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緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

マジンドール

2008年01月11日 | 医療

リタリンに続いて、マジンドールってニュースになっていますね。

名前からして怪しい・・・

マジンドールはアンフェタミンに似た構造をしているので
まあ・・覚醒剤といってもよい薬剤です。
向精神薬です。
セロトニンなどの神経再取り込み抑制作用・・
抗うつ薬に似ています。
そして、視床下部の摂食中枢に働きかけて食欲低下をもたらします。
で・・高度の肥満に対し、食欲低下をもたらすということで
保険適応がありました。

高度の肥満とは、肥満度+70%以上またはBMI35以上です。
ちなみに
肥満度(%)=(実体重-標準体重)/標準体重×100
BMI(Body Mass Index)=体重(kg)/身長(m)2

これをいいことに、痩せ願望の人に
自由診療で、処方箋を安易に渡した医療機関・・
エステ(医師がいた?)があったのだそうです。
逮捕されましたけれど。
ニュース
薬価は212.5円ですが
実際には、3倍から5倍の価格だったとか。

で、なぜ、こんなことを記事にしたかというと
リタリンもマジンドールも同じ製薬メーカーさんだったのです。
あららら・・って思いました。

創薬の方々に聞くと
L体、D体などを考慮して
依存を作りやすい覚醒剤の中でも
薬剤として安全になるように
専門的に工夫されている薬剤なのだそうです。
多分、その製薬メーカーさんには
中枢作動薬を上手に開発する方が
いらっしゃったのでしょうね。

安全に開発しても
使い手が問題でした・・

そのメーカーさん怪しい使い方ばかりされて
リタリンにマジンドールに
大変だろうなあって・・思います。



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1 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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マジンドールお前もか! (itopie)
2008-01-14 05:09:15
初めまして、itopieと申します。
安易な処方により依存性が社会問題化した向精神薬「リタリン」は「10%キシロカイン」同様、緩和医療に欠かせない薬剤でした。社会問題化を受けリタリンの処方での監視が強化される方向にあり、緩和医療(モルヒネによる日中の眠気や倦怠感)でリタリンを処方する事が難しくなっています。
厚労省は、終末期がん患者等のリタリンの投与について関係学会等が薬事法に基づくいわゆる医師主導治験の実施を検討しているのでそれまで待てと言う事なのでしょうが、治験ということになると使用できる患者も限られ、また申請を行い適応症を取得するまでには相当な時間がかかります。製造販売元のN社さんどうぞ1日も早く適応取得のために御尽力下さい 
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