桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・1・31

2014年02月01日 | Weblog
午前中と午後の二回、マンションの管理人のHさんが業者の人と来訪。塗装改修工事をする上で邪魔になっているルーフバルコニーのゴミ廃棄物を処理する方策を練る。結局プレパブ住宅の撤去は無理。それを除外しても15万円位かかるとの見積もり。だったら手作業で少しずつ普通のゴミだしに紛れさせて出していくしかないとの結論を出す。送られてきた季刊「映画芸術」新年号に目を通す。今度の号の目玉は恒例のベストテンワーストテンだけど、この雑誌の特長ともなっている追悼特集では、日活で仕事を始めた頃に知り合った監督の鴨田好史(去年9月26日逝去)と後輩の脚本家中園健司(去年10月逝去)がそこの頁を割いていて、その二人の人懐かしそうな写真が辛い。そういえば明日は先日亡くなった花組芝居の俳優だった水下きよしの通夜に行く。同年配や年下の知人友人が消えていく冬。そして今日で一月も終り。この一カ月に何をしたか日記を読み返してみると、母とハワイ旅行をした以外何もしてなかったことが分かる。本当はここでゾッとするとでも書きたい処だけど、それは自分でも重々予測していたことだから落ち込んだり自己嫌悪になったりはしない。逆にこの一カ月、いや12月も入れれば無為な二カ月の間に心の中で闘ってきた様々な問題に自分なりの結論を出すことが出来て新しいステージに立つ覚悟が固まってきたのだから決して無駄なモラトリアムではなかったと思う。その第一歩が新しい店が入るビルのオーナーとの間に不動産会社を介して賃貸契約書を交わし、二月分からの家賃が発生させたことだ。これでもう引き下がれなくなった。何とか二月末までには店内工事を終わって営業許可を取ってオーフンにこぎ着けなくてはならないし、そうなると必然的に来月は忙しく走り回る月になる。俺の暦では師走は12月ではなくて2月だったのだ。