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自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

上海万博のPRソング

2010年04月20日 | 暮らし、その他
上海万博のPRソングが、
岡本真夜さんの「そのままの君でいて」の盗作ではないかと問題になっているという。
長女からその話を聞き、ネットで両方の曲を聴いた。

似ているというようなレベルではなく、これは同じ曲だ。
同じ曲を少しだけアレンジしたものとしか聞こえない。

作曲者に問題があるのは言うまでもない。
但し、いつの時代にもどこの国にも、モラルに乏しい人間は必ずいる。
ズルをしてでものし上がりたい、金儲けをしたい。
あるいは精神的に追いつめられて不正に走ってしまうようなこともあるだろう。
それでも、必ず気付かれて超メジャーな場所までは出てこられないのが普通だ。

この曲が、2004年時点で7年も前に発表された曲と酷似していることに気付かずに採用し、
それから6年間も気付かないまま世に出してしまったことが問題だと思う。
審査する人達、その後この曲に関わった人達の能力(知識)不足といってもいい。

仮に「偶然にほとんど同じ曲になった」のだとしても、
審査する側がそのことに気付いていれば、まず採用はあり得ないだろうし、
その後もこの曲に関わった誰か一人でも気付けば、その時点で差し替えになっただろう。
あれだけ巨大な国で優れた人材には事欠かないはずなのに、
きちんと審査することのできる人がそのポジションにいない(いなかった)のかなあと思う。

学術論文において、全く独立に研究していた二人の研究者が同じ新発見をして発表した場合、
先に発表した方が「発見者」となる。

今回のことも同様で、
盗作(普通に聴いてそうとしか思えない)であったら論外だし、
百歩譲って、知らずに酷似した曲を書いたのだとしても、
そのことに気付いた時点でオリジナリティは主張できないはず。

上海万博実行委員会は曲の使用を停止し、
昨日、岡本真夜さんサイドに曲の使用申請をしたとの報道がされた。

盗作疑惑が浮上してからの対応は素早く理にかなったものだと思う。
ただ、この問題は中国国内ではほとんど報道されていないそうだ。
中国という国の国際的な立場を考えれば
潔く、国内に向けても全てをオープンにした方がいいと思うのだが。
コメント
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