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平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

「ゲゲゲの女房」名セリフ その1

2010年09月30日 | 名セリフ・名言集
 「ゲゲゲの女房」名セリフ

★まずは茂(向井理)

 「自分は幸運です。腕一本なくしただけで生きて帰れたんですから」
 「自分は生きている人間には同情せんのです」

 生きているだけで丸儲け。
 戦争で戦友を亡くした茂にはこの考え方がある。
 また幸福とは相対的なもの。
 たとえば茂は戦争で腕をなくした。それは普通なら嘆き悲しむことであるが、戦争で命を落とすことに比べたら幸福。
 考え方次第で物事は幸福にも不幸にもなるんですね。
 貧乏に対する考え方も次のようなもの。

 「好きなことをやっているから貧乏でも仕方がないのです」

 こう思えれば幸せだ。
 貧乏も受け入れられる。
 だから都会に馴染めない太一にもこう言える。 

 「お互いうまくいっとりませんな。まあ、のんびりやればいいのです」

 教師の仕事で悩んでいる藍子にもゲーテの言葉を引用してこうアドバイスする。

 「うまくいかないときは焦らず好機の到来を待て」
 「努力している時は悩むもの」
 「本当に好きなこととは、悩んで苦しくてもやってしまうこと」(これは茂の言葉)

 実にたくましい人生哲学だ。
 つらい時、うまくいかない時には思い出したい。生きているだけで丸儲けという考え方も。
 そんな茂だから他人に対しても優しい。
 常に相手の長所を見る。 
 絵が下手くそでアシスタントして使いものにならない菅井(柄本佑)について茂はこう言う。

 「根気の良さなら誰にも負けない。それに見とって面白い」

★布美枝(松下奈緒)と茂の夫婦関係も名セリフがいっぱいだった。
 見合い相手の茂が戦場で怪我をして片腕がないと、父親に告げられた時のこと。
 布美枝はこうつぶやく。

 「服の袖はどうしてるんだろう?」

 裁縫が得意な布美枝らしいリアクションだ。
 そして見合い。
 ふたりが交わした会話も次のひと言だけだ。

 「自転車には乗れますか?」

 昔はこれで結婚が成立していたんですね。
 そして<自転車>は後の伏線に。
 結婚しても茂は仕事ばかりで、布美枝は孤独を感じる。自分は何なんだろうと思う。
 するとある時、茂は<自転車>を買ってきた。
 その時に布美枝はこうつぶやく。

 「……これを買いに?」

 たったひと言だが、布美枝のうれしい気持ちが伝わってくる名セリフだ。
 このエピソードの時の週タイトルは「花と自転車」だったが(←実にいいタイトル)、登場人物の気持ちを表す小道具として、自転車、そして花=ナズナの使い方も上手かった。

 また、この作品でふたりが本当の夫婦になった瞬間としてよく引用されるのがこのせりふ。

 「この人は本物の漫画家ですけん!」

 茂を責める父親・源兵衛(大杉漣)に布美枝はこう反論したのだ。
 今まで父親に反論したことのないおとなしい娘だったのに。
 そして源兵衛を駅に送る時にはこう言う。

 「お金はないけど、私、毎日笑って暮らしてるよ」

 これに対して源兵衛が安来の家に帰って言ったせりふも秀逸だ。

 「金には恵まれていないが、人の縁には恵まれているようだ」

 こうして強くなっていく茂と布美枝の絆。
 布美枝が原稿料の取り立てに言って半分しか取れなかった時には茂はこう言う。
 
 「仕方がない。俺がやっても同じだっただろう」

 ぶっきらぼうでありながら茂はいざという時に優しい。
 また貧乏が極まり、漫画家廃業を茂が考えた時には布美枝は……

 「お父ちゃんは強い人。腕が三本だから何とかなりますよ」

 <腕が三本>とは茂の手一本と布美枝の手二本を合わせて三本ということ。
 「何とかなりますよ」と言えるのも布美枝の強さ。
 そしてふたりは最後には夫婦ゲンカをするようになった。
 娘の藍子の進路をめぐって……

 「おや? おやおやおや?」
 「あら? あらあらあら?」

 これは向井さん、松下さんのアドリブだそうだが、こんなアドリブが出るほど、ふたりは息が合う夫婦になっていたんですね。

 「ゲゲゲの女房」名セリフ その2はこちら


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結婚できない男 名セリフ

2010年02月26日 | 名セリフ・名言集
 現在「結婚できない男」が再放送中。
 ということで、今回は過去に書いた記事「結婚できない男 名せりふ」を復活。
 いいですね、この桑野さん(阿部寛)の偏屈ぶり。
 これぞ現代の男の生き方、価値観!

