プロメテウスの政治経済コラム

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南北首脳会談に合わせ国連安保理に緊急会議を要請した米国 韓国文在寅大統領はどこまで頑張れるか

2018-09-17 17:53:13 | 政治経済

平壌で南北首脳会談が開催されるのを前に、米国は北朝鮮に対する制裁の現状に関する話し合いのため国連安保理に緊急会議の招集を求めた。南北首脳会談が開催される直前になって米国では政府や議会、メディアに識者らも加わって口裏合わせでもしたかのように非核化に向けた制裁の重要性を訴えはじめた。制裁破りを遮断するため米国は、韓国、日本、オーストラリアなどの同盟国と協力し、引き続き海上での監視を強化する計画だ(http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2018/09/17/2018091700736.html)。

誰れもが考えることであるが、米帝国主義の支配層にとって朝鮮半島の冷戦構造維持には核心的利益がある。しかし、「戦略的忍耐」をいつまで続けてもコスト負担ばかりで埒が明かない、オバマは嫌いだということで、商売人のトランプ大統領は、局面打開に舵を切ったが、米帝国主義の支配層にとっては面白くない。

一方、朝鮮半島から武力衝突の危険と戦争の恐怖を完全に取り除き、この地を核兵器も、核の脅威もない平和の土台にしたいというのが、南北朝鮮人民の共通の本来の願いであるが、これまで米帝国主義と周辺大国の思惑でこの民族自決の願いが阻まれ続けてきた。韓国内の傀儡勢力も北との融和に反対してきた。

「 板門店宣言の履行成果の点検および今後の推進方向を確認し、朝鮮半島の恒久的平和定着と共同繁栄に向けた問題、特に朝鮮半島の非核化に向けた実践的な方策について協議する」予定の18~20日の南北首脳会談が帝国主義諸国の妨害を撥ね退け成果をあげることができるか韓国文在寅大統領と金正恩委員長の頑張りを期待したい。





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