一豊(山丸親也)も名乗り出る。
 これを受けて家康は、
「石田三成に代わり我らが天下を取る! 皆の者かかれえ!」

 事にあたるに「空気」づくりは大事なんですね。
 人は「空気」や「情」で動く。
 これを仕組んだのは本多正信(松山ケンイチ)。
 正信はクールですね。
 どんな逆境でも「空気」や「情」に流されず、他人事のように物を言う。
 これ、実にカッコイイ。

 そして、今作では欠かせない家臣との交流話。
 天下分け目を前に平岩親吉(岡部大)も積年の思いを語った。
「欣求穢土浄土。この世を極楽浄土にいたしましょう」
 ………………………………………………………………………

 ふたつめは調略戦。
「このいくさ、どちらは多くを味方につけるかで決まる」
 各大名に書状を書く家康。
 三成(中村七之助)も書状書きに勤しんでいた。
 いくさは戦う前から始まっている。

 一方、大名たちはどうかと言うと──
「いくさと言えば徳川じゃ。どちらにも転べるようにしておけ」
 と日和見。
 三河軍団最強伝説が功を奏しているのが面白い。
 家康寄りの大名もいて
「家康は気前がいい。三成は家康を糾弾するばかりだ」
 家康の方が人の心を知っている。
 人は利で動き、理念では動かないのだ。
 それを体現していたのが秀吉(ムロツヨシ)だったが、三成は秀吉の下で何を学んでいたのか?

 岐阜城を福島正則、黒田長政(阿部進之介)が落としたことも、家康側の権謀だった。
「これで黒田、福島が味方につくと世に知らしめた」
 ………………………………………………………………………

 しかし、すべてが家康有利で動いていたわけではない。

 まずは鳥居元忠(音尾琢真)が守る伏見城が落ちた。
 守兵は2000。いくら秀吉が築いた堅固な城でも数の力にはかなわない。
 死にあたって元忠は
「ようやくわしの番が来たんじゃ。うれしいのう」
 妻・千代(古川琴音)も
「わたしもようやく死に場所を得た。有難う存じます、旦那様」

 この時代の人は常に「死」を意識して生きていたようだ。
 いかに死ぬか?
 人生をどう終わらせるべきか?
 平和な時代に生きる人間には見えにくい視点だが、いろいろ考えてみたい。
 まあ、ほとんどの死は無意味で劇的でもないものだと思うが。

 そして真田。
 信幸(吉村界人)を徳川につけ、昌幸(佐藤浩市)、信繁(日向亘)は豊臣に。
 ここにも生き残りを賭けた深謀遠慮があるが、昌幸はこれを愉しんでいる様子。
 実際、本多正信、榊原康政(杉野遥亮)を出し抜いて秀忠(森崎ウィン)を足止めした。
 秀忠は「真田の蜘蛛の糸」に絡め取られた。

 そして秀忠遅参の新解釈。
 遅参の原因は家康の書状が届くのが遅れたから。
 遅れたのは書状を奪われたから。
 この書状を奪ったのは真田の忍。
 面白い解釈だと思う。
 今までの遅参の解釈は、秀忠が上田城を落とすことにこだわったから、というものだったが、
 秀忠がいくら凡将とはいえ、本多正信、榊原康政がいたのにそうしてしまうのは無理がある。
 これなら正信と康政が「してやられて」も智将のイメージに大きなダメージはない。

 いずれにしてもこれで徳川の本軍が関ヶ原に間に合わなくなった。
 しかし三成側も同様だった。
 毛利輝元(吹越満)は「後は任せる」と言って大坂城を出なかった。
 茶々(北川景子)も「秀頼を出す用意がある」と言っていたが……。

 密度の濃い見所満載の回だった。
 本多忠勝の娘・稲(鳴海唯)と昌幸の駆け引きも見応えがあったし。

 毎回同じ結論になるが、さまざまな思いが渦巻く関ヶ原はやはり面白い。
 前回は家康と三成の物語だったが、今回はまわりの人たちの物語が描かれた。

コメント (2)
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本日、アニメ『進撃の巨人』最終回!~エレンは憎悪と宿命から解き放たれて自由な世界へ行けるのか?

