オープニングを見ていたら『茶々 北川景子』
そう来たか!
んで、X(ツイッターに)流れて来た北川さんのコメントを読んだら、
「『どうする家康』のラスボス的存在らしいので思いきり楽しみます!』
実際、登場した茶々はぶっ飛んでいた。
鉄砲を構えて「ダーン!」「ダーン!」
さて、どんな淀殿を見られるか?
…………………………………………………………
今回のキイワードは『偽り』だろうか?
冒頭、於愛(広瀬アリス)が「わたしの笑顔は偽りです」と爆弾発言。
そうだったのか。
於愛は裏表のない朗らかな天然の女性だと思っていた。
でも心の奥底には複雑な思いを抱えていた。
作家としては於愛をもう少し掘り下げて描いてみたかったのかもしれない。
『偽り』──これは時を経て本当になる。
そのテーマを別の形で描いたのが千代(古川琴音)だ。
千代は忍びとして偽りの人生を歩んで来た。
だが鳥居元忠(音尾琢真)と出会って、本当の愛を得た。
自分や他人を偽らない、本当の人並みの人生を歩めるようになった。
於愛の場合も偽りが本当になった。
「殿はこうすること(手で頬をあげて偽りの笑みをつくること)を忘れさせて下さいました」
そして信康の婚礼の鯉の話で笑い転げた。←どんな話か気になるな……。
笑いが本物になった瞬間だ。
夫を亡くし自ら命を断とうとしていた於愛。
彼女は家康(松本潤)に仕えて人生を有意義で豊かなものにすることができた。
人生は最期まで生きてみないとわからない。
歩み続ければ別の景色が見えて来る。
決して一時の感情で、命を断とうとしてはいけない。
於愛は家康にとってどのような存在だったのだろう?
家康は千代に言った。
「幸せになることが生き残った者の務めであるとわしは思うぞ。
彦(鳥居元忠)を支えよ。これがわか命じゃ。
忍びの過去を捨て鳥居元忠の妻になるがよい」
家康にこれを言わせたのが於愛だった。
於愛は家康に言った。
「人の世は茨の道。慕い慕われるは幸せなこと。それを得たのなら大事にすべき」
於愛は家康に「やさしさ」と「愛情」を教えたのだ。
それは亡き瀬名(有村架純)の思いでもある。
於愛は瀬名の思いを引き継いだ。
…………………………………………………………………
こうして退場していく女性たちの中、闘う次の世代の女性たちが登場した。
ひとりは先程の「ダーン! ダーン!」の茶々。
そして本多忠勝(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)。
真田に嫁ぐ決心をした稲は言う。
「夫婦(めおと)をなすも、おなごのいくさと思い知りました。
真田家、わが戦場として申し分なし!」
か、かっこいい!
『どうする家康』の女性たちは皆、魅力的だ。
千代も鳥居元忠の死によって多分復活するだろうし、お葉(北加那)も随所でさりげなく出て来るし、次はどのような女性が出て来るのだろう?
さて、於愛をめぐる、やさしくていい話の後はドロドロの世界。
「欲望の怪物」秀吉(ムロツヨシ)が暴走し、狂い始めた。
もはや誰も秀吉を止められない。
暴力と理不尽な世界がふたたび家康に牙をむいて来た。
そう来たか!
んで、X(ツイッターに)流れて来た北川さんのコメントを読んだら、
「『どうする家康』のラスボス的存在らしいので思いきり楽しみます!』
実際、登場した茶々はぶっ飛んでいた。
鉄砲を構えて「ダーン!」「ダーン!」
さて、どんな淀殿を見られるか?
…………………………………………………………
今回のキイワードは『偽り』だろうか?
