平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

AIに「東日本大震災」の詩を書いてもらった~わずか20秒で詩を作ってしまう凄さ!

2023年03月12日 | その他
 AI(チャットGPT)に詩を作ってもらった。
 題は『東日本大震災』だ。
 果たしてAIが作った詩とは?

『東日本大震災』

 大地が揺れ、海が押し寄せる
 命の脆さを思い知らされた
 震える手で掴んだ家族の手
 生きる力を感じたあの日

 壊れた街には涙と希望が溢れていた
 誰かの優しさに救われた
 悲しみに包まれた心にも
 必ず明日があることを信じた

 時が過ぎ、復興が進む中で
 失われたものは決して忘れず
 未来への思いを胸に
 前へ進む力をもらったあの日

 今もなお、傷跡は残るけれど
 絆を深めたあの時を忘れずに
 明日への希望を胸に
 再び輝く日が来ることを信じている


 テンプレな内容だが、毎度言うように、これをわずか20秒で作った所がすごい!
 僕には詩才がないから感心してしまう。
『壊れた街には涙と希望が溢れていた』なんて表現はなかなか文学的だ。

 さらに絞って詩を作ってもらおう。
 こんな発注をしてみた。
「花を題材にした東日本大震災の詩を作って」
 すると、わずか20秒で──

 揺れる地に咲いた花々
 力強くそびえ立つ姿
 津波の荒波にもまれ
 一瞬たじろいだが
 再び立ち上がり
 光を与える

 震災の傷跡を癒すように
 花は優しく微笑む
 命の大切さを教えてくれた
 被災地の花々よ

 決して忘れない
 あの日の傷痕と
 命を奪った自然の力
 だが、そこに生きる花々の
 力強さと美しさを思い出す

 未来への希望を胸に
 再び立ち上がる被災地
 そこに咲く花々のように
 命を輝かせ、生き抜こう


「花」を題材にしたことで情緒面が増した。
 人間が手を加えればそれなりの詩が出来るような気がする。
 たとえば花をタンポポやクローバーにするとか。
「だが」という言葉は論理的なのでカットするとか。
「震災」「被災地」という言葉は直接的過ぎるので、別の比喩表現に換えるとか。
 この詩で表現されている「自然の怖ろしさとやさしさ」というテーマをもっと全面に出すとか。

 AIの現状はこのようなレベルだが、
 もっと進化すれば作詞家という仕事がなくなるかもしれない。
 要は僕が上で書いた変更事項をAIに学習させればいいのだ。

 あるいは、現状のAIでも時間短縮と気づきには役立つ。
「自然の怖ろしさとやさしさ」なんて言われないと、なかなか気づかない。


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15 コメント

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ビール会社のポスター (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-12 15:57:45
コウジさま

ここ半年ばかり、イラスト系のAIもお騒がせなので、そちらの方にも少し触れます。

AI絵師のイラストって、ピクシブあたりでもポツポツ見るようになりましたが、今のところ、どうも違和感があるんですね。
きれいなんだけれど、それ以上のものが感じられない、そんな傾向があります。
クリスチャン・ラッセンに心が動かないのと同じです。

技術的には爆発的に向上しているけど、なんか違うんです。
アニメっぽい絵柄の、女子高生風のかわいい女の子が制服姿で笑っていても、それだけなんです。
人間の絵師ならば、やはり何かしら状況も考えながら描いていて、見る方にもそれが伝わってきますが、AI絵師の場合それがないんです。
たとえば、この笑みが、彼に向かってなのか、クラスメートの女の子に向けてなのか、そういったニュアンスがなくて、ただ笑っている情報だけなので、何か奇妙な印象になります。

ヘンなたとえかもしれませんが、昭和時代の夏の居酒屋によく貼ってあったビール会社のポスターですが、決まって「ビキニ姿の若い女性が大ジョッキを持ってにっこり笑っている絵面」でしたが、あのヘンな感じに似ているのかもしれません。

