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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

森友・加計に続く、第三の事件に発展するか?~補助金詐欺でスーパーコンピューター開発会社社長逮捕!

2017年12月13日 | 事件・出来事
 森友・加計に続く、第三の疑獄事件に発展するか?

 東京地検特捜部が、スーパーコンピューター開発会社ペジー・コンピューティング社の社長らを詐欺容疑で逮捕したのだ。
 容疑は、経費を水増しして経済産業省が管轄する団体から補助金4億3千万円余りを騙し取ったこと。
 ペジー・コンピューティングは、この他にも事業を立ち上げ、今年度中に総額35億2400万円の助成金を受け取る予定だったらしい。

 補助金35億2400万か。
 まあ、この金額をすべて懐に入れるわけではないだろうが、間を抜いて裏金にして政治家に環流させるっていうことは考えられるよな~。

 僕が思うに、最近の政治家のトレンドは補助金を懐に入れること。
 お友達に補助金を渡して事業をやらせて、お友達からキックバックさせる。
 加計学園問題の本質はこれだと思っている。
 現に校舎建設をおこなっているアイサワ工業は自民党の藍沢一郎議員の親戚が経営している会社。
 地元の市民団体や建築家からは建設費が高すぎるという指摘も出ている。

 で、今回のペジー社の件が、なぜ政治家絡みと思うかというと、官邸に近いジャーナリストの山口敬之が同社の顧問をしているからだ。
 山口敬之と言えば、官邸の圧力でレイプ事件の逮捕を免れたと言われているジャーナリスト。
 そんな山口はペジー社から報酬を受け取り、ホテル「ザ・キャピトルレジデンス東急」内に豪華な事務所を提供されている。
 スーパーコンピュータの専門家でもない山口がどうしてこんな良い待遇を受けるのか?
 官邸に近いからではないのか?

 さて、面白くなって来ました。

 元通産官僚の古賀茂明氏は言う。
「霞が関では、PEZY社といえば麻生財務相というのは常識のようだ。
 麻生氏が同社に相当入れ込んでいるということは有名で、仮にPEZY社から補助金申請などがあれば、それは麻生案件だと官僚は認識してしまうそうである」

 古賀氏は官僚の〝忖度〟を匂わせているが、政治家の口利きの可能性も大いにあり得る。
 まあ、麻生クラスになると簡単に尻尾は出さないだろうけどね。
 東京地検がどこまで迫れるか?
 甘利明の斡旋利得には日和ったからな~。
 でも、今度は金額が「35億」(←ブルゾンちえみ)だぞ。
 とてつもなく大きなヤマ。
 …………

 ペジー社とは別にこんな事件も最近起こった。

 東京地検特捜部が中央リニア新幹線の建設工事をめぐり、不正受注容疑で大手ゼネコン大林組を家宅捜査。
 何と、大林組が、発注元のJR東海側から、非公表の見積価格に関する情報を聞き出したらしいのだ。

 また出ましたね、安倍晋三絡み。
 リニア建設をしているJR東海の名誉会長・葛西敬之氏は安倍晋三氏の友人。
 大林組も安倍に近い。
 安倍晋三、葛西敬之、大林組の3人がリニア利権でひと儲けって図式かね?

 まあ、何でもかんでも安倍に結びつけるな、って批判が来そうだけど、安倍絡みの案件が、
・森友
・加計
・ペジー社(スパコン)
・リニア
 と、4つもある。
 どうして、こうした案件にいつも安倍さんが登場するんだろう?
 掘れば、もっと他にも出てくるかもしれない。

 何度も書くけど、権力は腐る。
 そして安倍晋三は長く権力を持ちすぎた。

 さて、東京地検はペジー社、リニアの案件で、どこまで迫れるか?
 圧力に負けず、政治家まで行って検察の矜恃を見せてほしい。

 一方、森友問題の大阪地検は何をやってるの?
 相変わらず忖度ですか?


