プロメテウスの政治経済コラム

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金委員長「完全な非核化・トランプ大統領との会談」への強い意志示す

2019-01-03 18:17:25 | 政治経済

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が1日、新年の辞で「完全な非核化」への確固たる意志を強調し、朝米首脳会談に臨む意向を明らかにした。ただし、米国が一方的な非核化を強要し、制裁・圧迫を維持すれば、「新たな道」を模索する可能性もあるとして、米国に対する“控えめな警告”も付け加えた(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/32452.html)。

1日、金正恩委員長の新年の辞は、形式面でも破格だった。金委員長はこの日、朝鮮労働党中央委員会本部庁舎の執務室の1人用ソファに座り、紺の背広に青灰色のネクタイ姿で30分間にわたり新年の辞を発表した。壇上に上がり演説のように発表した例年の新年の辞とは異なる姿だった。この日の新年の辞の破格的形式に対して、元高位当局者は「洗練された正常国家のイメージを強調しようとしたもの」と解釈した(http://japan.hani.co.kr/arti/politics/32447.html)。

昨年の6・12米朝共同声明に関し、「両国間の新しい関係を樹立し、朝鮮半島に恒久的で堅固な平和体制を構築して、完全な非核化に進むことは、わが党と共和国政府の不変の立場であり、私の確固たる意志」だと強調した。北朝鮮の核武力・核抑止力は「民族自主権の守護と平和繁栄の堅固な担保」であって、他国を侵略したり、脅威を与える目的ではない。自主権と平和繁栄の体制が保証されるなら、本来、保有する必要のないものである。

北朝鮮の非核化意志を疑う声をしばしば耳にするが、アメリカ帝国主義が北朝鮮を敵視し、武力で恫喝するのをやめれば、非核化の意志は固い。金三代目の金正恩国務委員長に与えられた使命は、先代からの3大遺訓①自主的平和統一②朝鮮半島の非核化③社会主義経済強国の建設を何としても成し遂げることである。この使命達成は、我々が想像する以上に、金委員長にとっては絶対的な命令なのだ。


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