旅の淡彩スケッチ便り

水絵描きと申します。旅と絵を描くことが好きです。国内外を旅行した思い出とともに旅先で描いた絵を載せています。

銀河鉄道の夜

2011年05月14日 | 旅行記

Photo

         (画面上で左クリックすると絵が大きくなります)

昨年来た時は、花巻温泉で前泊してから国道283号線を通って遠野へ向かいました。道は遠野に着く直前にJR釜石線の橋の下を潜ります。絵はその宮守川橋梁 通称めがね橋です。

国鉄の前身、岩手軽便鉄道時代のことですが宮沢賢治がここへ来たことがありました。賢治が手前の芝生に寝転んで通過する列車を見ていると,まるで列車が中空を飛ぶように見えたそうです。このイメ-ジを膨らませて名作「銀河鉄道の夜」ができました。今は夜になるとライトアップされて若者達のデイトスポットになっているとのことです。


最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
私は絵は描きませんが、色使いや筆づかいで遠近感... (shion)
2011-05-14 08:51:09
私は絵は描きませんが、色使いや筆づかいで遠近感、立体感が出るのかしらってとても参考になります。手前の黄緑だけが明るいとか、山際の微妙なうっすらの黄色で空との境目をつけているのかしらとか、その黄色と橋の黄色が似ている、橋の奥と手前の木々は筆のタッチが違うから手前が立体的に迫ってくる、とかとか。全体は同じような色とトーンなのに、統一感がありつつ絵の外に向かう広がりがあり平坦じゃないところがすごいなと思います。絵を描かないのに何の参考にするのかというと、ファッションとかインテリ、です。ありがとうございます。
返信する
手前で座って描かれたんですね! (カズノコ)
2011-05-14 14:19:45
堂々とした「めがね橋」の様子がうかがえます。夜になったら、ライトアップが素晴らしいでしょうね!
返信する
shionさんコメントありがとうございます。 (水絵描き)
2011-05-14 18:01:01
過分のおほめを頂き恐縮です。
貴女から遠近感の話が出ていざ見直してみると遠景が濃すぎる感じがしたので少し薄く描き直しました。橋のア-チに比べて手前の自動車が少し小さすぎるのが気になるのですがそのまま載せています。そんなわけでまだまだ至らないところがあります。
返信する
カズノコさん今晩は。 (水絵描き)
2011-05-14 18:04:31
橋は宮沢賢治が見た当時と同じ所にありますが改修されて形が変わっているそうです。残念ながらライトアップした橋は見ていません。
返信する
こんにちは。 (パープル)
2011-05-15 11:32:03
落ち着いた色使いに絵に深みを感じますね。
しっかり描かれた橋、その下に
広がりがあり、
走っている一台の車に
寂寥を感じます。


返信する
パ-プルさんこんにちは。 (水絵描き)
2011-05-15 18:30:11
行ったのは10月でしたが遠野の秋は早く山の木々は茶色が多くなりはや晩秋の感じでした。
返信する
こんばんは  (shion)
2011-05-15 19:23:45
手直ししていただいたとは恐縮です! 母のスケッチやグループ展、先生の個展など拝見するうちに、いいなって思うのは具体的に何がいいんだろうって無意識に分析する癖がついたようで…。遠景が明るくなった分全体の柔らかさがアップしたように感じます。
絵から物語を起すのも楽しいかも?っていうような創造力を、掻き立てられます。
返信する
遠野の山や森や川などを眺めているとこの風景があ... (水絵描き)
2011-05-16 15:47:26
遠野の山や森や川などを眺めているとこの風景があってこそ数々の民話が生まれてきたのかなと思います。当時とはすっかり変わってきている筈ですが、何となくそんな感じがするのです。
返信する

コメントを投稿