平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

その時歴史は動いた もう一度聞きたいあの人の言葉

2007年03月31日 | バラエティ・報道
 「その時歴史は動いた」で紹介された「もう一度聞きたいあの人の言葉ベスト10」は次の様な言葉。

★第10位……白洲次郎
「われわれは戦争に負けたのであって奴隷になったわけではない」
 占領下の日本にあってマッカーサーに『従属ならざる男』と言わしめた白洲次郎の気概。
★第8位 ……石田三成
「ちくま江の芦間に灯すかがり火と共に消えゆく我が身なりけり」
 石田三成辞世の句。
★第7位 ……杉原千畝
「私のしたことは外交官としては間違っていたのかもしれない」
「私は大したことをしたわけではない。当然のことをしただけだ」
 千畝が発行したビザは2139通。助けられたユダヤ人は6000人。
★第6位 ……織田信長
「是非に及ばず」
 僕は本能寺の時の言葉だと思っていたが、実は浅井・浅倉に囲まれて逃げる時に発せられた言葉だそうだ。そして後日、本能寺の時にも同じ言葉を発したらしい。
 意味は「仕方がない」ということ。すべてを自分の責任とする潔さを意味する。
★第5位 ……戦艦大和の乗組員
「破れて目覚める。日本の新生に先駆けて死ぬ。本望じゃないか」
 沖縄で動かぬ砲台となるため片道の燃料を積んで出航する大和。(天一号作戦)
 その特攻の際に乗組員が発した言葉。
★第4位 ……坂本龍馬
「日本を今一度せんたくいたし申候」
 姉にあてた手紙。せんたくという言葉を使ったことが斬新。
★第3位 ……山本五十六
「百年兵を養うはただ平和を守るためにある」
 開戦前の日米協議がまとまれば、真珠湾攻撃を中止するつもりだった五十六。
 戦争にはやる軍人たちを前に言った言葉。
★第2位 ……諸葛孔明
「志がなければ学問の完成はない」「学ぶことで才能は開花する」
★第1位 ……高杉晋作
「面白きこともなき世を面白く……」
 これも辞世の句。下の句はなし。

 これらの言葉の順位は視聴者からの投票によって決められたものらしい。
 コメンテイターの黒鉄ヒロシさんも言っていたが、高杉晋作が一位というのが面白い。10年前なら龍馬か?
 晋作と言えば、長州が四カ国から攻められ負けて賠償金を求められた時の対応。晋作は長州の全権大使として交渉に臨み、賠償金を突っぱねた。
 これは10位の白洲次郎にも共通する態度。
 今の日本人は、進展しない拉致問題・六カ国協議など複雑な国際関係の中にあってストレスを感じているのかもしれない。世界に対してはっきり物を言える日本というものを求めているのかもしれない。それが龍馬や大和の乗組員の「新しい日本」というものに通じる。千畝が選ばれたのも同様。「日本人」としてのプライドを千畝に重ね合わせているのかも。
 そう言えば安倍首相は「美しい国」「愛国心」という言葉を発したっけ。
 今僕たちは左翼的見方、右翼的見方含めて「日本」という国はどうあるべきかを考える時期に来ているのかもしれない。


  

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