リーガルハイ2は現在のさまざまな社会問題を提起してくれるが、今回は<日本型経営>と<アメリカ型経営>。
日本型経営は、社員は家族で運命共同体。
多少賃金は安くても終身雇用で、年功序列、出来が悪くても一生面倒をみる。
アメリカ型経営は、会社と個人はクールな契約関係。
個人のあげた成果には相応の地位や報酬が与えられるという実績主義で、会社が自由にクビを切れる代わりに個人は会社に権利を請求できる。
さて、どちらが正しいんだろう?
現在の日本はアメリカ型になりつつなるけど。
僕なんかは<日本型経営>で生きてきた人間だから、社員は家族で運命共同体というのに惹かれるけど、真知子(新垣結衣)が最終弁論で言ったとおり、「自分の権利を主張する人も正しいと評価されるべき」というのも分かる。
作品中でも行われていたが、この<日本型経営>と<アメリカ型経営>の問題は、社会のあり方にも言い換えられる。
すなわち<分かち合う社会>か? <奪い合う社会>か?
今までの日本は、100の利益があったとしたら、10人で十等分して、10ずつ分けた社会。
ところが現在は、100の利益をひとりが90を獲り、残りの10を9人で分け合う社会。
格差社会ですなー。
だから分け前の少ない9人は自分の権利をもっと主張すべきなんですよね。
そうしないと、<おやじいぬ>を考えた田向(野村将希)のように経営側に良いようにされてしまう。
もっともこれは政治・経済・法律の問題で、個人の幸せレベルになると事情が違ってくる。
裁判に勝って25億の金を手に入れた田向の妻と娘は、その莫大な金に狂い始める。
田向の誕生日を祝うことも忘れている。
この描写を見ていると、人間の幸せとは何なのかを考えてしまいますね。
ラストに田向とアジサイカンパニーの社長の宮内(冨家規政)が純粋に良い文房具を作りたくて、新しい会社を作るエピソードが出て来ますが、人の幸せとは、仲間と力を合わせ、目標に向かってがんばっていくことなのかもしれません。
あるいは一緒に山を登っている時が実は一番楽しくて、頂上に登り詰めてしまったらあとは空虚でおしまいなのかも。
真知子に関しては「厳しい現実に生きてこそ大輪の花を咲かせられる」ということで、古美門(堺雅人)と働くことは必ずしもマイナスではないようです。
ガニ股で足をふんばる真知子は、まだ<朝ドラのヒロイン>ですが、一方で古美門の影響を受けて現実主義の弁護士に。
<朝ドラのヒロイン>+<現実主義>で真知子は良い弁護士になっていくのではないでしょうか?
恋愛の方はまだまだですけどね~。
「酔っちゃったみたい。どこかで休みたい」と言っても、ゆとり王子の羽生(岡田将生)は「だったらタクシーで家まで送りましょう」(笑)
でも、これは羽生クンが悪いか。
羽生クン、鈍感で、邪心なさ過ぎですな~!
日本型経営は、社員は家族で運命共同体。
多少賃金は安くても終身雇用で、年功序列、出来が悪くても一生面倒をみる。
アメリカ型経営は、会社と個人はクールな契約関係。
個人のあげた成果には相応の地位や報酬が与えられるという実績主義で、会社が自由にクビを切れる代わりに個人は会社に権利を請求できる。
さて、どちらが正しいんだろう?
現在の日本はアメリカ型になりつつなるけど。
僕なんかは<日本型経営>で生きてきた人間だから、社員は家族で運命共同体というのに惹かれるけど、真知子(新垣結衣)が最終弁論で言ったとおり、「自分の権利を主張する人も正しいと評価されるべき」というのも分かる。
作品中でも行われていたが、この<日本型経営>と<アメリカ型経営>の問題は、社会のあり方にも言い換えられる。
すなわち<分かち合う社会>か? <奪い合う社会>か?
今までの日本は、100の利益があったとしたら、10人で十等分して、10ずつ分けた社会。
ところが現在は、100の利益をひとりが90を獲り、残りの10を9人で分け合う社会。
格差社会ですなー。
だから分け前の少ない9人は自分の権利をもっと主張すべきなんですよね。
そうしないと、<おやじいぬ>を考えた田向(野村将希)のように経営側に良いようにされてしまう。
もっともこれは政治・経済・法律の問題で、個人の幸せレベルになると事情が違ってくる。
裁判に勝って25億の金を手に入れた田向の妻と娘は、その莫大な金に狂い始める。
田向の誕生日を祝うことも忘れている。
この描写を見ていると、人間の幸せとは何なのかを考えてしまいますね。
ラストに田向とアジサイカンパニーの社長の宮内(冨家規政)が純粋に良い文房具を作りたくて、新しい会社を作るエピソードが出て来ますが、人の幸せとは、仲間と力を合わせ、目標に向かってがんばっていくことなのかもしれません。
あるいは一緒に山を登っている時が実は一番楽しくて、頂上に登り詰めてしまったらあとは空虚でおしまいなのかも。
真知子に関しては「厳しい現実に生きてこそ大輪の花を咲かせられる」ということで、古美門(堺雅人)と働くことは必ずしもマイナスではないようです。
ガニ股で足をふんばる真知子は、まだ<朝ドラのヒロイン>ですが、一方で古美門の影響を受けて現実主義の弁護士に。
<朝ドラのヒロイン>+<現実主義>で真知子は良い弁護士になっていくのではないでしょうか?
恋愛の方はまだまだですけどね~。
「酔っちゃったみたい。どこかで休みたい」と言っても、ゆとり王子の羽生(岡田将生)は「だったらタクシーで家まで送りましょう」(笑)
でも、これは羽生クンが悪いか。
羽生クン、鈍感で、邪心なさ過ぎですな~!