自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

文科省の自爆テロを警戒せよ 新国立競技場計画

2015年07月18日 | 社会、読書
新国立競技場の建設に当たって、以下のようなことを考えた。

1.競技場としての機能を最優先として充実させる。
2.コンサート他の多目的利用は計画から外す。
3.屋根は観客席だけに設置し、グラウンド上は露天とする。これにより芝生の管理を容易にする。
4.陸上競技場の常設サブトラックを設置する。
5.観客席は8万人。
6.基本構造はオーソドックスでシンプルなものにして、外装や内装に和の雰囲気を多く取り入れる。

コンサート利用をいうから開閉式の屋根や芝生を養生する装置が必要になり
設計や建設の費用がかさみ工期が長くなる。
その上、芝の管理や空調などに莫大な維持費が必要になる。
あくまでも国立「競技場」であることに立ち返るのが良いと思う。

ところで、続報で大変興味深い事実が明らかになった。

安倍総理が見直しに動き始めたのが6月2日頃で、
見直しを指示された文科省はかたくなに拒否。
下村大臣を含め、てこでも動かない姿勢を崩さなかったため
とうとう安倍総理は国交省に見直し計画のスケジュール作成を指示したというのだ。

この間、文科省は7月7日には有識者会議で現行計画の了承を取り付け
大成建設との最初の契約を結んでしまった。


無能な人間ほどメンツに拘る。
現に、圧倒的な世論の反対を無視して、内閣総理大臣の指示も無視して
時間切れにより自分達の既定路線で押し切ろうとした実績は
文部科学省という組織の
国益よりも省益、自己保身最優先という
恐ろしい体質を如実に表している。

であれば、本件を今後も文科省に任せることは危険だ。
メンツを潰された恨みで、どんな自爆テロを仕掛けるか分かったものでは無い。
例えば、故意に作業を遅らせる、わざとミスをする、
ザハ氏への違約金を最大限に膨らませて国民の怒りを買うようにする、など。
ザハ氏に対しては、こちらが損害賠償を請求したいくらいだ。
下手に出ることはない。
強力な交渉人を立てて日本国の損害を最小限に抑えるようにすべきである。

有識者会議のメンバーも冷徹に見直して入れ替え
大規模建設に精通した国交省の有能な専門官をチームに加えて
間違いのない体制を組んで事に当たって欲しい。


2015.7.18 09:05 産経Web
【新国立競技場】
見直し決断の内幕(上) 森氏を説得したA4文書 首相「私は現行計画見直す」
 「2019年ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会には間に合いませんが、お許しいただきたい」
 安倍晋三首相は17日午後、首相官邸5階の執務室で、2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会会長の森喜朗元首相にこう頭を下げた。
 それでも不満そうな表情の森氏に首相が示したのが、建設計画を見直した場合の工期などを示した1枚の紙だった。
 「ギリギリ間に合うと、希望的なことを言ってできないとかえってまずいでしょう」
 森氏は、内容に確かめると小さな声で応じた。
 「それじゃ、やむをえませんね」

 首相が示したA4の文書は、国土交通省などが作成したものだった。もう一度、コンペをやり直して半年以内に設計を決定し、20年春に完成させ、五輪には間に合わせるという計画見通しが示されていた。
 首相が工期などの計画見直しを文部科学省に指示したのは6月2日頃だった。総工費や工期など現状計画の変更が可能かどうか検討するよう伝えた。
 「計画の見直しを再検討してみてほしい」
 これに対し、文科省の回答はかたくなだった
 「できません」
 文科省は、国際オリンピック委員会(IOC)での首相演説などを根拠に、建築家ザハ・ハディド氏のデザインは「国際公約」と見なしていた。下村博文文科相も公の場で「既存計画を進める以外ない」と表明していた。
 ただ、12年にデザインを国際公募した際に「1300億円程度」という条件の総工費はふくれ上がり、6月29日の文科省の正式発表では2520億円になっていた。ロンドンなどの過去の開催地に比べても高すぎるとの批判は強まった。
 政府高官は「安全保障関連法案と違い、国立競技場問題では全部のマスコミが批判的だ」と警戒。首相も周辺に「アーチが無駄遣いの象徴のようになっている。世論が持たないかもしれない」と懸念を口にするようになっていた。
 また、安保関連法案の審議を通じ、内閣支持率はじりじり下がっていた。さらに五輪にも建設が間に合わないかもしれないとの情報に、首相が下村氏を呼んでただしたが、下村氏は「努力する」と繰り返すのみ。しびれを切らした首相はついに文科省だけでなく、国交省にもこう指示した。
 「では、私は現行計画を『見直す』。それを前提に検討してほしい」
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

声が届いた! 新国立競技場計画は白紙に

2015年07月18日 | 社会、読書
昨日、安倍総理は新国立競技場建設計画を白紙に戻して見直すと表明した。

ああよかった!

私はこの件について7月13日(月)に、官邸に初メールを送った。
私の周りにはザハ案を良いという人は一人もいないこと、
「ウォシュレットみたい」とまで言われていること
このまま強行すれば国民の支持を失うこと
それによって「日本を取り戻す」ことができなくなったら最悪であること
見直すには安倍総理の決断以外に方法がないこと
が、その内容だった。

青山繁晴氏がかねてから
「官邸はメールを全部読んでいる」と言っていることに背中を押された。
同じようなメールがおそらく多数届いたと思う。

私を含め多くの国民の声が届いたことが、とても嬉しい。

7月17日 産経web
安倍首相、見直し表明「白紙に戻す」
安倍晋三首相は17日午後、2020年東京五輪・パラリンピックのメーンスタジアムとなる新国立競技場の建設計画見直しを正式に表明した。東京五輪組織委員会会長を務める森喜朗元首相と官邸で会談後、記者団に「現在の計画を白紙に戻し、ゼロベースで計画を見直す。そう決断した」と語った。首相は遠藤利明五輪相と下村博文文部科学相に新たな計画づくりに着手するよう指示した。これを受け下村氏は「コンペをやり直す。半年以内にデザインを決める」と述べた。
 新国立競技場の現行計画は「キールアーチ」と呼ばれる2本の巨大な鋼鉄製アーチが屋根を支える特殊な構造。これが総工費を押し上げ、当初計画の2倍近い2520億円に膨らんだことから、批判が強まっていた。首相は計画について「国民、アスリートから大きな批判があった。このままではみんなで祝福できる大会にすることは困難と判断した」と説明。「1カ月ほど前から見直せないか検討してきた」と述べた。
 また、首相は「東京五輪までに間違いなく完成させることができる。残念ながら19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会には間に合わせることができない」と語った。
 森氏は首相との会談に先立ちBS朝日番組収録で巨大なアーチ構造のデザインについて「見直した方がいい。もともとあのスタイルは嫌だった」と指摘した。菅義偉官房長官も17日の記者会見で「デザインそのものが大きな工事費につながっている」と述べ、工費縮減にはデザイン変更が必要だとの認識を示していた。
ーーーーー
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする