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冬晴れの表現

2024年01月22日 | 社会、読書
年明けに梅の枝下ろしをしたことを和歌に詠みました。

 小春日に梅の古木を切り詰める はしご掛けずに実を摘めるやう 

その後念のために調べていて、小春の意味を誤解していたことに気付きました。
「春では無いけれど春のように穏やかで暖かい日」だと思っていました。
しかし小春は旧暦十月。新暦で十一月下旬から十二月上旬を指すのだそうです。
徒然草(吉田兼好)に
春暮れて後、夏になり、夏果てて、秋の来るにはあらず。春はやがて夏の気を催し、夏より既に秋は通ひ、秋は即ち寒くなり、十月は小春の天気、草も青くなり、梅も蕾みぬ。木の葉の落つるも、先づ落ちて芽ぐむにはあらず、下より萌しつはるに堪へずして落つるなり。

とあり、晩秋から初冬の暖かい日のことだと。
知りませんでした。

では1月5日の様な天気はなんと表現すればいいのでしょう?
調べるうちに冬晴れを表す言葉に行き当たりました。

四つの冬晴れ
 冬日和(ふゆびより):穏やかに晴れている冬の日
 凍晴(いてばれ):凍てつく寒さで快晴の天気
 寒凪(かんなぎ):寒中の風が無く穏やかな天気
 風花(かざはな):晴れているのに小雪が舞う天気

真冬の晴れた日でも多彩に表現できることを知り、歌を詠むときに役立てられそう♪
早速、拙歌を手直ししました。

 冬日和梅の古木を切り詰める はしご掛けずに実を摘めるやう 
コメント
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