※参照記事
 古賀茂明「東京地検のスパコン詐欺事件は、安倍政権に飛び火するか、それとも忖度で終わるか」(アエラDOT)


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おんな城主直虎 第49回~残念! 本能寺は描かず、伊賀越えはギャグ。

2017年12月11日 | 大河ドラマ・時代劇
 結局、脚本・森下佳子さんは〝家康殺害説〟をとらなかったのか。
 信長(市川海老蔵)は家康(阿部サダヲ)を殺害しようとしていたというのは明智光秀(光石研)のウソ。
 光秀が信長を無防備にするために仕組んだことだった。

 この光秀の策略に家康は乗せられてしまったわけだが、最終的には見破った。
「そもそも織田様がわれらを殺すという策などないのではないか?
 織田様はただ、われらを招いただけ」

 実際、信長は地味な家康に〝箔をつける〟ために、名器の茶碗も用意するなど、過剰な接待をおこなっていた。
 ただ魔王・信長が自ら膳を運んでくれたら怖いよね。
 絶対、裏に何かがあると疑い、やられる前にやらなくては、と思ってしまう。
 疑心暗鬼のもたらす悲喜劇だ。
 一方、そう思われてしまう信長は孤独だよな~。
「そなたたちをねぎらいたいのじゃ。どうかもてなしにつき合うてもらいたい」
 なんて、せりふも泣けてくる。

 さて、真相を見抜いた後の家康。
 本能寺の変の混乱の中、織田が勝っても明智が勝っても生き残れる策をとる。
 つまり、穴山信君の所領を守るという理由で、〝どちらにも荷担しない〟という姿勢だ。
 出ました!
 この作品の〝可能な限りいくさを避ける〟という非戦の思想!
 しかし、家康はしたたかさも見せてきた。
「徳川はこれから空城を奪うことに徹する!」
 戦わずして利益を得て、最終的に勝つ。
 これが徳川家の基本方針。

 で、伊賀越え。
 ここをギャグにしちゃったのか~。
 せっかくいい感じに盛り上がっていたのに、もったいない。
 それまでの虚実の入り交じった心理戦が台無しに。

 本能寺も見せてよ~。
 信長の孤独を描いたのだから、最期の心情を描いてほしかった。
 謀反を知って、信長が何を語るのかは重要だよ。

「本能寺が変」などのサブタイトルもそうだけど、この作品、結構、軽くなるんだよな~。
 で、その軽さが活きていない。
 軽さに徹するならそれはそれでいいんだけど、政次(高橋一生)の件とか重いエピソードも入れてくるし。
 軽さの挟み込み方は、やはり三谷幸喜さんが上手いよな~。

 次回は最終回。
 直虎(柴咲コウ)は元気です。
 ネットでウワサされているように、これは龍雲丸(柳楽優弥)と海外に行くパターンかな?
 主人公が最終回で死なないという大河史上初めての試み。

 ラストは盛り上げて上手くまとめてほしい。
 今のままだと、直虎も万千代(菅田将暉)もすべてが中途半端。
 今回の直虎の描写を見ていると、作家が直虎をどう扱っていいか困ってる感じもする。
 本多忠勝(髙嶋政宏)の一目惚れもどうなったのか?

コメント (14)
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森友問題、これで詰みか?~4年前の土地評価調書が見つかる。昭恵夫人の関与を示唆する証言も!

2017年12月08日 | 事件・出来事
 森友問題はすでに詰んでいる。

 自由党の森ゆうこ議員は、ついにあの土地の評価調書を財務省に提出させた。
 とは言っても、4年前のものだ。
 4年前にある法人があの土地を買いたいという申請を出して財務省が作成したもの。
 籠池氏のための評価調書は「失念して作らなかった」と財務省は弁明している。←なぜ、作らなかったの?(笑)

 この4年前の評価調書には面白い数字が書かれている。
 何とゴミの撤去費用が8437万円なのだ!
 一方、森友問題で財務省が主張しているゴミの撤去費用は、日本中が知っているとおり、8億円!
 何と10倍の違いである!
 同じ土地のゴミの撤去費用が、かたや8437万円で、かたや8億円!
 いくらなんでも違いすぎるだろう(笑)

 自由党・森ゆうこ議員は、山口敬之レイプ・不逮捕事件でも国会で厳しい追及をしているし、ほんと、いい人が議員として復活した。
 法案阻止のために議員だった元プロレスラーの大和田厚氏と格闘した武勇伝ももってる人だしね。
 こういう議員がもっと増えてほしい。
 …………

 共産党の宮本岳志議員は財務省の田村嘉啓国有財産審理室長にヒアリングをおこない、次の証言を引き出した。
 国会の国土交通委員会でのことだ。
「田村室長に直接聞いたが、安倍昭恵夫人付の谷査恵子ですと名乗った電話があって、学校に定期借地で貸してて借地料を介護施設くらいに下げてくれと依頼があった」

 アウトーーーーーッ!
 田村室長に関しては、籠池氏との交渉データも残されているし、完全にアウト!
 そんな田村室長が宮本議員に上記の話をしたのは〝トカゲのしっぽ切り〟を怖れたからか?
 だって、このままじゃ田村氏ひとりに責任を押しつけて終わりにされちゃうからね。

 衆議院議員の江田憲司氏が言ってたけど、こんな値引き、官僚の独断でするわけがないんだよね。
 何らかの圧力があったから動いた。
 さて、背後にいる政治家は誰だろう?
 安●ちゃんかな?

