緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

一般の方から、副作用、薬害報告を行うことができます。

2012年04月22日 | 医療

一般の方から、
医療に関連した
副作用報告を行うことができるようになったことは
ごぞんじでしょうか。

今まで、副作用は、
医療者から国に報告することが原則となっていました。

薬害肝炎のことで、
このような通達がだされました。



厚生労働省医薬食品局安全対策課長名で各都道府県等衛生主幹部(局)長宛
薬食安発0326第1号平成24年3月26日
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T120411I0010.pdf

これを受けて、
医療者が副作用報告を挙げる機構へ
オンラインで一般の方から
副作用報告を行うことの試行が開始されました。




独立行政法人 医薬品医療機器総合機構
医薬品医療機器総合機構 安全第一部 安全性情報課

一般の方向け
患者副作用報告

オンラインで医薬品による副作用報告をすることができます。
http://www.info.pmda.go.jp/fukusayou_houkoku/fukusayou_houkoku_attention.html


薬の副作用で治療を受けている方は、健康被害救済制度が受けられます。
http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/ldp.html





実は、私自身、この制度が開始されたことは知りませんでした。
このブログを通して、頂いたあるコメントから、
少し調べてみたところ、
このページに行きつきました。

このような公的場であり、
個人情報はしっかりと守られた場に
報告をしていっていただければと思います。
できれば、同じ治療で同じような副反応を受けていらっしゃる方に連絡を取られ、
複数の声にして頂けるとよいと思います。

最近では、ある石鹸による小麦アレルギーが
複数の方々に認められたことで
商品は回収となっています。

医薬品医療機器総合機構は
国の医薬品や医療機器を認可したり、
副作用の発生にはイエローレターを発行したり
厚労省と近い関係で働いている機構です。
インフルエンザの問診票にも
副作用が出たとき、
救済措置を受けられると記載があると思いますが、
そこにもこの機構の名称が記載されています。


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2 コメント

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有益な情報ありがとう (うさちゃん)
2012-04-25 17:25:45
役に立つ情報をありがとうございます。
返信する
うさちゃん (aruga)
2012-04-30 20:00:50
お役に立てていただけたとしたら、調べた甲斐がありました。
こちらこそ、ありがとうございます。
返信する

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