緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

札幌での緩和ケア普及街頭イベント

2017年02月05日 | 医療

平成28年度厚生労働省委託事業
日本緩和医療学会緩和ケア普及・啓発活動
別名、オレンジバルーンプロジェクト(OBP)として
札幌街頭イベントが
サッポロファクトリーで開催されました。

「緩和ケアがあたりまえの社会になるために」、
事務局の方々、委員会の皆様が
準備され、企画され、博報堂さんとともに、
開催チームで運営されました。

道内の患者会の方のミニブース、
道内のがん診療拠点病院の紹介コーナー、
古い緩和ケアから、現在の緩和ケアへのパネル展示。
レクチャーエリアとスタッフと市民の方々とのテーブルと椅子。

多くの方(1000名越え?)の来場があり、
20分のレクチャータイムと
その間を繋ぐ、トーク、
会場の中では、来場された市民の方の質問に
委員の皆様がオレンジのジャケットと着て、
温かにお答えされていました。

イベントというと、
伝えることがメインという印象があるのですが、
双方からの対話が生まれていて、
同じ参加者でありながら、
とても、心が熱くなりました。



会場は中央が吹き抜けになった
アトリウムになっていて、
イベントは1階だったのですが、
上の方の階に上がってみました。

そこには、目立たないところで、
人知れず、メモを取っている方の姿が
複数ありました。

話したくない方もいらっしゃるでしょう。
対話がある一方で、
それぞれの方にとって、
心地よい情報の提供となっていて、
ちょっと、目頭が熱くなってきました。




ゆっくりですが、確実に市民の方に届いているように思います。

学会の委託事業委員会の皆様の日々のがんばりに、
参加させて頂き、本当にありがたい一日でした。

札幌では、明日から大通公園では
雪まつりの雪像が公開されます。

雪を見るたびに、ずっと今日の事を思いだすだろうなあと思っています。


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