 というわけで、森友問題はすでに詰んでるんだよな。

 でも国会では、与党の反対があって証人喚問はできないし、財務省は書類を破棄したと言ってるし、もはや追及に限界がある。

 あとは司法・大阪地検なんだけど、彼らは何をやっているのか?
 安倍官邸に気を遣っているのか?
 籠池夫妻の4ヶ月拘留も問題だぞ。
 保釈はおろか家族の接見も許されないなんて。

 現在、この国の自浄能力が問われている。

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相棒16 「ドグマ」~法で裁けない悪事に対してテロをおこなった犯人。これに対して右京さんは……

2017年12月07日 | 推理・サスペンスドラマ
 真犯人は途中でわかっちゃいました。
 だって「正義のために手段を選ばない人」っていう前振りがあるんだもん。
 すべての情報を知りうる人は、あの人しかいないし。

 それ以外の点では、ほんとよくできていた、と思います。

 敵対するグループ両方に武器を売りつけて儲ける。
 <イランコントラ>とか、現実の歴史でも実際にある手法ですよね。

 武器製造企業のために、政府が捜査に圧力をかけるというのも現実にありそう。
 何しろ安倍内閣になって、武器を海外で売れるように閣議決定しちゃったからな~。
 これが安倍ちゃんにとっての「国策」なんだって。
 人殺しの道具で儲けるなんて卑しいことだと思うけど。
 そう言えば、僕たちの年金を運用しているGPIFはクラスター爆弾を製造している企業の株も買ってるんだよな。
 僕たちのお金がクラスター爆弾の製造に荷担している。
 これっていいのかね?

 僕はこの程度の疑問や怒りしか湧いてこないんだけど、今回の犯人は違っていた。
 武器製造企業やその加担者にとんでもない怒りを抱いていて、テロ殺人をおこなってしまった。
 理由は、彼らを法で裁けないから。
 こんな犯人に対して右京さんは叫ぶ。
「暴力による正義を僕は許しません!」

 とはいえ、犯人が主張するように〝法で裁けない悪事〟って、いっぱいあるんだよな~。
 森友・加計はうやむやになりそうだし、官邸に近いジャーナリスト山口敬之のレイプ事件は直前でストップがかかって逮捕を免れた。
 一時話題になった慶応のヤリサーのレイプ事件も、親に有力者がいるらしく、不起訴だって。
 この国の司法はどうなっているんだろう?
 みんな安倍ちゃんや権力者に〝忖度〟か?
 こういう不平等や理不尽が犯罪やテロを生んでいるんだよ。

 犯人の追い詰め方もよかった。
〝DOGMA〟を〝正義の掟〟と翻訳したことなどから犯人の思考やストイックな性格を分析し、「袖をめくって下さい」と言って見せた腕の入れ墨を証拠にして犯人に罪を認めさせた。
 これまでの〝想像〟や〝防犯カメラ〟による安易な特定よりはずっといい。

 犯人もストイックだから、植木職人など関係のない人を殺すことはしなかった。
 地獄蟻や拳銃を使うけれど、抑制された正義。
 それがラストの右京さんたちとのやりとりに繋がる。
 特命係は〝拳銃〟も〝手錠〟も持っていないんですね。
「暴力による正義を僕は許しません!」と主張する右京さんらしい。

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おんな城主直虎 第48回~おとわと家康の共感 「いくさを起こせぬような仕組みを敷いてしまえばいい」

2017年12月04日 | 大河ドラマ・時代劇
 いくさやはかりごとばかりの「嫌なこの世」を変える方策として、家康(阿部サダヲ)はこう語る。
「いくさを起こせぬような仕組みを敷いてしまえばいい」
 しかし、そんなことは非力な自分にはできないと諦めてもいる。
 そんな家康に対して、おとわ(柴咲コウ)はこう返す。
「やってみなければわかりますまい」
「変えられぬものなどありません」

 このシーン迫力があったな。
 政次(髙橋一生)を槍で突くシーンと共に、柴咲コウさんの最高の演技だったと思う。
 一年かけて描いてきた『おんな城主直虎』のまとめ的なシーンでもあるし。
 おとわにとっては、家康と同様に
 <いくさ><はかりごと><首><一年かけて育てた稲が一日で焼かれる世界><今日の味方が明日には敵になる世界>がイヤでしょうがないのだ。
「やってみなければわからない」
「変えられぬものなどない」
 というのも、この作品がずっと語ってきたこと。
 南渓和尚(小林薫)が「明日には今川屋敷が焼け落ちているかもしれぬ」と幼いおとわに語ったことは、次回、焼け落ちる本能寺でふたたび現実になるのだろう。
 まさに諸行無常である。
 …………

