旭川での滞在が終わりに近づいた昨年9月初旬、和寒町の南ケ丘公園へドライブしました。時々鳥の囀る声が聞こえる以外はシーンとしていて物音ひとつしません。人っ子一人いない静かな湖畔で絵を描きましたが「こんな素晴らしい風景を独り占めするなんてなんと贅沢なことでしょう。」と思いました。
描き終えて帰る途中、愛別というところで「きのこ祭り」と書かれた幟を見付けました。交番で尋ねるとすぐ近くの森の中でイベントをやってますというので立ち寄ることにしました。絵を描いていた湖畔では人影を見ませんでしたが、きのこ祭りの会場は子供から老人まで大勢の人達で一杯。生のきのこを買いたかったのですがほとんど売り切れでがっかりしました 。
昔札幌に住んでいたころ、車で走り回って北海道の代表的なきのこ 落葉 やボリボリ(ならたけ)をよく採りました。シメジ に似た美味しそうなきのこも採りましたが、念のため保健所で見てもらうと「これは食べられないこともありませんが、お酒と一緒に食べるとアルコールに毒素が溶け出します。」と言われて泣く泣く捨てた思い出もあります。
毒キノコとそうでないのを見分けることもできないくらいですから。
木を描く時いつも手前に来る枝の処理が上手くいかなくて困っています。
すくっ立つ白樺の木が、
画面を引き締めていると思います。
楽しい夏の思い出での一枚ですね。
貴方様の心の豊かさ、優しさが白樺の木を通して私に伝わってきます。