笑顔の江川

薬害エイズを考える山の手の会のご案内
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世界エイズデーに当事者と一緒にエイズのことを考えました

2011-12-01 23:21:52 | 日記

今日は世界エイズデー。1988年に世界保健機関(WHO)が世界的レベルでエイズ蔓延防止と患者・感染者に対する差別・偏見を解消を図るため12月1日をエイズに関する啓発活動の日と定めました。薬害エイズを考える山の手の会ではこの時期に行われているエイズ学会に参加した山の手のメンバーで薬害エイズ被害当事者に参加しての感想などを話してもらい本日の参加者も一緒になってエイズの問題を話し合いました。学会は学者・研究者の集まりで内容は難しかったとのことですが、学会での研究発表には自分が飲んでいる薬が話されていて薬の副作用のことなどが説明されて勉強になったとのことです。しかし学会で聞いた薬の副作用について担当医から聞かされたことはないとのこと、実際の医療現場の問題点も聞かされました。患者が学会に参加することは珍しくエイズ学会ならではの体験だということですが、実際に参加して製薬企業がいろいろなものを配り飲み物が出たりしてびっくりしたそうです。エイズ学会で注目されているのは予防のことでハンセン病のように隔離政策に似たような、それ以上の感染者を出さないという予防措置に力を入れ予算もそうしたところにつぎ込んでいて、エイズの予算が減っているのも心配であるとのことでした。先進国の中で感染者が増え続けているのは日本だけで、エイジに関して社会は他人事のようです。一人一人が当事者意識を持ってエイズ問題に関わっていくことが大切であると感じました。

今日が新しい参加者もあり、薬学生も参加して熱心に質問していました。山の手の会は小さな会ですが薬害被害当事者も入って参加者と分かち合いながら地道に活動を続けています。来年も当事者の生の声を大切に参加者と一緒に分かち合いながら活動していきたいと思います。

来年最初の薬害エイズを考える山の手の会は1月17日(火)午後7時から飯田橋の東京ボランティア市民活動センター会議室Bです。来年もよろしくお願いいたします。

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