★結婚観
 「好きなときに好きなもんが食えるのが独身のいいとこだろ」
 「妻と子供と家のローンは人生の三大不良債権だ」
 「家事をさせるためなら家政婦を雇えば済む話だ」
 「独身なら稼いだ金は全部自分のもんだ。結婚すれば稼いだ金は妻と子に食いつぶされるだけだ」
 「結婚なんかしたら、親や親戚とのつきあいが単純計算で倍に増える。自分の分だけでも面倒なのに」
  職場で宅配便を受け取る理由について
 「うちだと昼間受け取れないだろ。帰ったとき不在票が郵便受けに入ってると気分悪いし、再配達の指定すると、うちで待ってないといけない。独身生活の数少ないデメリットと言えるな」
  人生ゲームの復刻版を買って
 「人生ゲームの欠点は、(止まったら)どうしても結婚しなきゃならない所だ」

★金銭観
 「人が金持ちかどうかはな、収入の額じゃない。自分が自由に使える額、いわゆる可処分所得がいくらあるかで決まるんだ」
 「平均年収が600万超えるのは40歳過ぎてからだ。1000万の男と結婚したかったらカミさんに先立たれた50男でも探すんだな」

★死生観
 「食べたいときに食べたいものを食べる。それで早死にしたって本望ですよ」

★恋愛観
 「恋は落ちるんじゃない、上がるんだ、上に」

★生活哲学・こだわり
 「俺は自分の部屋に人を入れない主義なんだ。なんか他人がうちに入ると空気がこう、淀む感じがするんだよな」
 「僕は、仕事がどんなに忙しかろうが、家の中が散らかってると我慢できないたちでしてね。決められたものは決められた場所にあって、清潔、かつ機能的。そういう状態をいつも保っています」
 「俺はな、そうめん茹ではじめてから生姜がないことに気づいたら買いに行かなきゃ気が済まないタチなんだ。しかもチューブの生姜じゃダメなんだ」
 「花柄は俺がこの世で嫌いなものトップ5に入るんだ」

★社会時評
 <チョイ悪オヤジ>という言葉に対して
 「何チョイ悪だ。悪いかいいかどっちかにしろ」

★毒舌
 恋に臆病な自分を車庫から出られない車に例えた夏美に対して
 「……もう錆び付いて動かなくなっているかもな」
 妹の圭子に「結婚する時、いくら仕事が忙しくても月に1回は家族でお出かけするって条件をつけたの」と自慢されて
 「日米和親条約なみの不平等条約だな……独身でよかった」
 20歳代の女性との交際を夏美に冷やかされて
 「ま、若い子は素直でかわいいですよ。ひとが言うことにいちいちチャチャ入れたりしないし。あなたも70くらいのじいさんから見ると素直で可愛いのかもしれませんよ」
 犬を飼うことについて
 「人間の子供は成長すれば、親にこづかいくれるようになるけど、犬は死ぬまで無駄飯を食らい続けるわけだな」
 ストーカーに忠告する様に言われて 
 「アナタは人の世話を焼いていれば、そりゃ、自分の寂しさがまぎれるからいいかもしれませんけどね!付き合わされるこっちの身にもなってほしい」
 「どうしても私を寂しい女にしたいらしいですね」
 「図星だから怒るんでしょ」

★個人主義
 バーテンに誕生日のカクテルをすすめられ
 「余計なお世話だ。あと客の話を聞くな」
 ジムに通う理由を問い詰められて
 「自己実現というのは 自分のなかだけで完結することもあるんです」

