街角風景～遷座百周年記念誌

　今は昔　当時の初老？の方々が　地域にまつわる歴史話をさらりと会話の中に挟んでいた情景が懐かしい。
　時は流れて…相応の歳になったのに　極めて浅い自分の教養では　はたして？　と思う今日この頃。
　WEB世界がある程度補完してくれるのかな？…との期待もあったのですが　思いがけない人から　「あんたぁ～こんなのに関心ありそうだから　やる」と　印刷物を持ってきてくれた。百周年の経緯とその式典模様を町内会が（ブログ風？に）まとめたもので　庶民的な生活感が　ビシビシ伝わってくる力作なのです。二年前の出来事の記録だけど　地域の「住民力」も　まだまだ健在で　「地方消滅」なにするものぞ　の感がある。

　今一度　アナログ世界に立ち戻ることが大事なんだろうな　と強く感じました。それにしても　よそ者なので日常会話では本音の関心事を吐露してこなかったのにィ…なぜ　わかったんだろう…？と　首を傾げ傾げ…肩こりと腰痛が増幅。（単純な見た目判断！？）　あぁ～アナログ世界の奥深さかな…でした。
 
「地蔵盆　鉦を叩けば日暮れきて：関戸靖子」

街角風景～雪化粧

　　二日前の西の山風景です。左から南昌山　赤林山　箱ケ森。標高は850ｍ前後でさらに奥西の奥羽山塊に連なります。
　今月初めからの早い本格的降雪により　山々もすっかり雪に覆われました。気温が下がりっぱなしで　里の雪も融けきれず　きっと根雪になるのでしょう。それでも時折　雲間から太陽が顔を出してくれる瞬間は　訳もなくうれしくなっちゃいます。
 
「雪沓を　買ふには空の青過ぎて：加藤楸邨」

 

街角風景～12/3からの雪々

 


　　ガクッ～！油断大敵の大雪。ほぼ二日間休まずフワフワ降った結果が公式の市街地積雪量で19㌢。写真-2はまだ冬じまいしていなかったママチャリのサドルに積みあがった雪。12/4の晴れ間に計測すると15㌢。

　庭土の表面はまだ凍結するようなこともなかったので…まったく油断していました。庭には　あちこち作業中途で置きっぱなしの道具類や材料を放置のまんま…今やなにがなんだか一面真っ白…12/6朝現在も　まだ小雪が舞い続き　まさか～根雪になることはないかとは？…の春まで待とうホトトギス状態？なのでした。早すぎます…こういうことも…あるんですね～。

 
「腰上げて　すぐ又坐る冬籠：高浜虚子」

街角風景～厨川柵（ｸﾘﾔｶﾞﾜﾉｻｸ）

　安倍一族滅亡の地として　今日では「前九年合戦」と表記される「奥州十二年合戦」の決戦場が厨川柵（兵の拠点）である。
（安倍氏の血筋は２１年後の後三年合戦を経て　藤原清衡（ｷﾖﾋﾗ）が復興）…だが　複数の古文書に記録記載されながら　現在もその場所は特定されていない。
専門的なことは研究者にお預けしながら　多数の自称郷土史研究家？
の関心は強く　その推理には　それぞれの熱い持論と思惑を展開させながら　議論白熱。
ひとたび講師を招いての歴史講座が開講すると　だいたい満員御礼の場合が多く　当然ながら　安倍一族びいきでいっぱい。
（判官びいき的要素がある？）…時計を逆回しするわけにも　歴史地層のX線写真を撮ることも無理。
なので…せめて昭和23年の空中写真で歴史物語を妄想すると　この地域にどれだけ霊魂が彷徨ってるんだろうと　ふと素朴な疑問が湧いてしまいました。
写真が高低さや古い河道も推測できるほど　あまりにもリアル過ぎました。
http://mapps.gsi.go.jp/contentsImageDisplay.do?specificationId=37367&isDetail=false
（国土地理院の地図検索は開放的で素晴らしい！ことにも　今回気が付きましたけれど・・；）