新幹線は 技術力とこれまでの実績から安全で便利な乗り物…と硬く信じていた。おそらく おおかたの利用者もそう信じ切っていたことだろう。こういう社会事象を情動的共感というのかもしれない。本人はしっかりした根拠は持ってないが なんとなく そうなんだ…と思いこんでいる。事故も怖いが その根拠なしで確信できる感覚も 恐ろしいことである。
どうも最近 鉄壁と思われていた日本中の様々なシステムにバグ出て来て止まらない感じ。パソコンもそうであるが こちら側からあちら側の身になって考える（想像する）ことが まったく出来なくなってしまっている。
専門分野の学術的で中立的な立場から批判もしくは批評できる場を すでに現状の社会システムは価値を認めず その機能を葬り去ったのだろうか。
冷静なる批判精神そのものは 後世の社会発展のためには不可欠で 大切にしてもらいたいと思う。
なんか疑問点だけでも発見を…と挑戦的な目で後ろから巨体に近づいてはみたが 空気塊を切り裂くフォルムの美しさと力強さに圧倒されるだけで…そこはもう（ワタクシニトッテハ）遠い（トーキオのような）世界 なのでありました。
（後尾を示す赤いランプは 最新のLEDのようで無機質な冷たい光が不気味。ｼﾝｺﾞｼﾞﾗ似？）
「こころもとなき雪眼して上京す：阿波野青畝」