 最後はこれ。 

 「常識通り生きるなんて誰でもできますよ。たとえ常識から外れても自分を貫き通すことに価値があると思いますね」

 常識にとらわれずに自分の論理で生きる。偏屈に生きる。
 これが、この時代に生きる男のダンディズム。
 もっとも、そんな桑野さんもラストでは夏美さんと結婚しましたが。
 やはり人は人を求めずにはいられないんですね。


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JIN -仁- 名セリフ その2

2009年12月30日 | 名セリフ・名言集
 昨日に続き「JIN -仁-」名セリフ。

 名セリフというのはやはりキャラクターがよく出来ているから生まれるんですね。
 たとえば女形役者の田之助。甘いお坊ちゃん・恭太郎に……
★「この小判は俺の血と汗と肉だ。血を吐くような思いをして芸を磨き、手に入れたそういう金なんだ。どうしても初音を助けたいのなら、まず身を切るのが筋だろうが。旗本株でも売って出直してきやがれ!」
 だが、心意気には心意気に応える。
★「あの薬はあなたの血肉を刻んだ命だそうじゃありませんか。この田之助、命には命で応えるさ」
 そして小判をばらまき、中条流の医者に「おととい来やがれ!」と見栄を切る。
 おまけに仁たちには
★「この金は返さなくていいから。貸すなんてセコい真似嫌いなんだよ!」
 まさに粋ですね。
 格好良すぎる!

 緒方洪庵先生も渋かった。
 洪庵は「石を投げられ、私財を投げ打ってまでも人を助けたいという医の心を持った人」。
 仁よりもずっと年上で地位もある人間なのに仁を師と仰ぎ、こうも言う。
★「その寂しさを、この洪庵にお預け下さい。この洪庵、冥途に持っていきます」
 一方、仁もそんな洪庵を師と仰ぎ、洪庵に受けた恩をどう返せばいいかを尋ねる。
 その質問に答えてに洪庵は……
★「より良き未来をお作り下さい。皆が楽しう笑い合う平らな未来をお作り下さい」
 この言葉はあらゆる人に当てはまる言葉ですね。
 どんな人間だって誰かの恩を受けて生きてきたし、生きている。
 ではそれをどうやって返すか。
 洪庵の言葉はその答えのひとつですね。

 キャラクターといえば野風の恋はせつなかった。
 仁に抱きしめられて脈が速くなり、そのことを指摘されると
★「この音だけがあちきの誠でありんす」
 偽りの恋愛で浮き世を生きてきた花魁生活の中で仁に抱きしめられたことが唯一の<誠>だった。
 何とせつない。
 仁に思っている女性(未来)がいることを聞くと
★「今よりその名を呼びなんし。それなら不実になりんせん」
 思っている女性の名を呼びながら自分を抱けという野風。
 これもせつない。
 あるいはこんなせりふも。
★「雪になりたいでありんす。雪ならばいつでも先生の方に落ちられるでありんすから」
 しかし、花魁としての矜持もある。
 つらければ泣けという龍馬に
★「色恋に涙を流しては花魁の名がすたりんす」

 最後のキャラクターは咲。
 彼女は本当に聡明で強かった。
 田之助の名を呼び恭太郎を傷つけた初音には……
★「おのれの気持ちに嘘などつけませぬ。せんないものかと思いますよ」
 仁にはいつもさりげない励ましの言葉。
 ペニシリン工房が焼け手術中に動揺する仁に
★「先生、今日は蒸しますね」
 ペニシリンがなくて途方に暮れる仁には 
★「先生、青カビを集めましょう。この季節ですし容易に集まりましょう」
 こんなさりげない励ましをする咲だが、時にはこんな大胆な行動も。
 四百両が払えなくてペニシリンを手放さなくてはならない時に
★「私がここでご奉公いたしますから四百両をお貸しいただけませんか。少しとうが立ってありますが、旗本の娘ということで物珍しさもございましょうし」

 この作品の登場人物たちは皆が真剣に戦って生きている。
 だからキャラが素晴らしいし、しゃべるすべてが名セリフになる。

 JIN -仁- 名セリフ その1はこちら


※追記
 MISIAの主題歌「逢いたくて、いま」。
 フルで聞く機会があったが、仁の気持ちを歌った歌だった。
「あなたの見つめているすべてを感じたくて空を見上げた」
「今、逢いたい。あなたに伝えたいことがたくさんある」
「運命など変えられなくても伝えたいことがある」
「どうしようもなくてすべてが夢だと願った」
「戻りたい、あの日、あの時に」
 歌詞の内容が物語のシーンやせりふとして描かれている。
 この曲が出来た後に書かれたシナリオもあるだろうから、この作品の脚本家さんはこの曲を見事に活かしている。


