平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

HERO 第4話~千佳が木更津の元ヤンだったことが発覚! 元カレの名はマサル君(笑)!

2014年08月05日 | 推理・サスペンスドラマ
 千佳(北川景子)が元ヤンだったことが発覚!?
 千佳の言い訳は
「地元・木更津は可愛い子が目立って、どうしても男が殺到してしまう。
 そんな男たちの中で特に押しが強いのはヤンキー。だからヤンキーに入ってしまう」(笑)
「ヤンキーだったと言っても、自分はマイルドなヤンキーだった」(笑)
 その他にも元の仲間の証言でこんな千佳の過去が暴露。
「ヤンキーの中でも下っ端だった」(笑)
「マサル君というのが元カレで、先日、マサル君は家の店を継いだ」(笑)

 見事なキャラクター紹介の手法ですね。
 かつての仲間の言葉を通して、千佳の否定したい恥ずかしい過去を暴露していく。
 これがマンホール事件の捜査の中で語られる。
 脚本・福田靖さんの作品はドラマとしては深くないのですが、語り口が本当に上手い。

 それと、今回は久利生(木村拓哉)。
 昔の仲間に裏切り者と言われて落ち込む千佳に
「今のままでいいんじゃないか。昔の仲間にあんなことを言われてもブレなかったもんな」
 と千佳を全面肯定。
 エリートコースを歩いてきた宇野(濱田岳)が落ち込んだ時も、「今のままでいい」と語る久利生は<ありのままを肯定する人>。

 <お姫様を守る騎士>の役割も果たしていて、千佳が襲われた時、助けに来る。
 そして、「お前が襲われたのは俺の責任だ」と<上司>としても最高のコメント。

 そして極めつけは
「まともに生きてねえやつが、まともに生きてるやつ非難すんのはおかしいだろ!」
「一番参っちゃってんのは麻木の方なんだよ。昔の仲間が犯罪者になってこんなとこに来るなんて思ってなかったんだから。仲間裏切ったのはお前の方じゃねえかよ」

 こんなふうにされたら千佳は久利生に惚れるよね。
 そして、これも見事なキャラクター造形。

『HERO』は<キャラクタードラマ>なんですよね。


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