桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・7・10

2005年07月11日 | Weblog
手首の腫れがどんどんひいていく。もう普通の手。久しぶりに料理をちゃんと作る。ご飯を炊いて、鮭を焼いて、サラダと玉子焼きを作って、味噌汁の出汁を鰹節と昆布でちゃんととって……でも、納豆は駄目。左手で器を押さえてかき混ぜることが出来ない。ウーン、糸のひいてない納豆の粒を食べながら、左手のありがたさを思い知った。夕食は母と妹と三人で白金のトンカツ屋さん『大五』へ。ここは去年亡くなった父が死ぬ寸前まで贔屓にした店。ここにいると、父が得意気にあれ食えこれ食えと次々にオーダーする姿が思い出されて来る。父に倣って200グラムのロースカツ、牛サシ二人前、海鮮フライ各種、ニンニクのまる揚げ、オニオンサラダ、枝豆などオーダー。三人でシェアして食べる。いつもはアーティストっぽい妹も今日は昔の妹に戻ってくれたのでホッとする。十時、西麻布のMカフェで女優のKと来年やる芝居の打ち合わせ。どちらかと云うと日本的で幼顔さえ残るKの口からテーマを『広島』にしたいと言われて意外な気がした。三時過ぎ帰宅。念のため、左手に湿布して寝る。