2023年11月04日 | コミック・アニメ・特撮
 本日、アニメ『進撃の巨人』の最終回がオンエアされる。
 11月4日 24時 NHK総合。85分。
 第1話放送から10年。
 こんなに待ちに待った最終回があるだろうか。
「俺たちが夢見た巨人のいない世界はあきれるほどおめでたい理想の世界だったはずだ」
「ここは絶対に通さねえ!」
「わたしは強い……ので、いくらかかって来ようと!」
「本当に地獄が好きなんだな、エレン。いいよ、最後まで戦ってやるよ!」
「いってらっしゃい、エレン」
 これはリアタイするしかないですね。

 ぶつかり合う登場人物たち。
 その背後には憎悪、愛、怒り、哀しみ、祈り、許しなど、さまざまな感情がある。
 随所に張り巡らされた伏線。
 何気ないワンカットが後の伏線になっていたりして見逃せない。
 そして登場人物たちの共感。
 最終回は共感に向かって進んで行くのだろう。
 それは同時に憎悪から解き放たれた自由な世界。
 そして心の静寂──
 
 前回マーレの指揮官は迫り来る「進撃の巨人」を見て、こう語った。
「憎悪があの巨人を生んだ。われわれが与えた憎悪をあの巨人は返しに来た」

 このせりふで思い出されるのは、
 現在おこなわれているイスラエルとガザの悲惨な戦闘だ。
 エレンたちエルディア人はその迫害の歴史からユダヤの人々に例えられる。
 一方、壁に閉じ込められているガザのパレスチナの人々であるとも言える。
 こんなふうにさまざまに解釈できるのがフィクションの力だ。
「進撃の巨人」のテーマが普遍的である証拠でもある。
 いずれにしても憎しみは憎しみを呼び、憎悪は増幅する。
 これがエレンだ。
 進撃の巨人だ。

 事前告知に拠ると原作の諫山創先生は今回のアニメ最終回のためにラストのネームを変えたらしい。
 さて、どのように変わるのか?

 今回の最終回はnetfliexなどで世界同時配信されるらしい。
 YouTubeの「進撃の巨人」最終回PVにはすでに世界中からコメントが寄せられている。
 これで「憎しみの連鎖を停めよう」という声が世界中からあがるといいのだけれど。


※関連映像はこちらを選びました。
 1期~完結編前編までを『心臓を捧げよ!』で振り返る【進撃の巨人】(YouTube)
『進撃の巨人』愛にあふれた動画だ。
 苦悩するリヴァイをバックにサシャら今まで死んでいった仲間たちの姿が……!
 ラストの間奏パートでは第1話~87話までのサブタイトルが……!
 そしてハンジさんの死から「心臓を捧げよ」←ここでファンはノックアウトされる!

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れいわ新選組・山本太郎の国会質問がすごい!~霞ヶ関の官僚に「日本がいかに衰退したか」を答弁させた!(動画あり)

2023年11月02日 | れいわ新選組
 昨日(11/1)のれいわ新選組・山本太郎の国会質問が話題になっている。
 冒頭、岸田首相に「増税メガネと呼ばれる政治家がいる。誰の呼び名かご存じか」
 首相が「自分のことだと存じ上げている」と答えると、
「このニックネームが増税クソメガネと進化した政治家がいる。誰のことかご存じか」
 とさらに畳みかけるように質問。
 これでネットは大盛り上がり!
 話のつかみは十分ですね。
 首相を擁護する声として「いじめじゃないか」という批判もあったようだが、
 いやいや岸田さんは総理大臣。日本で一番の権力を持っている人物だ。

 さて中盤。
 岸田首相の現状認識があきらかになった。
 要約すると、首相の認識は次のようなものらしい。
「今は大きな変化が起きつつある」
「賃上げもおこなわれた。来年、再来年ともっと良くなっていくだろう」
「来年、再来年、賃金が物価上昇より上まわる」
「ただ今は戦争などの影響で物価高騰が起きている」
「その物価高騰に対応するため、今回の経済対策を打った」

 ううん、どうなんだろう?
 本当に物価上昇を上まわるような賃上げがなされるのか?
 首相は内閣府や一部の経済学者の分析をもとにしているらしいが、本当かね?
 ここに政府と国民の大きな認識のギャップがある。
 政府がお花畑な認識の上に立っているから経済対策も間違ったものになっているんじゃないの?
 大企業は可能かもしれないが、中小企業は物価を上まわる賃上げなんかできるのかね?

