江戸前ネギ巻き寿司

オタク一匹の日常を綴る。
※各種作品のネタバレを含みます。
※最近は多肉植物・サボテンの観察日記的な要素も。

とある魔術のインデックス。

2007年01月28日 17時39分21秒 | ラノベ
 ども、今朝はプリキュアの最終回を観ながら泣いていた江戸です。ハッピーエンドで良かったよぉ……・゜・(つД`)・゜・。


 今日は『とある魔術の禁書目録』の1巻を読んだのでその感想。私はあまり小説を読み込むタイプではないので、ざっと読んで感じた印象を元にして書いています。なので、他の方とはとらえ方が違う部分もあろうかとは思いますが、その辺はご容赦を。

     
     とある魔術の禁書目録(鎌池和馬)

 まず、何処かのサイトでこの作品とネギま!の相似点を語られていたのを見かけた事がありますが、実際に読んでみると確かに設定の要素が被っている所がありますね。ざっと挙げてみると「魔法」、「無効化能力」、「学園都市」、「子ども(に見える)先生」、「服が分解されて脱げる」等々。
 まあ、これらは他の作品でもよく使われている要素ですから、ネギま!に影響を受けているというよりも、いろんな作品から影響を受けていると言った方がおそらく正しいように思います。仮にネギま!からの影響があったのだとしても、それをあまり感じさせないので、要素をうまく料理しているのではないでしょうか。
 つか、あるキャラが某エロゲーのキャラに物凄く似ているような気がしてならないのですが、確証がある訳じゃないので言及は避けましょう……(;´Д`)。

 文章の方は多少慣れが必要ですかね。例えばセリフと描写の文が改行によって区別がされていない部分があるので、そこは分けてくれた方が読みやすいと個人的には思いました。あと、セリフ中の句読点が邪魔だと感じる部分もいくつか。「……、」とか。そこに「、」はいらないと思うんだよなぁ。まあ、個性と言えば個性ですが、気になる人には気になるかも。
 でも、描写については「何を書いているのか分からない」という所はほとんど無いので、総合的には読みやすい文章だとは思います。

 次にストーリー等についてですが、多少強引に感じる部分がありますかね。特に主人公である上条当麻の行動とか。いくら正義感が強くても、出会ったばかりの少女に対して命を懸ける事に迷いがなさすぎる気がします。まあ、そういう性格だと言われればそれまでですけど、それならば「何故そういう性格になったのか」という背景が気になりますね。その辺は続巻で語られているのでしょうか?
 あと、当麻が科学知識に詳しすぎるのも気になる。よくそんなに薬品の名前とかポンポン出てくるなぁ。少なくとも私には無理。だから、その辺も不自然に感じてしまうんですよね。それとも、何処かに「学力が突出して良い」という描写がありましたっけ? 少なくとも英語は超苦手みたいですが……。
 でも、エピローグでの例のアレは「そんな強引な……」と思わせておいて完全に意表を突く仕掛けがなされていたので、その点は上手いと思いました。今までの強引な部分もこれの前振りなのかとさえ思いましたよ。

 あと、今回は冒頭で登場した御坂美琴の存在が活かし切れていないのがちょっと不満。しかし、そこが不満であるのと同時に「続巻でどう活躍するのか?」という期待にもなっています。どうやら彼女は『電撃大王』で連載される外伝の主役でもあるようですし、続刊共々読んでその活躍を確認したいと思います。
 ええ、なんだかんだ言いつつも続刊買いますよ。色々と作者の技量不足を感じる内容でしたが、それでもそれなりに面白かったし、これから面白くなりそうな要素も沢山ありましたし。『電撃大王』と『ガンガン』での漫画版の連載もかなり楽しみになってきました。

 ところで、インデックスのセリフが何故か折笠富美子の声で脳内再生される。そんなに頻繁に言っている訳ではないのだけど、セリフの語尾に「~かな」と付くのが、『ぱにぽにだっしゅ!』の姫子を連想させたのだろうか……。


 じゃ、今日はここまで。
コメント (6)
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