こういったことをキチンと整理して分析するには、科学技術だけではダメで、人文系芸術的な学問も必要でしょう。
たぶん、美学とか、現代アートの評論とか、そういった方面の人文科学系の人の知恵です。
それをやらないと「技術の進歩だ、スゲ~な~」だけで終わって、また日本は世界に取り残されるような気がします。
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AI・ロボット・再生エネルギー (コウジ)
2023-03-12 17:02:39
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

おっしゃるとおり、文章もイラストも音楽もまだまだ違和感がありますよね。
ただ僕は子供なので、一方でAIが詩を書いた時「おおっ!」と感激しました。
あとは、本文にも書きましたが、僕はこれを「時間短縮」と「気づき」のために活用したいと思っています。
アドバイザーとしてはなかなか使えそうです。

>また日本は世界に取り残されるような気がします。
この現状を踏まえて、日本の企業や政府はどう行動するんでしょうね?

AI、ロボット、再生エネルギー。
利権まみれの政治家、頭の硬い官僚、冒険をしない企業経営者が仕切っているせいで、これらへの投資が少なすぎる気がしています。
返信する
ものをつくる皮膚感覚と、老荘的な無用の用と… (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-12 18:55:13
時短ツールとして使うとか、創作のヒントとして使うとか、それくらいならいいと思うんですが…

ただ「こういったAIツールを使わず、いちから創作した場合、どれだけ苦労するか、絵を描く技術の習得にどれだけの時間と努力が必要か」といった皮膚感覚なしで頼るのは、多分危険だと思います。

たとえとして適当かどうか分かりませんが…
材木が1本あって、そこから一木彫りで仏像を彫り出す経験をした人が、NC工作機械(コンピュータ制御の工作機械)で材木から削り出すのと、そういった経験がない人が使うのでは、結果はまるで違ってくると思います。
自分の手で彫った経験のない人がこの手の全自動工作機を安直に使ったら、木の堅さや、刃物の性能や限界が皮膚感覚で分からなくて、「締め切りが3日後だから、他社からの注文もあるし、最短時間で結果を得られるルーチンを組まないと…」といったことになって、ムチャな時短計画に走って、高価な専用ドリルの刃を折りまくって、会社に損失を与える可能性もあります。

基礎教育ということで、AIなどに頼らず、自分の手で泥臭い経験を積ませることは、多分必要なんだと思います。
そういった経験を「ムダ」と考えて省略して、プログラマーだけを育てるような上澄みだけの理系教育をすると、多分失敗します。

荘子だったと思うのですが、こんな言葉がありました。
「もし地面の大部分がムダだと考えて、ムダをなくして、機能的な地面をつくろうとすればどうだ。おまえさんが歩くときの『足の裏』以外の地面は不要だからムダだ、そういうことになる。なら、そんなムダはなくせとなる。その機能重視の理論を採用すれば、それは当然だ。だが、もし本当にそんなことになったらどうする。次におまえさんが踏み出す足の裏の面積以外、地面は全部なくなっていて、地の底まで切り立った崖になっていたら、おまえはどうする、歩けるのか。少しでも踏み外したら、まっさかさまに地の底まで落ちていく、そんな『機能的な地面』で、本当に歩けるか?」
「そんな恐ろしいことになったら、歩けません」
「そうだ、だから、一見ムダに見えるものもムダではないのだ」

といったことで、一見ムダに見える人文科学系や芸術系も、多分AI時代にはメチャクチャ必要になりそうな、そんな予感がしています。
もっとも、今の日本で、そんな知恵に気を回す人って、あんまりいそうもないですが…

ちょっと話が飛びすぎました…
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黒い舌 (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-12 19:32:44
ちなみに、もしわたしが、東日本大震災について詩を書くならば、こうなります
本当に即席で書きます。



津波は大きな波…高い波…そう思っていた
でも、本当は低く這い回る黒いベロ、舌だった

ネチネチと嫌らしく入りこみ、田んぼや畑をなめ尽くす黒い舌
それは、今まで特撮テレビドラマで見ていた「津波」とは似ても似つかないもの

これが津波なの?
本当の津波なの?

