荒井善則展覧会情報

旭川と長野を中心に、作品活動をしています。その中で、展覧会情報をお送りします。

デンマークに想いを寄せて

2017年05月06日 | 日記
北海道立旭川美術館で開催中のデンマーク・デザイン展から、彼の地の事を想い出す。

デンマーク・デザイン展:2017年4月21日(金)〜6月25日(日) 北海道立旭川美術館

半世紀近く前、東海大学工芸短期大学への招聘講師として、デンマークから

トールステン・ヨハンソン氏が来旭した。

デンマークには東海大学ヨーロッパ学術センターがあり、本格的な茶室を備えた

日本文化を紹介する施設。

コペンハーゲンの郊外にあるベドベックは、対岸にスウェーデンを望むことが

出来る住宅地。

学術センター近くに住む彫刻家でありデザイナーのヨハンソン氏、茶室を建設中

に何度も訪れその過程を見て、日本に興味を抱いたという。

二度の来旭から、すっかり馴染みとなり茶会や国内旅行に同行させてもらった。

時折イラスト入りの手紙が届き、中には個展の案内状の返信として、ユーモラスな

ものが描かれていてニンマリする。

コペンハーゲンには調査や学生の引率、日本大使館文化センターの個展等で何度も

訪れたが、再会は叶わなかった。

私にとってデンマークと云えばヨハンソン氏、盲腸で入院していたことから

「ハラキリ」とニックネームで呼ばれ、人懐っこい笑顔を今でも想い出す。