第18話(24:00)
ストーリーはこう。
「ローガン大統領が黒幕である動かぬ証拠を手にしたジャックは、ヘラー長官を通じて司法長官に証拠を渡すため、バンナイズ空港へ向かう。だがそこでヘラー長官が取った行動は、ジャックとオードリーの予想を覆すものであった……。一方ジャックとオードリーの行方を追うカレンは、クロエを罠に嵌め、オードリーがバンナイズ空港にいることを突き止める。だが大統領が自ら軍隊を派遣すると言い、CTUの戦術チームを呼び戻すよう指示されると、カレンは益々不信感を募らせる」(FOX・HPより)
ヘラーに証拠のテープを渡せば、すべては解決する。
視聴者の目はジャックが無事テープを届けるかどうかに釘付けになる。
今までジャックの敵だった軍、警察。CTUがすべて黒から白に変わる。
このオセロゲームにも似た展開を視聴者は求めている。
果たして、証拠のテープはヘラーに渡った。
ヘラーもテープの内容を聞いて、大統領の関与を確認した。
事件解決。
そう思いきや、事態は思わぬ展開をする。
ヘラーはテロリスト、ローガンの仲間でなかったが、国・政府の人間だった。
このことが明るみに出て、ローガンが司法の手に委ねられれば、国の大きな恥になる。ヘラーはローガンに辞職を促す判断をし、司法にテープを渡すことを主張するジャックとオードリーを拘束する。
オセロの黒が白になりかけたと思ったが、次の瞬間、黒に戻る。
見事な作劇だ。
このオセロゲームは今回のラストでも展開される。
テープの証拠を盾にローガンに辞任することを勧告するヘラー。
「理由は今回のテロ対応によるストレスでも何でもいい。明日の朝辞任会見をして下さい」
同意するローガン。
副大統領も同席して辞任の意志を伝えるが、そこにヘンダーソンからの電話。
「テープを奪回した」
ヘンダーソンは空港にいたヘラーの側近とジャックを襲い、人質にとったオードリーとの交換でテープを奪還したのだ。
これでローガンは辞任を翻す。
ヘラーに汚名を着せた責任をとって、辞任しろと言う。
まさに大逆転である。
こうした大逆転を1時間に2回も見せられる視聴者は幸せである。
物語のフラストレーションは貯めに貯めた方が、解消された時のカタルシスは大きい。
フラストレーションが解消されれば、作家はまた一からフラストレーションを作り、積み上げていかなくてなならない。
今回の話はそのフラストレーションを解消させなかった。
むしろ裏切り、主人公たちを新たな困難に陥れた。
これもまた見事な作劇である。
ストーリーはこう。
「ローガン大統領が黒幕である動かぬ証拠を手にしたジャックは、ヘラー長官を通じて司法長官に証拠を渡すため、バンナイズ空港へ向かう。だがそこでヘラー長官が取った行動は、ジャックとオードリーの予想を覆すものであった……。一方ジャックとオードリーの行方を追うカレンは、クロエを罠に嵌め、オードリーがバンナイズ空港にいることを突き止める。だが大統領が自ら軍隊を派遣すると言い、CTUの戦術チームを呼び戻すよう指示されると、カレンは益々不信感を募らせる」(FOX・HPより)
ヘラーに証拠のテープを渡せば、すべては解決する。
視聴者の目はジャックが無事テープを届けるかどうかに釘付けになる。
今までジャックの敵だった軍、警察。CTUがすべて黒から白に変わる。
このオセロゲームにも似た展開を視聴者は求めている。
果たして、証拠のテープはヘラーに渡った。
ヘラーもテープの内容を聞いて、大統領の関与を確認した。
事件解決。
そう思いきや、事態は思わぬ展開をする。
ヘラーはテロリスト、ローガンの仲間でなかったが、国・政府の人間だった。
このことが明るみに出て、ローガンが司法の手に委ねられれば、国の大きな恥になる。ヘラーはローガンに辞職を促す判断をし、司法にテープを渡すことを主張するジャックとオードリーを拘束する。
オセロの黒が白になりかけたと思ったが、次の瞬間、黒に戻る。
見事な作劇だ。
このオセロゲームは今回のラストでも展開される。
テープの証拠を盾にローガンに辞任することを勧告するヘラー。
「理由は今回のテロ対応によるストレスでも何でもいい。明日の朝辞任会見をして下さい」
同意するローガン。
副大統領も同席して辞任の意志を伝えるが、そこにヘンダーソンからの電話。
「テープを奪回した」
ヘンダーソンは空港にいたヘラーの側近とジャックを襲い、人質にとったオードリーとの交換でテープを奪還したのだ。
これでローガンは辞任を翻す。
ヘラーに汚名を着せた責任をとって、辞任しろと言う。
まさに大逆転である。
こうした大逆転を1時間に2回も見せられる視聴者は幸せである。
物語のフラストレーションは貯めに貯めた方が、解消された時のカタルシスは大きい。
フラストレーションが解消されれば、作家はまた一からフラストレーションを作り、積み上げていかなくてなならない。
今回の話はそのフラストレーションを解消させなかった。
むしろ裏切り、主人公たちを新たな困難に陥れた。
これもまた見事な作劇である。
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