仕事場の掃除

年々狭くなる仕事場、作品を作っては展示し、終わって戻る度に梱包した作品が増えて行く。
あっちからこっちへ、こっちからあっちへと動かしてから必要な物を取り出す。
まるでブロックゲームのような離れ業。
ロンドンで展示した作品が帰って来るとのこと、急遽掃除をしながらそのスペースを空けた。
海外便のため頑丈で大きな木箱に入れた梱包故、今まであった物は他の作品の上に積み重ねた。
仕事を始める前の掃除と、終わった後の掃除、作品も掃除と一緒に片付けることが出来ればと思う。
時間と情熱をかけた作品は、そう簡単に処分は出来ない。
家人からは、作品の処分だけは本人が片づく前に自分でやってと、何度も云われている。
どっちが先か、これが中々難しい。
作品を制作する以上に大変。
しかし、掃除はいつやっても気持ちが良い。


台湾：台北市立美術館-2012