荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

展覧会情報ー花田和治の色と形

2012年02月24日 | 日記
北海道立近代美術館の「これくしょん・ぎゃらりー」で、花田和治氏の全貌を見せる展覧である。

北海道出身で、札幌に帰って来てからの作品が並ぶ。

彼とは「抽象表現の確立」の頃に出会い、北海道現代作家展に参加させてもらった。

それ以降、あまり会話や作品でも交流がなかったが、一貫した制作態度は変わる事がなかったと実感した。

実に、静謐で色が澄み切っている。

同時代に北海道に生きた作家の作品を目にし、改めて自分を振り返る良い機会だと思う。


灯明祭り

2012年02月23日 | 日記
2月中旬、長野市の善光寺では、灯明祭りが開かれていた。

1998年の冬季オリンピックを記念し、世界の平和・健康を祈るために明かりを取り入れた幻想的な光景を演出する祭り。

善光寺や山門は、建築全体をライトアップし、山門や通路には影絵や祈りの文字が並ぶ。

門前町らしいおもてなしは、参道わきに並ぶ院や坊の秘仏公開、精進料理やお茶が手頃な料金で提供される。

夜の善光寺は、子供の頃に参拝した二年参り以来。

数年前から親戚の人からお誘いがあり、この灯明祭りと帰省が重なった。

いろいろな灯明の中で、自らが和紙のこよりを油に灯す明かりが、何よりも印象的であった。

電気に馴れ親しんでしまった今日、炎が揺れ、祈りの気持ちを込めた灯明に、心通うあかりの本質を見たようである。

歯医者さん

2012年02月22日 | 日記
数年前にしたインプラント治療の奥歯が、ランチと共に外れた。

一瞬、食べ合わせの魚の骨を噛んでしまったかと思った。

あれっ、もう一本あったはずで飲み込んでしまったかとも思った。

医院では、今までは借りだったので、これでようやく完全に接着するとのこと。

技工士さんに、揉み込んだらどうなるかとの質問に、改めて型を作り直すか下から出るのを待つという。

尾籠な話題で恐縮、今朝はトイレを詰まらせて、四苦八苦。

あの中から探すのは、容易なことではない。そうなったら、型を作り直すしか無いのかも。

そうなると、ウン十万円はかかるし、飲み込むのも楽ではない。

今日の処置料は、一連のインプラント治療であることから、無料。


蘇る唄

2012年02月21日 | 日記
由岐さおりの唄が、アメリカやヨーロッパで受けていると、新聞やテレビでの特集。

親元を離れ、大学生活を始めた頃、あの「夜明けのスキャット」が連日深夜放送から流れていた。

何とも言えないあの唄に、冬の夜空のような気持ち良い時をもたらしてくれたことを覚えている。

K-ポップ、J-ポップにも着いて行けない身にとって、安心して聴ける音が蘇ってきたことが嬉しい。

何より、日本語の美しい響きとその意味に、改めて感動する。

手紙を書いても、漢字を忘れ、本を読んでも読めない漢字が多くなる。

読むことと書くことは違っても、そこに音が入ることで世界観が変わる。

そういえば、あの頃、自作自演のフォークソングがあったっけ。

ヘボロマンよ、もう一度。









展覧会情報ーPat展

2012年02月20日 | 展示会
スペイン・Esteponaでの個展の案内メールが、パトリシア・アシュトンさんから届いた。

1996年勤務していた大学のサバティカル(長期研究休暇)でお世話になった、イギリスのホストファミリーである。

彼女は高校の美術教員だったことから、半年間の滞在中、展覧会や骨董市など多く共通の話題を持った。

一度お嬢さんの結婚式に招待され、ホームステイのメイドストーンを訪ねたこともあり、以来メールの交流を続けている。

4,5年前、パートナーのジェイクとスペインに移住し、度ある毎に一度遊びにと誘われている。

今回3月の個展案内には、イギリスの伝統的な水彩画が添付されており、かの地の風景が美しく描かれていた。

すぐにでも行って見たいという衝動にかられたが、この3月は長野と台湾旅行の計画を入れてしまった。

いつか行けると念じていれば、きっと叶うだろう。

Patとかの地での再会を願い、今日はスパニッシュワインで乾杯。