平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

花ざかりの君たちへ 第4話

2007年07月26日 | 学園・青春ドラマ
 笑う佐野(小栗旬)、中津(生田斗真)、瑞稀(堀北真希)。
 秘密でハイジャンの練習をする佐野。
 そのことがバレた時のグラウンドでのワンシーン。
 青春してますなぁ。

 共感し合って無邪気に笑える。
 「おまえ、バカだなぁ」と言って笑える。
 これって青春の特権。

 さわやかで感動的なシーンだ。
 それまでに瑞希の佐野に対して奮闘するシーンやくじけるシーンがあるから、「瑞希、よかったな」とも言いたくなる。
 その前に「いつまでも世界中の不幸を背負っている顔してんじゃねえよ!」「瑞希の気持ち、考えろよ」という中津の叫びがあるから、伝わってくる。
 出来れば、青春ドラマはこういったぶつかり合いの中で描かれて欲しい。
 だから「山田太郎ものがたり」は少し不満なんだよね。

 さて、毎回、佐野と瑞希の物語とは別に展開される寮どうしの闘い。
 今回は合コン。
 これはサブ・エピソードで物語にギャグ要素・イベント要素を持たせるためのもの。
 これがどう佐野と瑞希のメインストーリーと絡むかは毎回楽しみなところだ。
 そして今回は「佐野にがんばらせるためには彼女が必要」と考えた瑞希が佐野を合コンに参加させることで繋がった。
 この辺の瑞希の心理は面白い。
 瑞希が佐野に感じているのは『恋愛』ではない様だ。
 あくまで応援団長、友情。
 この裏にはおそらく恋愛感情があるのだろうけど、それに瑞希は気がつかない。
 オトコの格好をしているから、自分がオンナであることを忘れていっているのかもしれない。
 この辺のフクザツな感情の襞はこの作品ならでは。
 「瑞希がオンナだったらこんなに悩まなくてもいいのに」と語る中津の感情と併せてこの作品の味を作っている。

 物語の内容・特徴は『設定』で決まる。
 最初にどんな『設定』を作り出すか?
 現在はそれが突飛であればあるほどいい様だ。
 例えば「パパとムスメの七日間」の設定もそう。
 タイムスリップという「プロポーズ大作戦」もそう。
 魅力的な設定とキャラを作り出せば、物語はどんどん勝手に進行していってくれるのだ。

★追記
 中津とお好み焼き屋へ行った瑞希。
 両手にコテを持ってシャキーン!
 これは「鉄板少女アカネ」!!
 

コメント
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