平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

チーム・バチスタの栄光 第6話

2008年11月19日 | 推理・サスペンスドラマ
 スワンガンツカテーテル

 「ガリレオ」なんかもそうだけど、トリックが専門的な場合面白さが半減する。
 なぜなら謎解きをする面白さがなくなってしまうから。
 こちらが知らないことを提示されて「これが殺害方法です」と言われても。
 その点「相棒」はいろいろ推理の余地はある。
 推理ドラマではないが「イノセント・ラブ」や「SCANDAL」も謎解きを楽しめる。

★いかに魅力的なコンビを作るか?
 謎解きが出来ないとなるとドラマの面白さを作るのはキャラクター。
 白鳥(仲村トオル)とグッチー(伊藤淳史)のコンビはどうだろう?
 かたや非情派、かたや人情派。
 グッチーがいい奴なのはわかるけど、いい奴というのはキャラとして面白くない。
 白鳥は面白いが、彼がなぜ執拗にこの事件を追うのか?彼が傍若無人なのはなぜかなどという部分が最近気になってきた。
 もう少し描き込んでほしい感じ。

 他のドラマになるが、「相棒」の右京と薫、「ガリレオ」の湯川と薫(←これも薫か)のコンビはいいですね。
 古くは古畑任三郎と今泉くん。
 学園ドラマでは<ヤンキーあがり><極道の娘の先生>など様々な先生が登場してきたが、刑事ドラマでもどんなコンビを作るかで新しさが出て来るんでしょうね。

★残るは動機
 さてこのドラマで唯一気になる点は動機。
 氷室(城田優)はなぜ?
 殺害した患者に何も罪はないわけですからね。それなりの理由がないと。
 <病院内の権力争い>とか<桐生(伊原剛志)に対する個人的な恨み>だったら納得いかない。
 ありふれている。
 今の所、視聴者に前フリされている動機はこのふたつだが。
 出来れば「あっ!」と驚く動機を提示してほしい。

※追記
 氷室に殴られて逃がしてしまった黒崎教授(榎木孝明)。
 黒崎は共犯?
 殴られたふりをして白鳥を逃がした?

※追記
 そう言えばこの作品、動機からの真相の解明の部分が少ないんですよね。
 「オリエント急行殺人事件」ではないが、チーム・バチスタの7人それぞれが何らかの動機を持っていれば面白くなるのに。


コメント (4)
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