第21話(3:00)と第22話(4:00)のストーリーはこう。
3:00
「機長の協力のもと、ジャックは録音データを奪還、空港へ着陸するよう手配する。だが、データが奪われたことを知ったグラハムは、VCI救難信号を偽装し、飛行機を撃墜するようローガン大統領に迫る。払うべき代償の大きさに一瞬たじろぎを見せるものの、大統領は保身のためにF-18戦闘機に撃墜の許可を出すが」(FOX・HPより)
4:00
「マイルズの陰謀により、司法長官に聞かせる録音データの内容が消去されてしまった! 唯一の証拠を失い呆然とするジャックらのもとに、追い討ちをかけるようにビエルコ逃亡の知らせが入る。しかも新たなテロ攻撃を仕掛けてくる可能性があるというのだ。一方、勝利を確信したローガン大統領は、ピアースとジャックを始末するための手筈を整える」(FOX・HPより)
見どころは次の3点。
★航空機撃墜
VCI救難信号とは航空機がハイジャックされ、建物に激突する自爆テロが想定される場合、その航空機を撃墜していいという法律。
ローガンは証拠を隠滅するため、VCI救難信号が出ているとしジャックの乗った航空機を撃墜させようとする。
ここで面白いのは、ローガン、大統領補佐官のマイク、撃墜の指揮を執る空軍のグラハムの三人三様の描写だ。
グラハムはVCI救難信号に基づき撃墜をローガンに進言する。
一方、マイク。
「ジャック・バウアーには建物に激突させるようなテロを行う理由がない」と反対する。
ローガンは苦渋の選択の演技をして、撃墜を許可する。
その情報を聞いたジャックは撃墜される前に航空機を着陸させようとする。
飛行場では間に合わないので、外出禁止令で車のいないハイウェイを滑走路にして。
タイムサスペンス。
まさに手に汗握る攻防だ。
そしてローガン、マイク、グラハム。
ジャックがハイウェイに着陸しているのを把握したグラハムは前言を撤回。
自爆テロの可能性がなくなったため、撃墜を中止する様に進言する。
ローガンは中止されては困る。
あくまで強行しようとするが、マイク、グラハムが語気を強くして反対する。
そして仕方なく中止命令を出すローガン。
「テロを未然に防ぐこと」「人命を守ること」、その職務に忠実なグラハムと別の思惑で航空機を撃墜したいと思っているローガンの対比が面白い。
作者はグラハムだけではローガンに撃墜を押し切られてしまうと思ったのか、マイクも入れて2対1で命令中止を迫らせた。
このマイクの立ち位置もいい。
★ローガンの自殺
ジャックがCTUに証拠のテープを持ち込み、司法長官への提示が迫っている。
裁判にかけられる大統領。
ローガンは自殺を決意する。
妻のマーサに別れを告げ、共に暗躍した仲間には今回の計画は国益のためにしたことで自分は間違っていないということを確認して、銃を自分の頭に向ける。
悪の最期。
しかし、ここで急展開。
CTUのマイルズが寝返ったのだ。
証拠のテープを自分が消去するというマイルズ。
ローガンは出世を保証して自殺をやめる。
思わぬ伏兵。
出世という思わぬ人間ドラマから事件が展開する。
これも「24」の魅力だ。
★ロシア潜水艦乗っ取り
テロリスト・ビエルコに残された神経ガスは残り1個。
これをどの様に使うか?
ジャックはヘンダーソンをスパイに使い、情報ブローカーからビエルコに売った情報を得ようとする。(この情報ブローカーという存在、「24」では事件を動かす手段として、たびたび使われている)
そしてこれもよく使われる方法だが、ブローカーのパソコンから情報を引き出す。
そして得た情報とは?