 人の憎しみということも考えさせられた。

 信長(市川海老蔵)にへりくだり、雅の世界に生きていた今川氏真(尾上松也)。
 相撲の余興では、今川家にとって屈辱的な桶狭間を思わせる演出もした。
 そんな氏真が心の奥底で燃やしていた信長への憎悪。
 桶狭間で父を殺し、信康の事件で瀬名(菜々緒)を殺した信長への憎しみ。
 氏真がずっと憎悪の気持ちを抱き続けていたかは定かでないが、くすぶっていた憎悪の炎が明智光秀(光石研)の誘いで再燃したことは確かだろう。

 まことに怖ろしきは、人の心。
 憎悪の気持ちは消えることはない。

 一方、これに対するおとわの反応が面白い。
 氏真同様、おとわにとっても、信長は、父や叔父、瀬名を殺した憎むべき相手。
 しかし、おとわはこう答える。
「仇は誰かと考えぬようにしております」

 おとわはやはり〝僧〟なんですよね。
 仏教では、怒りや憎悪の感情に執着せず捨てよ、と教える。
 …………

 さて、人の世から戦争をなくすにはどうしたらいいんでしょうね。
 ひとつは、家康のように、参勤交代のような戦争を起こせないシステムを作ってしまうこと。
 もうひとつは、おとわのように、怒りや憎しみの心を捨てること。
 あるいは徹底して戦争を避ける道を模索すること。

 この作品は、ほとんどいくさを描かない作品だったが、テーマとしては、しっかりいくさを描いている。

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先に生まれただけの僕 第8話~子供の夢がダメだった時のセーフティネットを考えてあげるのが親の役割ではないでしょうか?

2017年12月03日 | 学園・青春ドラマ
 今回はプロ棋士になりたい生徒・大和田達也(伊能佑之介)の話。

 プロ棋士になるのって大変なんですね。
 21歳までに初段にならないと、それで終わり。
 おまけに初段になれても、そこからプロとしてやっていけるのはさらに遠く、確立は0.1%!
 プロ棋士を目指すライバルたちは達也が学校で勉強をしている間も、将棋の研鑽を積んでいる。
 だから達也にしてみれば、学校や大学に行っている時間などない。

 一方、達也の親は0.1%の夢に賭けるなんて愚かだ、大学に進学して一般的な人生を歩んでほしいと考える。

 難しい問題だなぁ。
 僕ならこの方程式をどう解くだろう?
 鳴海の答えはこうだ。

 鳴海は次のように切り出した。
「僕は今回初めて知りましたけど、将棋の世界の人間は優しいなって思いました。
 だって21歳というタイムリミットを作って、やり直せるチャンスを与えてくれているんですから」

 僕は21歳のタイムリミットを「シビアだな~。非情だな~」と考えていたから、これには驚いた。
 でも、素晴らしい逆転の発想だ。
 そして、これをもとに出した結論が、

<21歳まで将棋三昧でがんばり、それでダメだったら棋士になることをあきらめて、大学に進学して一般的な道を歩む>

 確かに21歳から大学に入ることは可能だし、他人より少し遅れてしまうが、まだ十分にやり直せる。
 なかなかの名裁き。
 現実的な対処方法ですね。

 それでも異を唱える父親には、鳴海は次のようなことを言う。
「子供の夢がダメだった時のセーフティネットを考えてあげるのが親の役割ではないでしょうか?」

 セーフティネットと来たか。
 この場合のセーフティネットとは、将棋で挫折した子供に大学に入るなどの新たな道をつくってあげること。

 これだよな~。
 セーフティネットの考え方は、達也の親だけにあてはまることではない。
 社会全般に言える。
 失敗してもやり直せて、新しい道に進めるようにすること。
 これを社会全体でバックアップする。

 でも現在の日本の社会は失敗したら、それで終わりだからな~。
 結果、皆が守りに入って新しいものが生まれず、社会が活性化されない。
 安倍ちゃんは『一億総活躍社会』で同じようなことを言ってたけど、口ばかりで何も実現していない。
 自民党の基本方針は〝自己責任〟だしね。
 でも、失敗しても立ち直れるセーフティネットのしっかりした社会なら、この国の未来は明るい思うよ。
 そう言えば鳴海は教師の役割として、
「現実にル-ルや厳しさを教えながら、生徒に希望を与えること」
 と言っていたっけ。
 そう、〝希望〟ってセーフティネットのしっかりした社会から生まれるんだよな~。

 うん、この作品はいいな。
 僕は福田靖さんの脚本を今まであまり評価していなかったんだけど、この作品はいい。

 今回の内容を、親の世代や現役の子供たちはどう考えたのだろう?