冒頭、於愛(広瀬アリス)が「わたしの笑顔は偽りです」と爆弾発言。
そうだったのか。
於愛は裏表のない朗らかな天然の女性だと思っていた。
でも心の奥底には複雑な思いを抱えていた。
作家としては於愛をもう少し掘り下げて描いてみたかったのかもしれない。
『偽り』──これは時を経て本当になる。
そのテーマを別の形で描いたのが千代(古川琴音)だ。
千代は忍びとして偽りの人生を歩んで来た。
だが鳥居元忠(音尾琢真)と出会って、本当の愛を得た。
自分や他人を偽らない、本当の人並みの人生を歩めるようになった。
於愛の場合も偽りが本当になった。
「殿はこうすること(手で頬をあげて偽りの笑みをつくること)を忘れさせて下さいました」
そして信康の婚礼の鯉の話で笑い転げた。←どんな話か気になるな……。
笑いが本物になった瞬間だ。
夫を亡くし自ら命を断とうとしていた於愛。
彼女は家康(松本潤)に仕えて人生を有意義で豊かなものにすることができた。
人生は最期まで生きてみないとわからない。
歩み続ければ別の景色が見えて来る。
決して一時の感情で、命を断とうとしてはいけない。
於愛は家康にとってどのような存在だったのだろう?
家康は千代に言った。
「幸せになることが生き残った者の務めであるとわしは思うぞ。
彦(鳥居元忠)を支えよ。これがわか命じゃ。
忍びの過去を捨て鳥居元忠の妻になるがよい」
家康にこれを言わせたのが於愛だった。
於愛は家康に言った。
「人の世は茨の道。慕い慕われるは幸せなこと。それを得たのなら大事にすべき」
於愛は家康に「やさしさ」と「愛情」を教えたのだ。
それは亡き瀬名(有村架純)の思いでもある。
於愛は瀬名の思いを引き継いだ。
…………………………………………………………………
こうして退場していく女性たちの中、闘う次の世代の女性たちが登場した。
ひとりは先程の「ダーン! ダーン!」の茶々。
そして本多忠勝(山田裕貴)の娘・稲(鳴海唯)。
真田に嫁ぐ決心をした稲は言う。
「夫婦(めおと)をなすも、おなごのいくさと思い知りました。
真田家、わが戦場として申し分なし!」
か、かっこいい!
『どうする家康』の女性たちは皆、魅力的だ。
千代も鳥居元忠の死によって多分復活するだろうし、お葉(北加那)も随所でさりげなく出て来るし、次はどのような女性が出て来るのだろう?
さて、於愛をめぐる、やさしくていい話の後はドロドロの世界。
「欲望の怪物」秀吉(ムロツヨシ)が暴走し、狂い始めた。
もはや誰も秀吉を止められない。
暴力と理不尽な世界がふたたび家康に牙をむいて来た。
現在、TVerで「俺の話は長い」が配信中のようです。
残念ながら、初めの方は配信が終わっていますが
途中からでも、十分、面白いので、如何でしょう?
ニートの屁理屈がメッチャ面白く、俳優次第ではイライラするかもしれないところを
生田斗真が上手く演じていますよ。
脇も演技達者揃いなのでオススメです。
先週までの於愛は「地味に」家康を支えている良き側室、実質的な「妻」という雰囲気でしたが、一気に彼女の内面性を掘り下げました。
過去にも、その回の実質的主人公を回想シーンで描くという手法が多用されていました。
しかし、今回の「於愛日記」は冒頭の夫との死別シーンを除いてはすべて家康中心ですでに描かれてきたシーンなので「厚み」があります。
家康視点で描かれていた既知の出来事が、於愛視点からはどのように映っていたのかという視点から改めて見直すことになりました。
>「わたしの笑顔は偽りです」と爆弾発言。
於愛のトレードマークであった「大らかな笑顔」は、城勤めの先輩であるお葉の助言による処世のための演技でした。
「殿のことは心から敬い申し上げているけれど、お慕いするお方ではない」
この時点では「お慕いするお方」は亡き夫だったのでしょう。
「敬い申し上げている殿」家康はあくまでも「主君」であり、側室としての献身は「お役目」でした。
瀬名と信康を失った家康を「お支えしなければならない」と感じたのも「お役目」だったかもしれませんが、「私よりもはるかに傷ついておられるこのお方」という言葉は、すでに「主君」としてより一人の「人格」として家康を見始めていることを示しているように思います。