 終盤。
 山本太郎は「消費税をなくすこと」と「現金給付」が一番の経済対策であることを説き、
 この30年間、いかに日本が衰退したかを「霞ヶ関の官僚に答弁させて」あきらかにしている。

「霞ヶ関の官僚に日本の衰退について答弁させる」
 これが山本太郎のしたたかな所だ。
 質問されて官僚は「日本衰退の客観的なデータ」を読み上げる。
「客観的なデータ」だから誤魔化すことができない。
 政府にとってマイナスなことも言ってしまう。
 こうしたやりとりが続き、日本がこの30年間衰退してきたことがあきらかになる。
 消費税が法人税減税に使われたり、
 大企業の内部留保が過去最大になっていることもあきらかに。
 日本の資産家の数がアメリカに次いで世界2位であることは今回初めて知ったわ。

 そしてまとめ。
 山本太郎は、日本衰退の原因が「自民党政治」にあったことを語る。
 その原因は「財務省、経団連の声を聴きすぎたこと」にあることを語る。

 実に見事でエキサイティングな26分の国会質問だった。
 山本太郎は忖度せず、空気を読まない。常にストレートで的確だ。
 ただ、この言葉が首相にどれくらい届いたのだろう?
 鈍感力だけはすごい人だからな……。


※動画はこちら
 山本太郎の国会質問!参議院・予算委員会(2023年11月1日)YouTube
 後半17分くらいからの官僚に連続答弁させるくだりが見物です!

コメント (9)
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「コタツがない家」「ゆりあ先生の赤い糸」~「介護」「不倫」「生産性」「LGBT」といったテーマを扱った令和のファミリードラマ!

2023年11月01日 | ホームドラマ
 秋ドラマでは「コタツがない家」と「ゆりあ先生の赤い糸」が人気らしい。
 いずれも奮闘する女性の物語だ。

「コタツがない家」の深堀万里江(小池栄子)はやり手のウエディングプランナー。
 だが、家に帰れば、
・描けなくなって、毎日ウダウダしている漫画家の夫、悠作(吉岡秀隆)
・アイドルを目指したり、大学進学を否定したりして道に迷っている息子の順基(作間龍斗)
・詐欺で無一文になった、プライドだけが高い元エリート商社マンの父・達男(小林薫)
・ネコのチョーさん がいる。
 いずれも現状、どうしようもない男たちだ。
 だが、万里江は彼らを否定しない。
 文句言ったり、怒ったりするが、最終的には彼らを受け入れている。
 苦労させられるが、彼らとの生活が楽しいのだ。
 時折、心を通わせる瞬間があったりして心地よさもある。
 どうしようもない男たちは「効率や生産性を求める現代社会」へのアンチテーゼでもある。
 ……………………………………………………………

「ゆりあ先生の赤い糸」の伊沢ゆりあ(菅野美穂)は主婦で刺繡教室の先生。
 ゆりあの苦労は「コタツがない家」の万里江どころではない。
 とんでもなくメチャクチャなのだ!
・夫、吾良(ごろう・田中哲司)はくも膜下出血で倒れて意識がなく要介護状態。
・箭内稟久(やない りく・鈴鹿央士)は五良の彼氏!←不倫相手その1
・小山田みちる(松岡茉優)は五良の彼女!←不倫相手その2
・小山田まに(白山乃愛)とみのん(田村海夏)はみちるの娘。五良のことを『パパ』と呼ぶ。
・節子(三田佳子)は五良の母で、認知症気味。昼食、夕食のことばかり気にしている。
・志生里(しおり・宮澤エマ)は吾良の妹。
 母の世話も兄の介護も自分の飼っていた小鳥の世話もゆりあに任せ切っている。
・蘭(吉瀬美智子)はゆりあの姉でメチャクチャなゆりあの生活を傍観者として愉しんでいる。

 ゆりあ先生、すごいですね。笑
 介護だけでも大変なのに、
 認知症気味の義理の母がいて、
 夫の彼氏がいて、
 夫の彼女がいて、
 その彼女には娘がふたりして、
 無責任な義理の妹とその小鳥と、茶化して愉しむ傍観者の姉がいて。
 しかし、ゆりあは負けない!
「おまえらまとめて全部愛してやる!」
 これらを全部受け入れた!

 もちろんくじけることはたびたびある。
 そんな時、頼りになるのは、
 亡き父の生き様と、いろいろ助けてくれる便利屋の伴優弥(木戸大聖)だ。
 …………………………………………………………………

「コタツがない家」の万里江、「赤い糸」のゆりあ。
 いずれもたくましい女性たちだ、
 大きな愛の持ち主でもある。
 それに比べて、男たちのダメダメなことよ……笑

「介護」「認知症」「不倫」「LGBT」「生産性」「子供おじ」といった重いテーマを扱いながら、
 コメディタッチで描いている所が素晴しい!

「コタツがない家」「ゆりあ先生」は令和のファミリードラマだ。
「サザエさん」の素朴な時代はもはや遠くなってしまったんですね。

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