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今年印象に残った本

2011-12-20 21:46:10 | 日記

年末に近づくと新聞紙上では、今年印象に残った本とか各界の人々の書評が多く見うけられます。私が今年印象に残った本は

1、「勝海舟 最期の告白」守部喜雅著・フォレストブック→勝海舟とキリスト教の関係など興味深いことが書かれています。この本に紹介された赤坂教会を見て教会に足を運び牧師さんから勝海舟のことをお聞きしました。

2、「渋沢栄一の「論語講義」」渋沢栄一著・守屋淳編訳・平凡社新書→論語を渋沢栄一が講義したもので、具体的に明治初期の人物を照らしながら面白く解説しています。西郷隆盛、大隈重信や近藤勇なども登場します。今年、渋沢栄一に関するセミナーに参加していろいろなことを学びました。

3、「困っているひと」大野更紗著・ポプラ社→自己免疫系の難病に罹った若い女子の闘病記で今年のベストセラーになりました。友人からの紹介で読みましたが、生死をさまよう闘病体験も若い女の子らしくユニークに描いていますが、私が特に印象に残ったのは、著者が大学時代に体験したアジアの難民支援という他者支援と自ら難病にかかり支援されることの難しさを体験したこと、そしてその体験を通して感じた世界のこと日本社会のことを描いていることです。ユニークな文章の中に気づかされることが多くありました。

4、「変えてゆく勇気ー「性同一性障害」の私から」上川あや著・岩波新書→性同一性障害に悩み生きづらい社会にひっそり生きていた男性から女性としてカミングアウトして区議会議員となり生きづらい社会を変えてゆこうと活動を続けた奮闘記。多様性社会の中でマイノリティを受け入れ分かち合って生きやすい社会へ変えてゆくことの勇気を学びました。

素敵な本に出会い実りの多い一年でした。感謝!

コメント
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