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JIN -仁- 名セリフ その1

2009年12月29日 | 名セリフ・名言集
 2009年秋ドラマで話題を呼んだ「JIN -仁-」。
 様々な名セリフが登場しましたね。

★「未来、俺は決めた。歴史は思った以上に強大で、ただ俺は憶することなく向かっていくよ。所詮人間は精一杯生きることしかできないのだから」

 第3話の仁先生のせりふ。
 <人間は精一杯生きることしかできないのだから>。
 これがこの作品が一貫して言ってきたことでした。
 その他、この作品では人間が生きることについて様々なせりふが述べられて来た。

★「人間は欲深い生き物じゃ!人間は一皮剥けば成り上がりたい、金が欲しい、名を残したいという欲でがんじがらめじゃ。わしじゃってそうじゃ!この国をもっと良くしたいと思うちょるじゃが、それは生まれて来たからには何かやってやりたいという欲があるからじゃ。じゃが、その欲があるき、わしは進んでいける。欲は生きる源じゃ!」

 龍馬のせりふ。
 従来の倫理だと欲を持つことは悪だと規定されますが、この龍馬のせりふの方が人間の本質をついているような気がする。
 人の一生はこうした欲との戦い、葛藤なんでしょうね。
 だから人は迷い、悩む。
 咲の兄は自分の器の小ささに悩み、咲は劣等感からこうつぶやく。

★「他の皆様にかなわず、そばにいたとてそのお心さえ分からず、私は何のためにいるのでしょう」

 人はこうやって悩んで生きていくのでしょうね。  
 そんな人の人生について花魁の夕霧は生きるための知恵としてこんなことを言っていた。

★「泣いても一生、笑っても一生。ならば今生泣くまいぞ」

 そして、仁の恋人・未来はこんな言葉を。

★「神は乗り越えられる試練しか与えない」

 勇気を与えてくれる言葉ですね。
 困難に遭遇した時はこの言葉を思い出したい。
 また、この作品は魅力的なキャラクターでいっぱいだった。
 まずは咲の母親。
 コロリの看病で疲れた咲。家に帰って休めと進める兄・恭太郎と話している時に。

★「いくさの途中で帰る家などありません。その様な覚悟で勝てるいくさなどありません。勝って戻ってきなさい」

 彼女はまさに武家の女ですね。
 内野聖陽さんの龍馬は素晴らしかった。
 野風に浅葱裏(田舎侍)とバカにされて

★「浅葱裏に失礼じゃき。わしはただの脱藩浪人じゃ。脱藩浪人の坂本龍馬じゃ。今度は間違わんでくれるかの」

 自分を浅葱裏以下だと卑下しながら、ある意味すごいプライドですね。
 脱藩浪人・坂本龍馬、つまりオンリーワンであることに誇りを持っている。
 われわれもこうやって胸を張って生きていきたいものです。
 龍馬にはこんなせりふもあった。

★「今はただ自分の信じる道を歩きたいぜよ。それが誰も歩いておらん道でも正しい道なら仲間は後からついてくるぜよ」

 龍馬といえば司馬遼太郎さんの「竜馬がいく」だが、この作品でさらに新しい竜馬像が生まれた感じ。
 あとはキャラクターとして綾瀬はるかさん演じる咲が魅力だった。
 咲は常に仁の理解者であり、悩む仁を励ましてきた。

★「先生は私の運命を変えましたよ。咲は生きておりますよ」
★「よろしければ私にお話いただけません? 大したお役には立てませんが、物を言わぬ写真とやらに話しかけるよりは力になれるかもしれません」

 咲の愛情はこんなせりふでも表現されている。

★「ゆうげの豆腐は揚げ出しにしましょう」

 こう書くと女性に怒られるかもしれませんが、咲は男性の理想ですね。
 男というのは案外弱いものでありまして、こういうふうに陰に日向に励まされると頑張ろうという気になれる。
 咲はこの作品の中で一番芯のある強いキャラクターかもしれません。