この時期、信長をもてなす家康に不平をこぼす家臣たちを一喝していた於愛の姿は確かに印象的でした。
千代は徳川家の忍びになるのかと思っていましたが、勝頼のもとを去った後は忍びの世界からも足を洗ったのですね。
彼女は穴山梅雪とともに瀬名の「EJU構想」を共に志した家康の同志でした。
だから家康は千代の安否を案じて探させていたわけですが、いわば「瀬名の世界」の人である千代に関して、当初家康は於愛に関与させていませんでした。
しかし、渡辺盛綱の「発見」に端を発した悶着のせいで、於愛は千代と関わることになり、「化学反応」が起こります。
千代は、忍び時代の過去のせいで「人からの不信」、それゆえに愛情関係も持てないという重荷を負っていました。
ここで於愛は、自分も「偽り」を続けてきた、ということがあったがためにこそ、千代に共感することができたのでしょう。
於愛は、千代の問題、そしてこれと連動する形で稲の問題を一挙に解決することができました。
この「もつれ」と「解決」との妙、見事でしたね。
(物陰からずっと事態を見ていた稲が良かった)。
>於愛は家康に「やさしさ」と「愛情」を教えたのだ。それは亡き瀬名の思いでもある。於愛は瀬名の思いを引き継いだ。
しかし、おそらく於愛にとって瀬名は一線を画する存在、一種のタブーだったことでしょう。
今回千代の一件をきっかけに於愛は「瀬名の世界」を家康と共有することになりました。
於愛は、傷ついた家康を「お支えする」という重い「お役目」を果たすと同時に、瀬名の分身として家康の本当の「妻」となることができたのだと思います。
「ナレ死」でしたが、余韻のある味わい深い終わり方でした。
>オープニングを見ていたら『茶々 北川景子』そう来たか!
同じ顔なのに、お市様とは正反対のキャラ。
こういうのって、役者さんにとってはさぞかし楽しいことでしょうね。
「俺の話は長い」
huluでも配信されているので第1話から見ています。
第1話の「すき焼き」に関するウンチクで引き込まれました。
現在は「バーニャカウダー」の話まで見ています。
個人的に好きなのは「焼きそば」と「チョコレートアイス」の話。
安田顕さんがいい味を出していますよね。
あとは中学生の清原伽耶さん! かわいい!
清原さんは優等生より「ちょっと悪い子」の方が合っているんですよね。
こうしてhuluやTVerで配信されるようになったのは、脚本の金子茂樹さんの新作「コタツのない家」が秋ドラマとして始まるからなのでしょう。
小池栄子さん主演ですし、「俺の話は長い」のような作品なのかもしれません。
いつもありがとうございます。
>於愛にとって瀬名は一線を画する存在、一種のタブーだったことでしょう。
これで於愛をもっと理解できました。
ありがとうございます!
おっしゃるとおり、於愛は「家康と瀬名の世界」に自分が入ってはいけないと考えていたんでしょうね。
秀吉との会見に行く時、兎の木彫りを荷物に入れていた家康を後ろから見つめていた於愛の意味がわかりました。
千代の話をしなかった家康も於愛を気遣って「瀬名の世界」に入れたくなかったのかもしれません。
そして今回の「瀬名様と信康様の話を聞かせて下さい」
いやあ、すごいドラマですね。
まだ録画を残しているので、もう一度見てみます。
我ながらバカみたいですが、安堵しました。
コウジさんの好みに合うと思っていましたので。
当時の清原果耶さん推しで見始めたら
意外にも、ツボってしまいました。
30分なのでテンポ良く進みます。
「きのう、何食べた?」みたいな・・・。
(確かに、彼女は悪を抱いた役柄が合いますよね)
杉野遙亮くんを初めて見たドラマです。
母親の原田美枝子さんが、ポロっと毒を吐くのも面白かった記憶があります。
登場人物たちのせりふの応酬。
上手い役者さんがやると相乗効果を生むんですよね。
ある人物が強く出たと思ったら軽くかわしたり、強く反論したり、第三者がボソッとツッコミを入れたり、この緩急が心地いいです。
昨夜見たエピソードでは「毛蟹」の話がよかったです。
明日香役は倉科カナさんなんですね。
エンドテロップを見るまで気づきませんでした。
それと訂正。間違えていました。
清原伽耶→清原果耶。