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「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・米国だった!

2016年12月01日 | 社会、読書
刺激的なタイトルのこの本は
馬淵睦夫氏の著書の中で私が最初に手に取ったものある。


「反日中韓」を操るのは、じつは同盟国・米国だった!
馬淵睦夫著 ワック 2014年

帯:戦後70年の節目、いまこそ「洗脳史観」を断ち切り、米中韓との歴史戦争に勝つために!
わが国がアジアの大国として蘇るのを阻止した正体は?
そして、国際金融資本(ユダヤ)の目論見は?!

米国の正体を知らずして、歴史の流れを読むことはできない!
第1章 世界史の逆説を見抜く鍵
第2章 金融財閥に発行権を奪われたドル紙幣
第3章 社会主義者に乗っ取られたホワイトハウス
第4章 日本と蒋介石を戦わせて倒すアメリカの戦略
第5章 韓国を使って反日をさせるアメリカ
第6章 グローバリズムに屈しない日本とロシア
ーーーーーーーーーーー

本書では最初に、
グローバリズムの背景にあるのは「ユダヤ思想」であると指摘している。

ユダヤ人は民族として生き残るために世界各国に散らばって住む
「ディアスポラ(=離散)」と呼ばれる生き方を選択した。

「しかし、散らばったユダヤ民族が、各国で国王や政府から迫害を受ける可能性があります。それをさせないために、彼らは国王や政府に金を貸してコントロールする方法を考えつきました。金融による支配です。
 こうしたディアスポラによる国際主義と金融支配が、ユダヤ思想の根幹にあります。もともとは、彼らが自分たちの民族の身を守る安全保障の発想から出てきたものですから、それ自体には問題はありません。ところが、いつの間にか、より確実な安全保障のために、あるいは、より多くの金銭的利益を求めて世界中を自分たちのシステムに変えていこうとする人たちが出てきたのです。
 その考え方が、いま世界各地で問題を引き起こしています。金融至上主義、国境廃止、主権廃止、無国籍化を世界中に求めようとすれば、各国の国民性、民族性、勤労観などと衝突して軋轢が生まれるのは当然のことです。(p18-19)」

馬淵氏は、国と国の関係だけでは世界史・世界の情勢は理解できない、金融の動きに着目すべきと強調する。

「二十世紀は革命と戦争の世紀と言われますが、革命にも戦争にも資金が必要です。巨額の資金を誰がどこから調達したのか。これまでの歴史研究で一番不足していたのはその視点ではないかと思います。(p29)」

日露戦争で日本に戦費を用立てたのがユダヤ人のヤコブ・シフだったことは知っていたが
では何故彼は日本に資金を提供したのか、までは考えたことがなかった。
馬淵氏の結論は、「シフはロマノフ王朝打倒のために日本を利用した」であり
その説明には説得力がある。

超大国アメリカを動かしているのは国際金融資本であってアメリカ国民ではないということが
今回のアメリカ大統領選挙を通してようやく目に見えるようになってきた。
民主主義の体裁を取っている国では世論を味方に付ける必要がある。
そのために潤沢な資金でメディアを操作し世論を誘導するということが
過去もずっとなされてきたわけだ。

その他にも、アメリカ合衆国の中央銀行は民間銀行で
通貨発行権を握っている。
アメリカ政府がドルを発行するときには中央銀行に税金から手数料を支払っているのだと知って
仰け反った。
なんじゃそれはぁ~?  である。

何人かの暗殺されたアメリカ大統領は、皆、通貨発行権に手を付けようとしていたという
背筋が寒くなるような話もあり
大変に中身の濃い一冊である。

そして
「世界は一つ」「国境が無くなれば諍いも無くなる」
「グローバリズムは素晴らしい」等という
甘言に惑わされてはいけないのだと強く思った。
コメント
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