緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

ホワエグはアメリカ外圧?

2007年01月08日 | 社会時事

一定条件下で会社員の残業代をゼロにする「ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入・・
紙上をにぎわしていますが、ホワエグ・・いわゆるこれ、賃金のパケット制。

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残業代ゼロ 首相「少子化対策にも必要」
朝日新聞。

ちょっと待って・・・
いわゆるホワエグ
背後にまたまたアメリカの圧力??
下記、The American Chamber of Commerce in Japan(ACCJ:在日米国商工会議所)から出された意見書を読んでみてください。

残業代が認められていれば、人件費が読めない等煩雑さがあり
ホワエグ導入により、アメリカ市場参入が容易になるため、この外圧
またか~って感じです。

下記を読み進めていくと
「労使協定の締結や労使委員会の決議を義務付けるべきではない」
と、この意見書はご丁寧に政府にサジェスチョンしてくれています。
ん、んん・・ということは労働組合はいらないということ?

で、こうした資本戦略を、少子化対策へと議論の迂回を行っています・・・
少子化対策のための長時間労働の是正と成果主義におけるホワエグは分けて議論されるべきです。

それはそうと、この意見書を読むと、医師などの専門職もこの対象となっています。
そもそも、当直は労働ではないと扱われてきました。
医師の病院立ち去りはますます拍車がかかることになりそうです。


(参考資料)
本文には英文訳文ともに添付されています
在日米国商工会議所意見書
労働時間法制の見直しおよび自律的な労働時間制度の創設を

Recommendations
The American Chamber of Commerce in Japan (ACCJ) urges the Ministry of Health, Labor and Welfare (MHLW) to modernize the current work-hour regulations to better reflect the changing social and economic environment, including Japan’s evolution into a services-oriented, knowledge-based economy and the diversification of the Japanese workforce.

提言
在日米国商工会議所(ACCJ)は厚生労働省に対し、現行の労働時間法制を見直し、サービス業の台頭、知識集約型経済への移行および就業形態の多様化等社会経済環境の変化に対応した制度の創設を要請する。
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1 コメント

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services-oriented (economy) (Your Fan)
2007-01-08 23:01:16
サービス指向型(経済)
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