厚生労働省の医薬品等制度改正検討部会も大詰めいきています。本日は第9回目で月一回のペースで行われてきた会議の最終回でしたが、終わらず次回12月26日(月)という年末の押し迫った日にちまで延びました。会議の傍聴に参加してそれだけ議論が白熱していることを感じています。だいたい国の審議会はあらかじめ官僚がつくったペーパーなどをもとに専門家が議論しますが、官僚の筋書き通りに進んで予定通り終わります。しかし今回の医薬品等制度改正検討部会は、もともと出発点が薬害肝炎事件の検討会議で提言させたものを受けて薬害被害者やがん患者さんも委員として入りそれぞれ立場の立場から白熱した議論が交わされてきました。本来議論はこうあるべきだと思います。一般の傍聴者も多く関心の度合いを示していますが、まだまだ業界団体や当事者で一般市民にいまひとつ関心が薄いようです。来年の国会には薬事法改正案がだされ、薬害防止のための第三者監視組織など重要な項目が検討されています。他人事ではなく当事者意識を持って薬事法改正の動きを見ていきたいと思います。
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