映画「インターステラー」はすごい作品だ。
何しろ
・ブラックホール
・重力による時空の歪み
・相対性理論
・五次元空間
といったテーマを映像で表現し、物語に昇華しているのだから。
物語の舞台は環境悪化で人間が住めなくなった近未来の地球。
人類は種として生き延びるためにふたつのプランを計画している。
・プランA:重力理論を解明し、人類全体を宇宙へ移住させる。
具体的には巨大なコロニーを造ること、もしくは移住できる惑星に移動すること。
・プランB:移住できる惑星に受精卵を持ち込み、新しい人類を作る。
このプランが生まれた背景には謎の存在によって、木星の近くに「ワームホール」が作られたことがある。
このワームホールを通り抜ければ別の銀河に行けるのだ。
現在、人類が生存できる可能性のある惑星は3つある。
主人公の元宇宙飛行士クーパー(マシュー・マコノヒー)は仲間と共にワームホールを通って
3つの星の探査に向かう。
しかし現実は甘くない。
クーパーたちは最初の星、二番目の星が生存に適さないことを知る。
プランAを実行するための「重力理論の解明」が地球で頓挫していることを知る。
絶望の中、クーパーは三番目の惑星に向かい、プランBを実行しようとするが、
あるトラブルが起きてブラックホール「ガルガンチュア」に呑み込まれてしまう……。
…………………………………………………
これ以上書くとネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、
この後、上記の問題を一気に解決する出来事が起きます!
重力の問題を解決して人類は宇宙に飛び出します!
前半のクーパーの家で起こったポルターガイスト現象の伏線も回収されます!
どう解決されるかは作品をぜひ見ていただきたいのですが、ともかくお見事!
とはいえ実はここが今作の難解な部分でもある。
以下、映画「インターステラー」を理解するために必要な物理学的なことを列挙しておきます。
文系の理解なので間違っているかもしれませんが……。
①相対性理論
ブラックホール・ガルガンチュアの近くにある一番目の星ではその影響を受けて重力が強い。
この星では「1時間が地球の約7年に相当」する。
②ワームホール(Wormhole)
宇宙空間の異なる2点をトンネルのように結ぶ仮説上の構造。
・通常の宇宙旅行 → A地点からB地点まで移動するには、何十年・何百年もかかる。
・ ワームホール → A地点とB地点の時空を折りたたみ、トンネルを通って一瞬で移動。
これを2次元的に例えると、
紙に点Aと点Bを描いて端と端を結ぶように折りたたむと、点Aと点Bが直接つながる。
③回転ブラックホール(カーブ・ブラックホール)
本作で登場するガルガンチュアは古い巨大なブラックホール。
ほぼ光速で自転しているため、周囲の時空を大きく歪める。
結果、一般的なブラックホールとは違う特殊な現象が起こる。
体がマヨネーズのようにならない。
④五次元空間
クーパーが入り込んだ「テサラクト」とは五次元空間。
過去・現在・未来を自由に移動したり見渡したりすることができる。
ちなみに次元の説明をすると──
・一次元(1D):線(長さだけ)
・二次元(2D):平面(長さ+幅)
・三次元(3D):立体(長さ+幅+高さ)
・四次元(4D):三次元に「時間」を加えたもの(時間は過去→未来へ流れる)
・五次元(5D):時間を自由に移動できる空間
⑤重力は次元を突破できる。
つまりクーパーが娘マーフィに送ったモールス信号はこれ。
今作で映像化されたワームホールやブラックホールの内部は物理学的根拠で作成されたものらしい。
これだけでも見る価値があると思います。
※関連動画
映画「インターステラー」特別予告(YouTube)
何しろ
・ブラックホール
・重力による時空の歪み
・相対性理論
・五次元空間
といったテーマを映像で表現し、物語に昇華しているのだから。
物語の舞台は環境悪化で人間が住めなくなった近未来の地球。
人類は種として生き延びるためにふたつのプランを計画している。
・プランA:重力理論を解明し、人類全体を宇宙へ移住させる。
具体的には巨大なコロニーを造ること、もしくは移住できる惑星に移動すること。
・プランB:移住できる惑星に受精卵を持ち込み、新しい人類を作る。
このプランが生まれた背景には謎の存在によって、木星の近くに「ワームホール」が作られたことがある。
このワームホールを通り抜ければ別の銀河に行けるのだ。
現在、人類が生存できる可能性のある惑星は3つある。
主人公の元宇宙飛行士クーパー(マシュー・マコノヒー)は仲間と共にワームホールを通って
3つの星の探査に向かう。
しかし現実は甘くない。
クーパーたちは最初の星、二番目の星が生存に適さないことを知る。
プランAを実行するための「重力理論の解明」が地球で頓挫していることを知る。
絶望の中、クーパーは三番目の惑星に向かい、プランBを実行しようとするが、
あるトラブルが起きてブラックホール「ガルガンチュア」に呑み込まれてしまう……。
…………………………………………………
これ以上書くとネタバレになってしまうので詳しく書きませんが、
この後、上記の問題を一気に解決する出来事が起きます!
重力の問題を解決して人類は宇宙に飛び出します!
前半のクーパーの家で起こったポルターガイスト現象の伏線も回収されます!
どう解決されるかは作品をぜひ見ていただきたいのですが、ともかくお見事!
とはいえ実はここが今作の難解な部分でもある。
以下、映画「インターステラー」を理解するために必要な物理学的なことを列挙しておきます。
文系の理解なので間違っているかもしれませんが……。
①相対性理論
ブラックホール・ガルガンチュアの近くにある一番目の星ではその影響を受けて重力が強い。
この星では「1時間が地球の約7年に相当」する。
②ワームホール(Wormhole)
宇宙空間の異なる2点をトンネルのように結ぶ仮説上の構造。
・通常の宇宙旅行 → A地点からB地点まで移動するには、何十年・何百年もかかる。
・ ワームホール → A地点とB地点の時空を折りたたみ、トンネルを通って一瞬で移動。
これを2次元的に例えると、
紙に点Aと点Bを描いて端と端を結ぶように折りたたむと、点Aと点Bが直接つながる。
③回転ブラックホール(カーブ・ブラックホール)
本作で登場するガルガンチュアは古い巨大なブラックホール。
ほぼ光速で自転しているため、周囲の時空を大きく歪める。
結果、一般的なブラックホールとは違う特殊な現象が起こる。
体がマヨネーズのようにならない。
④五次元空間
クーパーが入り込んだ「テサラクト」とは五次元空間。
過去・現在・未来を自由に移動したり見渡したりすることができる。
ちなみに次元の説明をすると──
・一次元(1D):線(長さだけ)
・二次元(2D):平面(長さ+幅)
・三次元(3D):立体(長さ+幅+高さ)
・四次元(4D):三次元に「時間」を加えたもの(時間は過去→未来へ流れる)
・五次元(5D):時間を自由に移動できる空間
⑤重力は次元を突破できる。
つまりクーパーが娘マーフィに送ったモールス信号はこれ。
今作で映像化されたワームホールやブラックホールの内部は物理学的根拠で作成されたものらしい。
これだけでも見る価値があると思います。
※関連動画
映画「インターステラー」特別予告(YouTube)
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