 JIN -仁- 名セリフ その2はこちら


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スラムダンク 名セリフ 11位~30位

2008年12月06日 | 名セリフ・名言集
 gooリサーチによるスラムダンク名セリフベスト30。
 今回は11位~30位。

・11位「何人たりともオレの眠りを妨げる奴は許さん」 流川楓: 1巻 #2より 31.4
 流川のキャラクターを的確に表している。
 流川はバスケ以外の時はほとんど眠っていましたからね。
 見事なキャラクター造形です。

・12位「「負けたことがある」というのがいつか大きな財産になる」 堂本五郎: 31巻 #276より 25.7
 これはよくビジネス書なんかでも言われていること。失敗から学びましょう。

・12位「俺はバスケットをやる…バスケットマンだからだ」 桜木花道: 2巻 #16より 25.7
 当たり前の様でいて実はすごいせりふ。
 花道は「自分はバスケットマンである」という自分自身を発見したのだ。
 「バスケットマンである」という覚悟を決めたのだ。
 その前の花道は晴子さんとつき合うためにバスケをしていた。
 
・14位「オヤジの栄光時代はいつだよ…全日本のときか? オレは……オレは今なんだよ!!」 桜木花道: 31巻 #270より 22.9
 若者は過去よりも現在に生きるんですね。
 過去を懐かしく思い始めた時から青春はなくなる?

・15位「オレたちは、強い!!」 赤木剛憲: 9巻 #77より 22.4
 9位の「君たちは強い」と4位の「天才ですから」を合わせた強い自負。
 こう言い続けることがプレイに繋がり、やがて確信に変わる。

・16位「君にこの天才が止められるかね?」桜木花道: 17巻 #151より 22.0
 これも強い自負。
 悩むヒーローが多かった中で時代はこう言い切れるヒーローを求めていたんでしょうね。

・17位「君は日本一の高校生になりなさい」安西先生: 21巻 #187より 18.4
 アメリカ留学を相談する流川に。
 イチローも日本で1位になってメジャーに行った。

・18位「大好きです スポーツマンですから」 桜木花道: 30巻 #269より 18.0
 花道は「天才」「バスケットマン」「スポーツマン」などと自己規定することが多い。
 こう言い切ることによって自分をかき立てているのかもしれませんね。

・19位「やるしかねえ………!!」 三井寿: 9巻 #73より 17.1
 悩んでいる時はこう言いましょう。

・20位「歩けなくなってもいい…!! やっとつかんだチャンスなんだ…!!」赤木剛憲: 13巻 #109より 16.7
 不遇の過去を送っていた赤木に思いが伝わってくる。
 赤木は実力があっても認められなかったですからね。

・21位「オレは三井。あきらめの悪い男…」 三井寿: 28巻 #247より 15.9
 花道が「天才」と自己規定するのに対し、三井は「あきらめの悪い男」。
 ミッチーらしい。

・22位「ここで働けなけりゃ…俺はただの大バカヤロウだ」 三井寿: 11巻 #94より 15.5
 「あきらめの悪い男」の次は「大バカヤロウ」。
 ミッチーはマイナス思考?花道はプラス思考なのに。
 
・23位「さぁ いこーか」仙道彰: 3巻 #26より 15.1
 「オレ達は強い!!」と言うキャプテン赤木と対照的。
 赤木は熱く泥臭いが、仙道はスマートです。

・24位「大好きです。今度は嘘じゃないっす」桜木花道: 1巻 #1より 15.1
 確か花道は30回以上連続してフラれてた。
 でもそのパワーってすごい。
 普通の人は恋愛に臆病になってウジウジしてるのに。

・25位「もう誰にも負けん」流川楓: 22巻 #191より 14.7
 流川、ナンバー1宣言です。

・26位「チャンスのときこそ平常心だ」赤木剛憲: 10巻 #85より 14.3
 赤木は身心両面で優れた選手。
 「スラムダンク」はスポーツ漫画でメンタルの大切さを最初に描いた作品かもしれませんね。 

