プロメテウスの政治経済コラム

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慰安婦像撤去を巡り女性団体など相次ぎ批判  比政府から「事前に通知」と日本大使館

2018-04-29 19:06:39 | 政治経済

http://www.manila-shimbun.com/category/society/news237395.html

首都圏マニラ市の遊歩道に建つ慰安婦像が撤去された問題で、フィリピン人元慰安婦の支援団体や女性団体などは28日、撤去を強く非難、各方面に波紋が広がっている。日本大使館関係者は「比政府から事前に連絡があった」と述べ、撤去が政府当局の判断で行われたとの見解を示した。日本政府は慰安婦像について「遺憾の意」を繰り返し伝えており、比政府が日本の意向に配慮した形となった。

応政府側(公共事業道路省(DPWH))は、慰安婦像を含む同通り沿いの銅像3体を「洪水対策工事のため撤去した」と説明している。撤去時に現場にいた別の建設作業員は、撤去は午後8時ごろ行われ「銅像や碑などは傷付けられずに撤去され、トラックでパサイ市の方向に運ばれていった。台座は壊された」と証言している。

 像撤去について女性政党ガブリエラなどは28日、相次いで抗議声明を発表。サルバドール事務局長は「慰安婦像は第2次世界大戦中に日本が比人女性に対し行った残虐行為、人権侵害を次世代に語り継ぐものだった」とし、撤去は「戦争の歴史修正」であり「日本占領下で性奴隷とされた比人女性の尊厳を傷付けるもの」と強く批判した。

私の30年前の比国駐在経験から言うと比国人は誇りたかく政治意識も高いが、経済的利益にはめっぽう弱いところもある。米軍の駐留には、日本とちがってきちっと地代を請求する国である。 


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