平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

山田太郎ものがたり 第3話

2007年07月21日 | 学園・青春ドラマ
 ちょっとマンネリかな?

★山田太郎(二宮和也)は2kg98円の松阪牛ゲットのために懸命の努力。
 第1話でやったコロッケ争奪戦を広げた内容。二番煎じ。
 池上隆子(多部未華子)の母(柴田理恵)に弟子入りして綿密な計画を立てたのは面白いが、主人公が闘う目的としてはバカバカしい。
 この二度目のバカバカしさ、ナンセンスについていけるかどうかで、今回を楽しめるかどうかが決まる。

★池上隆子(多部未華子)は相変わらずの勘違いと勝手な妄想。
 勘違いもここまで繰り返されると飽きてしまう。
 キャラクターはおバカなだけじゃ感情移入できない。
 そこで感情移入させるために作者は『畑仕事に戻ってくるという太郎を信じて待つ隆子』を描いたが、太郎の貧乏を知り、隆子は別の男・太郎の父和夫(松岡充)に走りそう。
 あれれ?ヒロインならここは太郎でなくちゃ。
 「貧乏だとわかっても太郎が好き」
 これがヒロイン。
 いずれは太郎の所に戻ってくるのかもしれないが、隆子の迷走は続きそう。

★御村託也(櫻井翔)は大きな変化なし。
 「おまえ、面白いなぁ」のスタンス。松阪牛争奪戦に興味本位で参加するが、彼の本質は変わっていない。太郎との距離がさらに近くなった程度か。

 この様にドラマはキャラが変化しないとマンネリになる。
 事件は毎回違うが、主人公たちのやっていることの本質は同じ。
 これではイマイチ。
 同じ食べ物争奪戦の「マイ★ボス マイ★ヒーロー」で比べてしまうが、真喜男は「恋」に苦しみ、「やくざ」であることに苦しむ。
 恋に走りやくざをやめようと思う。
 これがドラマだ。
 太郎が変化しないというスタンスは作劇としてありだと思うが、だったら御村たちが変わらないと。
 「水戸黄門」のご隠居様は変わらないが、悪やそのまわりの人たちは変わる。
 光圀公が迷ったり恋に落ちたりしたら変だしね。
 「サザエさん」がマンネリと言われるのはキャラが変化しないせいだ。
 カツオいいかげん大人になれ。

 なお次回以降は展開がありそう。
 隆子は太郎の貧乏を知ってしまったし、太郎の父親も帰ってきた。
 今後はもう少し掘り下げた深いドラマを見たいな。


コメント
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