原子力潜水艦の乗っ取り。
潜水艦のミサイルによる攻撃。
なるほど、これであれば神経ガス1個で十分に成し遂げられる。
アイデア。
アクション作品には観客をあっと言わせるアイデアが必要だ。
3:00
「機長の協力のもと、ジャックは録音データを奪還、空港へ着陸するよう手配する。だが、データが奪われたことを知ったグラハムは、VCI救難信号を偽装し、飛行機を撃墜するようローガン大統領に迫る。払うべき代償の大きさに一瞬たじろぎを見せるものの、大統領は保身のためにF-18戦闘機に撃墜の許可を出すが」(FOX・HPより)
4:00
「マイルズの陰謀により、司法長官に聞かせる録音データの内容が消去されてしまった! 唯一の証拠を失い呆然とするジャックらのもとに、追い討ちをかけるようにビエルコ逃亡の知らせが入る。しかも新たなテロ攻撃を仕掛けてくる可能性があるというのだ。一方、勝利を確信したローガン大統領は、ピアースとジャックを始末するための手筈を整える」(FOX・HPより)
見どころは次の3点。
★航空機撃墜
VCI救難信号とは航空機がハイジャックされ、建物に激突する自爆テロが想定される場合、その航空機を撃墜していいという法律。
ローガンは証拠を隠滅するため、VCI救難信号が出ているとしジャックの乗った航空機を撃墜させようとする。
ここで面白いのは、ローガン、大統領補佐官のマイク、撃墜の指揮を執る空軍のグラハムの三人三様の描写だ。
グラハムはVCI救難信号に基づき撃墜をローガンに進言する。
一方、マイク。
「ジャック・バウアーには建物に激突させるようなテロを行う理由がない」と反対する。
ローガンは苦渋の選択の演技をして、撃墜を許可する。
その情報を聞いたジャックは撃墜される前に航空機を着陸させようとする。
飛行場では間に合わないので、外出禁止令で車のいないハイウェイを滑走路にして。
タイムサスペンス。
まさに手に汗握る攻防だ。
そしてローガン、マイク、グラハム。
ジャックがハイウェイに着陸しているのを把握したグラハムは前言を撤回。
自爆テロの可能性がなくなったため、撃墜を中止する様に進言する。
ローガンは中止されては困る。
あくまで強行しようとするが、マイク、グラハムが語気を強くして反対する。
そして仕方なく中止命令を出すローガン。
「テロを未然に防ぐこと」「人命を守ること」、その職務に忠実なグラハムと別の思惑で航空機を撃墜したいと思っているローガンの対比が面白い。
作者はグラハムだけではローガンに撃墜を押し切られてしまうと思ったのか、マイクも入れて2対1で命令中止を迫らせた。
このマイクの立ち位置もいい。
★ローガンの自殺
ジャックがCTUに証拠のテープを持ち込み、司法長官への提示が迫っている。
裁判にかけられる大統領。
ローガンは自殺を決意する。
妻のマーサに別れを告げ、共に暗躍した仲間には今回の計画は国益のためにしたことで自分は間違っていないということを確認して、銃を自分の頭に向ける。
悪の最期。
しかし、ここで急展開。
CTUのマイルズが寝返ったのだ。
証拠のテープを自分が消去するというマイルズ。
ローガンは出世を保証して自殺をやめる。
思わぬ伏兵。
出世という思わぬ人間ドラマから事件が展開する。
これも「24」の魅力だ。
★ロシア潜水艦乗っ取り
テロリスト・ビエルコに残された神経ガスは残り1個。
これをどの様に使うか?
ジャックはヘンダーソンをスパイに使い、情報ブローカーからビエルコに売った情報を得ようとする。(この情報ブローカーという存在、「24」では事件を動かす手段として、たびたび使われている)
そしてこれもよく使われる方法だが、ブローカーのパソコンから情報を引き出す。
そして得た情報とは?
原子力潜水艦の乗っ取り。
潜水艦のミサイルによる攻撃。
なるほど、これであれば神経ガス1個で十分に成し遂げられる。
アイデア。
アクション作品には観客をあっと言わせるアイデアが必要だ。