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山口敬之レイプ揉み消し事件~国会での追及が始まった! 官邸・警察の腐敗を暴け!

2017年12月02日 | 事件・出来事
 安倍官邸と親しいジャーナリスト山口敬之が薬で女性をレイプし、官邸が圧力をかけて逮捕を見送ったとされる事件。

 この件について、国会で超党派の議員による追及チームが結成され、予算委員会では社民党の福島みずほ議員が、法務委員会では希望の党 柚木道義議員が質問をした。
 やっと被害者・詩織さんの訴えが国会に届いたというわけだ。

 一方、この件について与党自民党は大慌て。
 福島議員の質問に対し、
「(山口敬之に対する)人権侵害だ!」
「(検察審査会でも不起訴になったのだから)司法への介入だ!」
 とヤジを飛ばす。
 この件に触れられるのが、よほどマズいのだろうか?

 柚木議員の質問では、逮捕を止めたとされる当時の刑事部長・中村格を委員会に呼んだのに中村は出席拒否。
 法務委員会の議長はうろたえて、しどろもどろ。
 中村や与党にとって追及はよほどマズいことなのだろうか?

 まあ、そうだよね。
 この件は刑事ドラマのようにわかりやすい。
 権力に拠る事件や逮捕の揉み消しがドラマではなく現実におこなわれていたなんて!
 おまけにレイプしたジャーナリストは官邸に人脈があり、『総理』という安倍首相の本を書いた人物だ。
 森友・加計以上のスキャンダルになるだろうし、内閣は日本中の女性の支持を失うだろう。
 与党が必死に否定するのは当たり前だ。
 警察や検察も、圧力で逮捕を見送ったとしたら信頼を失うから、必死に事実無根にしたいだろう。

 だが、この件はうやむやにされてはならない。
 森友や加計はまだカネや権力の濫用の問題だから、「腐ってるな」「権力に近いヤツが得するんだな」で済む話だが、詩織さんの件は違う。
 詩織さんの人生や人権、尊厳の問題だ。

 あるいは検察審査会のあり方にも一石を投じる。
 検察審査会は、この件について「不起訴相当」の判断を下したが、その結論に至った過程は疑惑だらけで明らかにされていない。
 検察審査会のメンバーはどのような基準で選ばれたのか?
 どのような証拠が提示され、どのような議論で「不起訴相当」の結論が出たのか?
 仮に選ばれたメンバーが政府に近い人間であったり、検察に有利な証拠しか示されなかったら、結論はねじ曲げられる。
 こんな最初に結論ありきの検察審査会なら意味はない。
 まあ、僕は政府の〝有識者会議〟とか〝第三者委員会〟とか〝ワーキンググループ〟なんてものを全然信用していないんですけどね。
 どうせ政府寄りの人間で構成され、政府に都合の良い結論が出るようになっている。
 ………

 今年の流行語大賞が発表されたけど、今年の一番の象徴的なことは〝権力の濫用〟かな?
 森友、加計、山口敬之レイプ揉み消し事件──
 これらの行く着く所に、すべて安倍晋三がいるのが笑える。

 そして権力をチェックすべき、司法も立法もマスコミも機能を十分に果たしていない。
 司法は法の正義を実現しようよ。
 立法は、圧倒的多数の与党議員に阻まれて野党が機能できていないけど、行政を厳しくチェックしようよ。
 与党議員は安倍官邸の言いなりか?
 マスコミは相撲取りの乱闘事件ばかり追いかけていないで、伝えるべきことを伝えようよ。
 日馬富士の事件なんて客観的に見れば、ただの酔っ払いのケンカだろう?

 今は安倍官邸が強すぎる。
 森友も加計もレイプ揉み消し事件も、強すぎる官邸が生んだ事件。
 司法、立法、マスコミそれぞれが、まともに機能すれば、もう少しまっとうな社会になれるのに。

 がんばれ、福島議員、柚木議員、追及の超党派の議員!


 柚木議員の質問映像はこちら
 柚木道義議員 「詩織さんの準強姦罪事件問題」法務委員会 (前半)(YouTube)
 うろたえる法務委員会委員長
 
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