第10回厚生科学審議会医薬品等制度改正検討部会の最終回を傍聴してきました。本来前回の12月16日で終了するはずの部会でしたが、白熱した議論で前回までにまとめきれず今回が最終回となりました。来年の薬事法改正に向けた議論で薬害肝炎検証会議の薬害防止のための第三者監視組織創設や医薬品添付文書の規定、またドラッグラグやデバイスラグ、また再生医療など様々な項目があげられ委員も薬害被害者やがん患者、医学部や薬学部の大学教授、医師会、薬剤師会、製薬業界、医療機器業界など様々な立場から参加しているので意見も多方面から議論されまとめるのはなかなか難しく感じました。国の審議会は官僚が下書きしたシナリオに流されがちですが、今回の審議会を傍聴して大変ではありましたが薬害被害者の意見はかなり検討されたと思います。今後、この部会が報告書にまとめ厚生労働省から薬事法改正案として来年の国会に送られ国会で審議することになると思いますが、厚生労働省から出てくる報告書をチェックしながら国会での審議を見守っていきたいと思います。一つの法律ができるまで、その過程で様々な立場の人々が関わりますが他人事と思わず審議会でも国会の委員会でも傍聴し、また市民として意見を言っていくことも大切だと思います。
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