平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

哀れ、菅義偉……麻生太郎に「お前と一緒に河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろう」と言われる!

2021年09月04日 | 事件・出来事
 菅義偉、退任の舞台裏。
 西日本新聞の記事が面白い。

 菅は人気の河野太郎や小泉進次郎を党や政府の要職に据えて、イメージを刷新し、解散総選挙に臨むつもりだったらしい。

 ところが、河野の派閥の代表・麻生太郎に相談すると、麻生は──
「おまえと一緒に、河野の将来まで沈めるわけにいかねえだろ」

 小泉進次郎を自民党幹事長に抜擢することを二階俊博に相談すると、
 二階は「小泉はまだ早い」とツッパね、これが漏れて党内では大反発。

 つまり菅義偉の人事案に乗る者は誰もいなかったのだ。

 哀れ、菅義偉……。
 今まで人事で官僚を支配してきた菅が人事権をふるえなくなって失脚とは……!
 人事権という武器で政治をして来た菅がそれを失えば、菅はただの無力な爺さん。

 これ、ちょっとしたドラマだな。
 結局、菅は麻生、二階、安倍に弄ばれただけ。
 安倍は自分の尻ぬぐいをしてくれたので多少の恩義を感じているだろうが、関心はすでに次期総裁争いに。
 自分がキングメーカーになろうとしてる。

 解散権、人事権を封じられて、打つ手がなくなった結果の退任。
 菅が言うような「コロナと総裁選の両立ができないから」などでは決してない。

 それにしても最後の最後で悪手を打ったな。
 普通に総裁選をしていれば、安倍・麻生・二階のバックアップで、負けたかもしれないが、それなりの戦いは出来たのに。


※参照記事
 「お前と一緒に沈められねえだろ」退陣表明前夜、“2A”から首相に三くだり半(西日本新聞)

 この記事も面白い。
 菅義偉とは何者だったのか 望月衣塑子記者が語る「権力に酔って、権力に負けた」悲しき首相の最後(アエラ)
 

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