今も一番の印象は、あの黒い舌…


以上です、お粗末様でした。
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黒い舌 (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-12 19:43:51
ちなみに、この「黒い舌」という表現は、あのときのマスコミのヘリからの津波実況の映像を見て、わたし自身が素直にそう思った印象です。

でも、今のAIって「黒い舌」という言葉を自分で思いつくとは思えないんです。
というより「黒い舌」という表現を思いつくAIが出てきたら、それはそれで相当気持ち悪いです。

創作とか、模倣とか、ディープラーニングとか、その実態がどこにあるのか…

だんだん怖くなってくるのも確かです。
返信する
インターネットを使いこなしているように (コウジ)
2023-03-12 19:54:37
2020-08-15 21:07:49さん

おっしゃるとおりですね。
これを使いこなすには、文章や絵に対する自分なりの見識や皮膚感覚を持たないと単なるコピペになってしまいます。
僕は文章作りではそれなりに苦しんで来たのでおそらく大丈夫だと思います……たぶん。

インターネットを使うことが当たり前になったように今後はAIを使いこなすことが当たり前になる時代が来ると思います。

ただ、チャットGPTに関しては現状かなりおバカ。
文学上の質問をしても答えはイマイチ。
「お前、バカだな~」とツッコミを入れながら使っています。

ところで、2020-08-15 21:07:49さんは中国に造詣が深いんですね。
引用されているのが、ほとんど中国の古典。
今後ともいろいろ教えて下さい。
返信する
「黒い舌」の著作権を主張します (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-12 20:00:10
もし、今までChatGPTの世界に「津波は黒い舌」がほとんどなくて、今このときから「津波は黒い舌」という表現が広まるのであれば、多分わたしがネットに上げたことが原因になるんでしょうから、著作権を主張しちゃおうかな…

という意地悪なことも考えてしまいますwww
返信する
おおっ! (コウジ)
2023-03-12 20:01:27
2020-08-15 21:07:49さん

書いていたら、追加のコメントが入っていました。

黒い舌。
象徴的で、心をえぐる感じですね。
おそらく現状のAIでは無理ですよね。

今、「どうする家康」が始まったので、今日はここで失礼します。
返信する
新造人間キャシャーン (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-14 18:57:31
>あとは、本文にも書きましたが、僕はこれを「時間短縮」と「気づき」のために活用したいと思っています。
>アドバイザーとしてはなかなか使えそうです。

わたしの勝手な考えかもしれませんが、役立ちそうでも、本気で使わない方がいいような気もするんです。
というか、コウジさんがつくらせた「一見感動的に思える文学的表現」ですが、人間がこれに引きずられたら、かえって表現が痩せそうな気がするんです。

というのも、ああいう「AI的な提案」って、実を言うと、作曲ソフトでもう実用化されているんですね。
人間が何かメロディーを入力すると、今までの膨大なヒット曲のパターンから類推して「こんな伴奏や和音のパターンはいかがです。コレを使えばもっとエモくなりますけど、どうですか?」みたいなものを提案してくるソフトやアプリは、実はありました。
それを文字に応用しただけかもしれません。

でも、津波の比喩としてわたしが感じたような「黒い舌」を、AIが「無」から自ら生み出せるのかどうか、それに着目しています。
現在のところ多分できないと思いますが、もしそれができるのであれば、人間社会は人間がいなくても成り立つのかもしれません。

となると、人間など不要だから抹殺しろ、ということになりかねません。
あれ、これって、1970年代のテレビアニメ「キャシャーン」の世界観に似ているかもしれませんね。

といったことを考える能力のある人が、今の日本の官僚にいれば、日本ももう少しまともになるのかもしれませんけどね…

すみません、話が飛び飛びになりました。
返信する
本当に必要な機能って何でしょう? (2020-08-15 21:07:49)
2023-03-14 19:56:46
ちょっと言い足りなかったので、自己レスです。

こういった「エモいアレンジを提案」する作曲ソフトって、初心者向けが大部分なんです。
本当のプロ向けの作曲ソフトだと、こういった「提案機能」が搭載されていないことがほとんどです。
「本当のプロならば、そんな機能に頼らずとも『エモい音楽』生み出せるだろう」という前提なんですね。

こういったことをあれこれ考えると、プロライターのコウジさんが「AIも結構使えるかも」といったことをおっしゃらない方がいいのかも…

そんなことも考えます。
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