荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

古本屋さん

2013年08月26日 | 日記

移動時は、複数の文庫本を持参する。

滞在中も、本が必要となり本屋に直行する。

飲み過ぎても、疲れていても、活字を読むか見ないことには眠れない。

そんな中で本が増え、本棚が一杯になった。

4年前、お寺の境内でのアートショーにエントリーした折、古本市にも参加の機会を得た。

旭川から大きな段ボール箱に本を詰め、作品と一緒に送った。

古本市は悲惨なものとなり、隣の同業者が暇つぶしのためか2冊の文庫本が買ってくれただけだった。

その段ボール箱が出て来たので、イエローページで古本屋さんを探し持ち込んだ。

4~5冊はカバーが無かったり、古かったことから外されもしたが、単行本、文庫本、図録等々の計71冊、

買い取り価格が3300円だった。

捨てるか資源ゴミの日にと思ったが、誰かが読んでくれ、本購入に役立つなんて嬉しい限り。

次には、本棚を空にすべく古本屋さんに直行する。

アゲハ蝶

2013年08月25日 | 日記


小学校の夏休みの自由研究の定番は、昆虫採集と押し花だった。

周辺は自然が豊かで昆虫の宝庫だったが、アゲハ蝶の存在は胸高まるひとつ。

山椒、カラタチなどの木にはアゲハ蝶が卵を産み、縞模様が鮮やかな幼虫がいた。

量販店の苗木コーナー、柑橘類の実がなっている幼木の周辺に、黒アゲハが舞っている。

すっかり蝶を見る機会が少なくなった中で、街の量販店に舞う姿を見るとは、彼らも都会的になったもの。

ダミアン・ハーストの作品のひとつ、テート・モダーンのギャラリー空間を温室状にし、蝶をふ化させる

展覧会を見たことがあった。

沢山の蝶が舞うギャラリー、異様なまでに動きがぎこちなく、その最期までを一望する。

蝶が舞う姿を見ることは、童心に還り嬉しいものだが、自然の中に舞う姿が一番美しい。

空振り

2013年08月24日 | 日記



尺八演奏会

張り切って、集合場所に急ぐ。

告知板に、地区の清掃の予定日が張り出されていた。

ボランティアに参加しよう、と告知板を見た時から決めていた。

雨上がりの午前6時45分、集合場所の公園に行ったが、定刻になっても人の姿が見えない。

日にちを間違えたのか、時間を間違えたのか。

自問自答しながら、改めて告知板を確認したが間違いは無かった。

「雨天中止」、と小さく書いてある。

昨夜の豪雨が止み、今朝の小雨は大したものではないと思って出掛けたが、空振りとなった。

イチローは日米4000安打を達成したインタヴューに、「4000安打の陰に8000の失敗がある」。

たった一回の空振りに、めげることはない。

イチローの言葉には、仕事の裏に見えない努力があることから、又しても感動した。

次のボランティアには、何としても参加する。


夕立

2013年08月23日 | 日記


蒸し暑い一日、午後からは落雷と共に激しい雨が降り続く。

庭には水たまりが広がると共に、家の横を流れる川のはけ口から水が沸き出して来る。

数年前、大雨でこの川が溢れ出し、100メートル程川上では床下浸水になった家が数件あったと聞いた。

その名残りの土嚢が、今でも放置されている。

戦前まで、巾1メートル程の川には、粉引き用の水車が回っていた、という。

私が生まれた昭和24年(1949年)の7月、裾花川と犀川が氾濫し家の前まで水が溢れて来た、と子供の頃

何度も聞かされた。

中学生の頃まで、この川には蛍が飛び交い、春には魚が遡上し夏には泳ぐことが出来た。

夕立のような勢いでタイムスリップし、雷を恐がり蚊帳に逃げ込んでいる少年がいる。

ジジイとなった今、変わることの無い雨音を聞き入っている。

おでこの前髪をまっすぐに揃え、白髪混じりの髪を束ねる姿になるなんて、誰も想像しなかった。

夕立のようなタイムスリップに、一番驚いている自分がいる。


地名

2013年08月22日 | 日記

大室古墳群から長野市を望む

川中島古戦場跡の古木

日常品や生活用品を購入する場所は、大体解るようになって来た。

銀行、郵便局、コンビニ、スーパー、お菓子屋、量販店等々、車の移動も含め位置がわかる。

買い物のついでや、友人に教えられ、来客を案内することから色々な場が広がって行く。

「まゆみだ」に行くことになり、さてどこか不安になった。

地名は聞いたことがあっても、何処か判らない。

「真弓田」と思い込んでいて、地図を見てもネット検索でも解らない。

「檀田」であった。

古本屋を探し、イエローページを開く。

地名が書かれているが、その場所が解らない。

今、必要なものが長野市の地図、しかしそれを売っている本屋の場所が解らない。

地名も読み方も解らない所があり、浦島太郎状態はしばらく続く。