・27位「オレを倒すつもりなら…死ぬほど練習してこい!!」 仙道彰: 6巻 #48より 13.9
 これは仙道の強い自負。
 「スラムダンク」はプライドとプライドのぶつかり合いのドラマです。

・28位「もうオレにはリングしか見えねえ」三井寿: 28巻 #248より 13.5
 絶好調の時、野球の神様・川上はボールが止まって見えたそうです。
 三井も「リングしか見えねえ」
 集中力が極まるとこんなことが起きるのですね。

・29位「バスケットは算数じゃねぇ」流川楓: 20巻 #176より 13.1
 メンタルな要素がプラスアルファをもたらす。

・30位「こういう展開でこそ、オレは燃える奴だったはずだ…!!」 三井寿: 11巻 #93より 11.4
 不良をやっていたため体力が落ちてフラフラだったミッチー。
 過去のよかった時の自分をイメージして自分をかき立てる。これもひとつの方法ですね。
 ちなみに僕は「スラムダンク」のキャラクターでは三井が一番好きです。

 以上30位まで見てきましたが、総括すると「スラムダンク」は自己発見の物語ですね。
 花道は「天才」「バスケットマン」と自己発見。
 三井は「バスケがやりたい」と自己発見。
 流川は「もう誰にも負けない」と自分が一番であることを自己発見。
 赤木は「オレ達は強い」と自己発見。
 今回せりふのランクインはなかったがリョータもそう。
 そんな自己発見した人間達が自分のプライドをかけてぶつかり合う。
 それが感動を呼ぶ。
 見事な青春ドラマです。

 1位~10位はこちら


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スラムダンク 名セリフ 1位~10位

2008年12月05日 | 名セリフ・名言集
 gooリサーチによるスラムダンク名セリフベスト30。
 そのキャラクターならではのせりふ、人生の教訓になるせりふ、様々です。
 「スラムダンク」が偉大なのは、以下に紹介するせりふすべてが我々の中に記憶されているということ。
 キャララクターがそのせりふを言った時のシーンがはっきりと浮かんで来るということですね。

・1位「あきらめたら、そこで試合終了だよ」 安西先生: 8巻 #69より 100
 そうですね。諦めた時点ですべては終わりなんですね。
 それは夢でも同じ。
 壁を何度叩いても壊すことが出来ない時人は夢を諦めてしまいますが、もしかしたらあと1回叩いていたら壁は壊れたかもしれない。

・2位「安西先生…バスケがしたいです」 三井寿: 8巻 #71より 73.1
 僕はこのせりふが1位だと思っていました。

・3位「天才とは99%の才能と1%の…努力」 桜木花道: 18巻 #153より 67.3
 「天才とは99%の努力と1%の才能」と言ったエジソンの言葉の反対ですね。

・4位「天才ですから」 桜木花道: 31巻 #276より 62.4
 これくらい自分を信じられる人は強い。
 何かに負けそうな時は花道の様に「自分は天才だ!天才だ!」と言い続けましょう。

・5位「フンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフンフン」 桜木花道: 1巻 #5より 44.5
 擬音だけでキャラクターを立たせてしまう。すごいです!
 
・6位「どあほう」 流川楓: 3巻 #19より 43.7
 このひと言だけでキャラクターを立たせてしまう。すごいです!

・7位「要チェックや」 相田彦一: 3巻 #22より 39.6
 これもひと言でキャラを立たせている。すごい!
 名セリフとは短い言葉ですべてを現してしまうせりふのことを言うのかもしれません。

・8位「左手はそえるだけ…」 桜木花道: 31巻 #275より 37.6
 これだけで花道と晴子さんの練習の情景が浮かんできます。
 同時に花道の晴子への思いも伝わってくる。花道の中には常に晴子さんがいるんですね。

・9位「君達は強い……」 安西先生: 17巻 #149より 34.3
 これは指導者の極意ですね。
 究極の指導とはこれを言い続けることかもしれません。

・10位「ゴリの穴はオレが埋める」 桜木花道: 13巻 #110より 31.4
 これも花道ならではの強い自負心。
 花道だけでなく、みんながこう思って戦っていれば強いチームになれますよね。

 11位~30位はこちら


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