日増しに寒くなり雪もチラチラ降ったり止んだりで ほぼ日々家ん中である。これではイイ写真を撮れる訳がない‥のは分かっておりつつ! 寒くて日がな炬燵ん中なのである。‥という訳で ほぼ日常の活動は 情けなくもTV前が不動の基地となった。
怠けすぎで早めの地獄行き確定もイヤだし‥と ふと浮かんだ以下の自問自答。
カメラのシャッターを切る瞬間の 自分のこころの内は どうか?‥それは「見つけた これだ!」と押して‥仕上がりを見て いつも「ガッカリ」のレベル‥の鉄の現状維持。(日々のストレッチ体操みたい?)これで いいのか!?
N放送局のBS放送に 火野正平氏の自転車による「こころ旅」の番組があり ロケ映像が写真的でもあり タイミングが合えばよく見ている。それは 最近TVは 戦争や裏金のニュースばかりで嫌気が射したことも一因にあるが‥。厭世的な気分でもないけれど あまりに非情残虐で極悪非道は 見ていられない。
こころ旅を見て 何を思うか?人にはそれぞれにそれぞれの物語があって ふとした時に思い浮かぶ こころの風景 がある。それでホッと安心するのである。
視聴者のその物語のお手紙を受け 火野組?が風景の地を「自転車」で目指して訪れ紹介‥というロケ映像番組である。
(N局の事前調査は 完璧にして完璧。機材も人も 超一流(と想像)。それをサラッと火野親分がプロの役者らしくまとめてしまう‥の番組で 画像の深みが 何回か見ている内に段々分かってくるのも楽しい。なお 氏の公表の生年月日が 1949.5.30で当方とほぼ同世代の感覚イメージで併せ持つ人柄も魅力的。カメラが現実主義or自然体であることも親近感が湧く。)
広角レンズが切り取った風景映像を見ながら こちらはお気に入りの場面で エアーシャッター(妄想写真)を同時に切るのである。特に物語と(切り取った)画像がベストマッチしたときには‥勝手ながら感激して(誰にも悟られないよう‥)ニンマリしてしまう‥のである。
現実は TVのようにも 雨ニモ負ケズのようにもいかず 厳しいのだが 兎に角まじめに正面からぶつからないと 良い風景には恵まれないようである。こちらは いつも気まぐれでぶっつけ本番だし‥空振りや駄作多発も止む無しだな‥と思いつつ。
(放映のおわり頃に 多分意図を込めた?15秒程の語り無しの風景映像を流す‥そこがミソと思っている。絵の腕前(見せ方)は流石に最上級と思う。‥‥ブログ史上 自己最大の長文 御容赦。。よいお年を。)
「日は午後に冬至の空のさゝ濁り:石塚友二」