桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2008・10・22

2008年10月23日 | Weblog
ウチみたいなシアター兼用の飲食店なんてをやっていると、毎日毎日雑用が溜まっていく。イベントスペースだけに限っても、宣伝営業活動の他に、照明に使う電球の予備は近所の電器屋には売ってないから渋谷まで買いにいかなくてならない。マイクホルダーも壊れているので銀座まで買いにいかなくはならない。テーブルのバランスが悪いので直さなくてならない。テーブルクロスが足らないし、汚れている。床のワックス掛けもやってない。イベントの覚書がなくなってしまったので印刷しなくはならない。イベントのフードメニューを変えなくてはいけない等々。でも、それ以外にも日々の料理の買い出しや下拵え、イベントの打ち合わせなどその日その日にやらなくはならないことが優先してしまって、ついつい明日でもいいことは後回しになっていく。でも、先日あまりに換気扇の調子が悪いので自分で掃除しようとしたら、脚立からバランスを失って落ちそうになってしまったもんだから、ここは無理せず業者に頼もうと見積もりを出して貰う。うーん、厨房とバーカウンターもいれると約十万円。ついでにエアコンの清掃もいれると二十万円。年寄り(俺のこと)が無理してやって怪我することを考えれば安いのか?しばし思案。それと今日はもう一つ、後回しにしていた雑用が緊急の用に変身した。来週の火曜日に行われるイベントで、カレーライスを五十人分用意することになっているのだけど、カレールーを作るのはともかく、五十人分のお皿とスプーンがない。慌てて通販のカタログをめくるが、欲しいお皿は届くのに一週間以上かかるとのこと。くそっ、明日合羽橋までいかなくてはならなくなった。前から分かっていたのだし、後回しにしないで数日前に注文しておけば半日無駄にしなくてもよかったのに。つくづく自己嫌悪。でもさ、この種の雑用を手際よく処理して、店へ出れば料理を作って、お客さんの相手をしたり、部屋に帰ればPCでお客さんとのメールのやりとりをしたり日記を書いたり、これこそ後回しになっている出資者に対する経営報告の為のデータ作りをやったり、来年二月の五周年に向けての企画と資金計画の折衝に当たったり、更に自分の食欲を贅沢に満足させるのに時間をとられていたら、いくら時間があっても足りる訳がない。桃井章作家復活シリーズの第二弾なんて、いつになったらできるのやら。