何気ない言葉が人を犯罪に走らせることがある。
以下、ネタバレ。
元人気キャスターの小田絵美子(東風万智子)の場合はこんな言葉だった。
本の序文で
「僕を影で支えてくれた妻に捧ぐ」
スポーツクラブで、
「あの人、誰だっけ?」
「坂崎絵美子よ。ほら、テレビに出ている評論家の坂崎直哉の妻の」
普通の言葉だが、絵美子は素直に捉えられない。
「影で支えてくれたって……! プロポーズの時、わたしを〝支える〟って言ったじゃない!」
「もはや、わたしは小田絵美子じゃなくて〝坂崎直哉の妻〟なのね」
絵美子はかつてキャスターとして輝いていた頃の自分を忘れられないのだ。
だから何気ない言葉に傷つき、心がささくれ立っていく。
かつての自分を取り戻したくて、犯罪を企む。
プライドとか名声欲というのは本当に厄介だ。
…………………
ラストでは絵美子の妹・麻衣(佐藤みゆき)のことで、ひとひねりあった。
姉・絵美子の犯罪を知って、姉を陥れようとする麻衣。
麻衣は絵美子の夫・直哉と不倫していた。
だから動機は直哉を絵美子から奪うためかと思われたが、笑って反論して、
「直哉さんを奪いたかったからですって!?
違うわよ!
わたしは子供の頃から姉が憎かった。
だから姉を陥れようとした!」
動機は、姉への憎しみだったのだ。
子供の頃から、憎しみを抱き続けていたというのがスゴい。
凄まじい執念だ。
冠城(反町隆史)は「女は怖い」と言っていたが、確かに男はこんなに憎しみや怒りを持続させることはないかな。
憎しみとは実に厄介だ。
今回は〝愛〟がテーマだった。
絵美子は直哉を愛して結婚したが、やがて冷めて、かつての自分の名声を追うようになった。
麻衣は姉に憎しみを抱き、不倫して姉から直哉を奪おうと思った。
このふたりを見ていると、愛とは実に儚く、脆いものだと思う。
逆に名声欲や憎しみは強く、いつまでも燃え盛って持続している。
冠城も言っていたし、右京さん(水谷豊)はバツイチだし、これらのことを考えると、結婚なんてするものじゃないと思うよね。
以下、ネタバレ。
元人気キャスターの小田絵美子(東風万智子)の場合はこんな言葉だった。
本の序文で
「僕を影で支えてくれた妻に捧ぐ」
スポーツクラブで、
「あの人、誰だっけ?」
「坂崎絵美子よ。ほら、テレビに出ている評論家の坂崎直哉の妻の」
普通の言葉だが、絵美子は素直に捉えられない。
「影で支えてくれたって……! プロポーズの時、わたしを〝支える〟って言ったじゃない!」
「もはや、わたしは小田絵美子じゃなくて〝坂崎直哉の妻〟なのね」
絵美子はかつてキャスターとして輝いていた頃の自分を忘れられないのだ。
だから何気ない言葉に傷つき、心がささくれ立っていく。
かつての自分を取り戻したくて、犯罪を企む。
プライドとか名声欲というのは本当に厄介だ。
…………………
ラストでは絵美子の妹・麻衣(佐藤みゆき)のことで、ひとひねりあった。
姉・絵美子の犯罪を知って、姉を陥れようとする麻衣。
麻衣は絵美子の夫・直哉と不倫していた。
だから動機は直哉を絵美子から奪うためかと思われたが、笑って反論して、
「直哉さんを奪いたかったからですって!?
違うわよ!
わたしは子供の頃から姉が憎かった。
だから姉を陥れようとした!」
動機は、姉への憎しみだったのだ。
子供の頃から、憎しみを抱き続けていたというのがスゴい。
凄まじい執念だ。
冠城(反町隆史)は「女は怖い」と言っていたが、確かに男はこんなに憎しみや怒りを持続させることはないかな。
憎しみとは実に厄介だ。
今回は〝愛〟がテーマだった。
絵美子は直哉を愛して結婚したが、やがて冷めて、かつての自分の名声を追うようになった。
麻衣は姉に憎しみを抱き、不倫して姉から直哉を奪おうと思った。
このふたりを見ていると、愛とは実に儚く、脆いものだと思う。
逆に名声欲や憎しみは強く、いつまでも燃え盛って持続している。
冠城も言っていたし、右京さん(水谷豊)はバツイチだし、これらのことを考えると、結婚なんてするものじゃないと思うよね。
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